MT車がほぼ絶滅危惧種となり、運転のつまらないハイブリッド車やミニバンばかりの日本の自動車業界ですが、「運転は退屈で出来るだけしたくない」と考える米国の後を追って、日本でも完全自動運転車の開発を急がせるそうです。
経産省、完全自動運転車の目標前倒し
経済産業省は13日、人工知能(AI)などを活用する「第4次産業革命」の実現に向けた産業構造審議会の官民会合を開き、人が運転に関与しない完全自動運転の販売開始を2025年としている目標を前倒しする方針を明らかにした。
会合では、完全自動運転車の市販に先立って、専用レーンでバスを自動運行させるなど、限られた地域での実用化を20年より前に始めるとし、法制度の整備などを急ぐなどの案が示された。
世界的に自動運転車の開発競争が激化している現状を踏まえ、IT関連企業の幹部などの委員からは「グーグルやアップルに比べて、すでに周回遅れになっている」と、さらなる前倒しを求める意見が相次いだ。
世耕弘成経産相は、「日本の強い点、弱い点を踏まえて、どう勝っていくか徹底して検討したい。実現までの行程をしっかり議論し、数値目標を作っていきたい」と述べた。
経産省は4月にまとめた次世代産業に関する「新産業構造ビジョン」を受け、自動運転・健康・ものづくり・暮らしの4分野について、国の成長戦略の具体策を盛り込んだ工程表を来春をめどに取りまとめる。
世論操作担当の「チーム世耕」の世耕弘成
世耕弘成経産相と言えば、「チーム世耕」として自民党ネットサポーターズクラブを発展させた男ですね。
さて、この悪魔の洗脳チーム「チーム世耕」が、2010年に「自民党ネットサポーターズクラブ」に発展拡大していたことをご存知でしょうか。
会員資格は日本国籍を有する18歳以上の男女で、簡単な登録を済ませれば会員証が送られてきて、晴れて売国運動に参加できるというわけです。
規約の中の「活動内容」に、
「自由民主党のパンフレット・ビラの配布およびポスティング活動」
「インターネット等を活用した各種広報活動・情報収集活動・会員相互の交流活動」
という説明書きがあります。「各種広報活動・情報収集活動」…ふむふむ
要するに、今までどおり、2のつく巨大掲示板や、その他の掲示板、ツイッターやフェイスブックなどのSNS、自民党の議員を無条件にマンセーする得体の知れないブログの掲示板に、「サクラ」となって、ちょうちんコメントを精力的に書き込むことを「各種広報活動・情報収集活動」と言っているわけです。
元経済企画庁長官だった祖父、元自治大臣だった伯父、近畿大学
第3代理事長だった父を持ち、早稲田大学を卒業後NTTに10年余り
勤務しています。伯父の死去に伴って政界入りしたわけですが、電通とのつながりは
NTT時代からあり、政界進出により更に深くなっていきます。その後、自民党幹事長補佐の時に悪名高い暗躍組織「チーム世耕」を
作るわけですね。自民党公認の工作組織の誕生です。
自動運転化を進める目的は?
彼のような狡猾な男が自動運転化を勧めるからには、何か裏があると考えるのが自然です。
例えば、自動運転化された車は外部からのハッキング(クラッキング)によって乗っ取りがしやすいのではないでしょうか?以下は2014年の日経新聞の記事です。
実際に市販されている車の制御システムに外部から侵入を試みたのは、情報セキュリティーに詳しい米国のチャーリー・ミラー氏とクリストファー・バラセク氏。
両氏は、車が前方の障害物をセンサーで感知すると、衝突を回避するため自動的に停止する機能を遠隔操作で妨害する実験を紹介。路上に積み上げられた段ボール箱の手前で停止するはずの車が、スピードを緩めないまま突っ込む映像が映し出されると会場から驚きの声が上がった。
両氏は「車の性能が高度になるほど、安全の問題も増える」と警鐘を鳴らした。サイバー問題の専門家は自動車業界で広く採用されているアクセルやブレーキ、エンジン回転数などの情報を伝える車内の回線は「不正な侵入を想定していない古い技術だ」と指摘する。
本格的な無線機能を搭載した車種の登場や、ハンドル操作なしで自動的に駐車できるような技術が進歩していることも、リスクを高める要因になっているという。
今ですらバイワイヤ(電子信号によってアクセル・ブレーキなどを制御する方法)による制御になっている車が多く、ファイヤーウォールなんて概念すらない車のECUを乗っ取ってしまえば遠隔操作が可能な状態ですが、自動運転化された車ではクラッキングに対するリスクがさらに跳ね上がります。
しかも、悪意のある第三者ではなく、メーカーをコントロール出来る政府や司法当局が実行犯になった場合、今後仮にメーカーが「ファイヤーウォールを搭載しました!」と言った所で、最初から仕込まれているバックドアを使われたらひとたまりもありません。
ポケモンgoやWindows10を使って国民の行動・思考などを監視し、政府や支配者層にとって都合の悪い人間がいれば、その人が乗る自動運転車を乗っ取って事故を起こすだけで簡単に葬る事が出来ます。
遠隔操作するとログが残る?それを調べるのは、警察なのですから、警察が実行犯だった場合には「運転者の誤操作だった可能性が高い」とか発表して終わりではないでしょうか?
