本業が忙しく全然更新していませんでしたが、最近通勤中に電動キックボードを見掛けるようになったので書いておきます。
御存知の通り、2023年7月1日からシェア機体なら無免許ノーヘルで電動キックボードで車道が走れるようになりました。
https://swallow-scooter.com/pages/special-page-about-new-escooter-lawより
普通に車やバイクに乗っている方なら、30km/h制限で走ってる原付1種ですら危険かつ迷惑、ミラーもヘルメットもなく車道に飛び出してくる自転車はもっと危険かつ迷惑というのは理解されていると思いますが、普段は交通安全だの事故防止だのとホザいては危険でも迷惑でもない軽微な違反ばかりを取り締まっている警察が、それらを超える危険な乗り物の車道走行に許可を与えるという暴挙に出ましたね。
そもそも電動に限らずキックボードという乗り物は、タイヤ径が小さいために段差に弱く、フロントブレーキだけを強めにかけると簡単に前転してしまう乗り手の運動神経が問われる乗り物なんですよ…
電動キックボードのブレーキ操作
突っ立ったままブレーキすると、前輪を支点にボードごと前へ回転し頭部顔面から地面に落ちる。ブレーキ時は腰を低くして後方へ重心を移動する。こんなコツは教習しないとわからない。また、フルフェイスヘルメットが必須。脳挫傷と顔面骨折を予防する。 pic.twitter.com/vkvbA15Y3D— HIS angle (@HIS03064162) July 10, 2023
電動ではないキックボードに子供が住宅街で乗っているだけでもヒヤリとする場面がありますが、こんな危険な乗り物をノーヘルで、無免許で、幹線道路のような大通りでも乗ってもOKなんては正気の沙汰ではありません。
警察にとって交通違反の取締りはあくまでも予算達成の為のカネのためであって、車やバイクの検挙数が減ってきたために、自転車を車道に追い出した上で最近は自転車にも反則金制度をとか言い出してるわけですが、いくらカネのためと言っても電動キックボード解禁はやり過ぎです。
無謀にも電動キックボードで車道を走り、ブレーキミスや段差で転んだ場合はバタンと車線側に倒れるケースも多発するでしょう。運悪くそれを轢いてしまえば車やバイク側の運転手は業務上過失致傷(致死)キックボード側だって免許を持たず交通ルールを習ってもいない16歳以降の高校生とかが死ぬんですから、もはや間接的な殺人ですよね。
私にも子供がいますが、電動キックボードだけは絶対に許可しません。こんな危険な乗り物に乗られるくらいなら、免許取らせてバイクに乗せた方が100倍マシです。