年末恒例のRO(逆浸透膜)浄水器フィルター交換

年末なので大掃除をしました。

私は政府や権力の発表をまるで信じないタイプの人間ですので、フクシマインパクトによって放射性物質がばら撒かれた以上、関東・東北の水源地は汚染され、水道水にも微量の放射性物質が含まれているものと考えています。

放射性物質を無視したとしても(無視できませんが)水道水の残留塩素が身体に良いとはとても思えません。

人間の身体の70%は水分ですので、綺麗な水を手に入れようと考えた時に、一番維持費が安くてコストパフォーマンスが高いと判断して導入したのがRO(逆浸透膜)浄水器です。

RO浄水器についての別記事はこちら

安価に「ほぼ安全な水」を手に入れる唯一の方法[子供を守ろう]

この浄水器は、RD-106Pというモデルで、米国では米国内送料無料で$218で販売しています。アホノミクスのせいで円安になっていますが本来なら2.5万円程度で買える商品なんですね。

逆浸透膜の原理については以下のサイトがわかりやすいです。

http://paolaria-blog.seesaa.net/category/10331044-1.html

RD-106Pの場合、フィルターやポンプ類は以下の順番で接続されています。

  1. 水道管(原水)
  2. セディメントフィルター(堆積物フィルター)
  3. 活性炭フィルター
  4. 活性炭フィルター
  5. 加圧ポンプ
  6. メンブレンフィルター(逆浸透膜フィルター)
  7. 活性炭フィルター
  8. 貯水タンク
  9. DIフィルター(イオン交換樹脂フィルター)
  10. 蛇口

6.のメンブレンフィルターを通過した時点で、不純物の除去率は97%~99%にもなります。

私が住んでいる東京都の水道水の不純物濃度は、大体120~150ppm程度です。この数値は下流に行くほど高く、浄水場から遠いほど高くなります。

今日の水道水の数値は134ppmでした

この水を6.のメンブレンフィルターまで通すと、大体3ppm~5ppmくらいの水になります。

山奥の水源地近くの清流が30~50ppmと言われていますので、これでも十分綺麗な水で超軟水と呼べますが、どうせやるなら徹底したいので、9.のDIフィルター(イオン交換樹脂フィルター)のあるモデルを購入しました。

DIフィルターは高除去率で、いきなりこれを通すだけでもかなり綺麗な水になるのですが、それだとあっという間にイオン交換樹脂が劣化してしまいます。

そこで、3ppm~5ppmまで綺麗ななった水の最終処理としてDIフィルターを通す事によって、約1年間は0ppm~1ppm程度の純水が作れます。

ここまでやれば、素人に出来る事はもうありません。

水素の放射性同位体であるトリチウム(H3)だけはRO浄水器でも除去できません。トリチウムを除去する技術自体は存在するようですが、およそ素人レベルで導入できるものではありません。

「そこまで気にする必要はない」と考えている人は、政府を信じて食べて応援でもしていれば良いと思いますが、

「台所のシンク下が塞がれるのは嫌だ」「導入コストが高そう」「うちは賃貸だから…」というような言い訳に囚われている方は、もう一度熟考される事をお勧めします。子どもがいる方は特に、です。

繰り返しになりますが、人間の身体の70%は水分です。

飲料水だけでなく食物からも水分を摂取しますが、炊飯・味噌汁・煮物・カレーやシチューなど、炊事の際に水を使う場面は決して少なくありません。

ちょっと気にしている家庭にはウォーターサーバーがある家も珍しくありませんが、ウォーターサーバーの水でお米を研いで捨てられますか?

試算してみればよくわかります。

毎日10Lの水を使用した場合の比較

A社のウォーターサーバー

(12Lで\1,280)

ミネラルウォーター

(2Lで\100のもの)

RO浄水器

(フィルター代は年\6,000)

1ヶ月:\32,000

1年:\384,000

10年:\3,840,000

1ヶ月:\15,000

1年:\180,000

10年:\1,800,000

1ヶ月:\500

1年:\6,400

10年:\60,000

RO浄水器の導入コストは、米国からの輸送費や工具代を入れてかなり高めに見積もっても5万円くらいです。

国内の業者に頼んで設置してもらっても10万円あれば何とかなります。

よく使うものなら、初期コストなどあっという間に回収できてしまうことをわかるのではないでしょうか?

実際には、ウォーターサーバーのある家庭では、たまに水を飲む時くらいしかサーバーの水を使わず、月2~4本くらいしか購入しないかもしれませんが、それでも月に2,500円~5,000円程度は掛かってしまうでしょう。

やはり、コストパフォーマンスと、自分の目で0ppmを確かめられるというメリットを考えれば、RO浄水器を導入した方が良いでしょう。

デメリットは「シンク下のスペースを浄水器&タンクで占有される」ということだけです。

嫁には嫌な顔をされましたが、「子どもと鍋置き場のどちらが重要か?」など考えるまでもありません

分譲住宅の場合はシンクに穴を開けて蛇口を設置してしまえばラクチンです。うちはそうしています。

賃貸の場合は、ちょっと工夫してハンディタイプの蛇口を自作すればシンクに穴を開けずに済みます。

排水管に排水を流す為の小穴を開ける必要がありますが、目立たない場所に開けて転居する時はパテで埋めてダクトテープでも巻いておけばまずバレないでしょう(笑)

というわけで、無事にフィルター交換も終わって、水道代だけで使い放題の0ppmの水を確保したというお話でした。

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