[報道自体が]白バイ隊員が同僚の違反見逃しか、犯人隠避の可能性も[ミスリード]

白バイ隊員が違反車を止めてみたら、運転手が警察官だったので見逃したというお話なのですが、これで犯人隠避が成立するなら路駐している車の横を通過したパトカーの警察官も全員犯罪者です。

私としては別にそれでもいいですが、法令上は警察官は交通違反を現認しても、全てを取り締まる必要もなければ、切符処理しなければならない義務はありません。誓約書で済ませる方法もあれば、警告指導で済ませても構わないのです。

なのにこの事件?を不祥事として報道しているという事は、視聴者に対して「警察官に止められたら切符処理しか選択肢がない。運転手が警察官であっても警告指導等で済ます事はあり得ない」というミスリードですね。

白バイ隊員が同僚の違反見逃しか、犯人隠避の可能性も

http://archive.is/j3Hyy(魚拓)

 交通違反の取り締まりを行う警視庁の交通機動隊の白バイ隊員が、同僚の警察官の交通違反を見逃していた可能性があることが分かりました。

警視庁によりますと今年1月、東京・立川市の路上で警視庁交通機動隊の白バイ隊員が取り締まりをしている際、車線変更が禁止されている場所で違反をした乗用車を確認し、停車させました。その際、白バイ隊員が運転していた男性に対して、交通違反の切符の交付など必要な手続きを怠っていたことが分かりました。

乗用車を運転していた男性は警視庁の別の交通機動隊に所属する警察官で、取り締まりを受けた際、白バイ隊員に対し、「自分は警察官だ」と伝えたということです。警視庁は白バイ隊員が男性が警察官だと知り、取り締まりをせずに見逃した可能性があるとみて犯人隠避などの疑いを視野に当時の状況を調べています。

「相手が警察官だから警告指導で済ませた。一般人ならば切符処理していた。」というお話なら、検挙基準が曖昧だという批判を受けても仕方ないでしょう。と言いますが、警察官の現認証言だけで無実だろうが冤罪だろうが好き勝手に検挙出来る今のシステム自体が狂っているのです。

ところが記事には

その際、白バイ隊員が運転していた男性に対して、交通違反の切符の交付など必要な手続きを怠っていたことが分かりました。

と書かれており、「交通違反の切符の交付」が「必要な手続き」であるかのように読めてしまいます。

じゃあ、既に有効期限が切れたとはいえ、以前出された警察庁の依命通達は一体何だと言うのでしょうか?

1)交通取締り指導のあり方

交通指導取締りにあたっては、いわゆる点数主義に堕した検挙のための検挙あるいは取締りやすいものだけを取締る安易な取締りに陥ることを避けるとともに、危険性の少ない軽微な違反に対しては、警告による指導を積極的に行うこととし、ことさら身を隠して取締りを行ったり、予防または制止すべきにもかかわらず、これを黙認してのち検挙したりすることのないよう留意すること。

警察官が交通違反を現認した場合に取れる行動の選択肢は以下の4つです。

  1. 見逃す。見て見ぬフリをする。(圧倒的多数)
  2. 警告指導をする(このサイトの対処法の目標)
  3. 署長宛の誓約書を取る(交通課以外が通報で来た場合などは稀にある)
  4. 切符処理をする(反則金集金ノルマのため)

車線変更禁止区間はいくらでもありますが、それに違反して車線変更した場合に、周囲の交通に対して具体的な危険性を発生させたり、円滑な交通の維持を阻害するようなケースは実際には稀です。

この白バイ隊員が追尾して止めたのか、交差点の先で違反者が出るのを待ち構えていたのか(依命通達の「予防または制止すべきにもかかわらず、これを黙認してのち検挙したりすることのないよう留意する」に完全に反していますが)はわかりませんが、無難に止まれているのですからそれほど危険性の高い違反ではなかったのでしょう。