自動運転の何が楽しいのか?
運転する楽しさを知らない若者が増え、街にはハイブリット車とミニバンが溢れ返っています。


ハイブリッド車やミニバンを購入する層は、完全自動運転車が廉価になってきたら喜んで飛び付くでしょう。「一番燃費の良い運転パターンで運転してくれるんだ!」「音楽ガンガンかけながらうたた寝してても走れるんだぜ!?」とか言いながら、自分と同乗者の生命を預かる責任を機械任せにしてしまうのです。
経済的に見ても、自動運転車両を購入するのは北米と日本くらいしかなく、MT比率が未だに8割もある欧州ではいくらも売れないでしょう。発展途上国に売り込む?交通インフラが未熟で歩行者や自転車の多い途上国に自動運転車両が走れる環境などありません。
AI技術を進めようという戦略には、もっと気持ちの悪くなるような「人工知能による総監視社会の樹立」というような裏が隠れているかもしれませんね。
コメント
車を仕方なく、無思慮に運転するドライバーが多い現状を見れば「自動にしてしまえ」とも考えたくなりますが、それにより無責任無思慮な人間が増加する恐れもありますね。
何より、監視管理社会への一手でもあるでしょう。安全の為という化けの皮はありますが、商売の為に動くメーカーをどこまで信じたものか、利権や私腹の為にしか動かない政府をどうして信じたものか。
どうも車と社会に関するところはヨーロッパの方が正しいようですね。
ヨーロッパは教会と貴族が「神の名の下に」庶民を虐殺しまくる「暗黒の中世」を経て、自力で民主化した過去があるので基本的に権力者を信用していません。階級社会で労働者階級とは奴隷階級でしかない事もよく知っていますので、給与が出ないのであれば労働時間外に働くなんて論外だと考えている者が多いですし、自分達が勝ち取った結果である有給制度などは最大限利用します。有給消化率も非常に高いですよね。
バスやタクシーなどの営業車と、行楽地に出かける一般車両が同じタイミングで信号のない交差点に差し掛かった時なども、一般車両優先という感覚が色濃いようです。労働中の者よりも、労働を終えて自分の時間を楽しんでいる者の邪魔をしてはいけないという発想らしいです。ニホンだとこれが逆になって「こっちは仕事なんだから一般車両が譲れや!」みたいな発想になるらしく、そのあたりが煽ったり幅寄せしてくるトラックや、自由過ぎて行動の読めないタクシーの暴挙などに繋がります。
社会制度についても、社会保障などは欧州の方が進んでいますが、EUという社会実験は庶民にとっては弊害の方が大きいでしょう。自国の通貨発行権を中央銀行に譲り渡してしまったが故にギリシャはデフォルトに陥り、スペインあたりでも若年層の失業率がヤバイ数字になっています。イギリスがポンドを止めず、ブレグジットへと進んでいったのも、EUという社会実験が失敗に終わりつつあることを物語っているでしょう。
ニホンの戦後は従米路線を維持しつつも、それなりに国内産業を保護して内需の拡大に努めてきました。CIAの資金提供で作られた自民党に期待するだけ無駄ですが、それでもまだ経世会の人々などは国内産業の維持など国民の利益に繋がる政策も採ってきました。小泉竹中以降は清和会の天下であり、安倍政権に至っては北朝鮮の金王朝と大差ありません。北朝鮮だって名称だけ見れば朝鮮「民主主義」人民共和国なんですが、どこにも民主主義も共和制もありませんね。
ニホンとアメリカは、一部の超富裕層が圧倒的多数の貧困層を支配する共産主義国家へと進んでいます。少数が多数を管理したければ、監視網の構築とビッグデータの活用が不可欠であり、自動車の完全自動化あたりはその一環と言えるでしょう。そのうち高速道は基本的に自動運転という話が出て、スマートETCやらスマートハイウェイなんて単語が登場し始めるのではないでしょうか…
政府に都合の悪い人間が自動運転車に乗ったら不思議に事故→不幸な事故だが技術の発展の為には犠牲も必要 みたいな展開にならないといいんですけどね…