なら、止めたとしても「あそこは車線変更禁止ですから今後は注意して下さいね~」と警告指導したという建前を取れば、別に切符処理しなくても何の問題もない案件です。

もちろん、実際には相手が同僚だったから見逃したのでしょうが、そもそも交通規制のほとんどは警察が勝手に決めただけで実状に合っていませんし、システム的にも民意が反映される余地がないのです。

従って、「警官が運転手なら警告指導で済ますなら、俺らも警告指導で済ませてくれよ。てか、交通規制は地元住民の多数決で決めたらどう?」とは言いたいですが、この白バイ隊員の行為に違法性があるとはとても思えません。

事故や渋滞の原因になりそうもない違反なら、全部見逃してくれていいんですよ。

軽微な違反しかない青切符の反則行為を検挙する事によって得られる反則金に最初から予算があり、事故が多い県ほど多額の交付金がもらえるという矛盾したシステムを廃止しない限りはこのような不祥事?は後を絶ちません。

見逃したのが悪いのではなく、見逃しても問題が無いような軽微な違反を検挙しまくっている事が問題なのです。

警察のマンパワーが限られているなら、事故に直結するようないい加減な運転をしているドライバーを片っ端から検挙して免停や免許取消にすれば良いのです。

ちなみに、交通死亡事故原因のトップ3は「脇見運転・漫然運転・その他の違反(運転操作不適など)」ですから、信号が青に変わってる事にも気付かずにすぐに発進せずにボケーっと運転しているアホや、AT限定免許しか取れないような著しく運転技術の未熟なドライバーこそ、徹底的に取り締まって公道上から排除すべきなのです。事故を本当に減らしたいならばね。

最近は高齢化も手伝っているのか、著しく不注意なドライバーが以前よりも明らかに増えています。

ブレーキランプが片側切れている車両を見掛けない日はありませんし、驚く事に夜なのにライトも点けずに走行している車を頻繁に目にします。仮に道路自体は街灯等で明るいとしても、車内のメーター類が光らないのですから、ライトを点けていない事に気付かない訳がないと思うのですが、そんなレベルの意識で車を運転しているアホが氾濫しているのは、全ては警察の作為・不作為の結果なのです。

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不注意なドライバーももちろんよくありませんが、ボケ始めた後期高齢者の運転が怪しくなるのは仕方ありませんし、運動神経や反射神経も人それぞれなのですから、不注意だったり運転技術を低すぎる事が悪なのではありません。

問題は、利権欲しさにそんなドライバーにまで際限なく免許証を与え、不要な事故や渋滞を引き起こさせ、その一方で更にカネを掻き集める為に、道路をリズム良く円滑に走行しているドライバーばかり検挙しているのは全て警察であるという点なのです。

職業ドライバーの人々は免停や免許取消になると本当に生活・生存に関わります。事故を起こしたなら人生が傾いても仕方ないとも言えますが、異常に制限速度が低い路線を特に危険でもない速度で走ったとか、一時停止線で止まらずとも十分に安全確認が出来る場所を徐行で通過した程度の積み重ねで、彼らが免停になるのはおかしいのです。

いずれは警察を変えなければなりませんが、それが出来るまでは、自己防衛するしかありません。その為の手法をこのサイトではかなり満遍なく書いてきたつもりです。

違反種目別対応例
「サイト管理人ならこう対応する」という対応例をまとめていきます。このサイトを読んだ上での対応例ですから、前提として以下の「3種の神器(笑)」のうち、1と2は絶対にあった方がいいと思います。 ドライブレコーダー スマホ ICレコーダー対応例は警察の検挙数が多い順に書いて行こうと思います。まあ、2番のシートベルトに関しては、取り締まられる事自体は理不尽でも何でもないと思うので、ちゃんと締めれば済む話だと思うのですが…検挙数のランキングがわかるページはのページをご参照下さい。検挙数1位(スピード違反・...
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