世間はクリスマスイブですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
既婚で2人の子持ちの私にとって、クリスマスは出費がかさむ時期でしかありませんが、独身時代はクリスマス時期に恋人がいない年は非常に寂しく感じた思い出があります。
未婚化・晩婚化は貧困化が原因
小泉竹中改悪によって派遣労働者を増やし、消費税増税を続けて中流層を貧困層に落とし続けてきた結果、少子化は加速する一方です。
政府と官僚が言う「少子化対策」とは「少子化をもっと進める対策」ですから、保育園を増やしても子どもは増えません。
恋人を作らない独身者も、子どもを作らない夫婦も、その原因のほとんどは経済的な問題です。
安定した収入と将来への楽観的な見通しが立てば、ほとんどの人は恋人を作って結婚して子どもをが欲しいと思うでしょう。
「昔は貧しくてもみんな結婚して子どもを作った」なんてのは詭弁です。
戦後の復興期は、将来が今よりも豊かになるという希望や展望がありましたし、サラリーマンはほとんどが正社員で、真面目に働きさえしていれば、有能でなくても結婚して子どもを作って家を買って車を所有することくらいは出来ました。
今はそうではありません。派遣社員の収入では自分が生きて行くのが精一杯でしょう。
「子どもが欲しくない」人は洗脳されている
子作りをして自分のDNAを後世に残したいというのは生物としての本能的な欲求であり、経済的な問題がないのに「子どもは欲しくない」とか「子どもを作らない選択肢もある」とか言ってしまっている人は、人生のどこかで深い洗脳を受けてしまったのでしょう。
何故なら、食欲・性欲・睡眠欲の三大欲求は「生物としての本能」なのです。
「子どもは欲しくない」というのは「食べ物は欲しくない」とか「眠りたくない」と言っているのと変わりがありません。
「子どもを作らない選択肢もある」と言っている人は、「食べ物を食べないという選択肢もある」と言っている人と変わりがありません。
何かが根本的に狂ってしまっているのです。
でも、そんな人は極めて少数派です。恋人がいない人のほとんどは、出来れば恋人が欲しいと思っています。
独身者のほとんどは「いい人がいれば結婚したい」と思っています。
子どもがいない夫婦のほとんどは「ちゃんと育てられる環境ならば子どもが欲しい」と思っています。
クリスマスに彼女と過ごさない男性が72%
それを邪魔しているのが、売国と解国を推し進める政府と官僚達なのですが、その結果として「独身男性のクリスマスの過ごし方」はこんな事になってしまっています。
http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report24.htmlより一人きりで過ごす事を「クリぼっち」とか呼んで誤魔化していますが、「彼女と過ごす」と答えた28%以外は全て「彼女がいない、または彼女とは過ごさない」のです。
独身男性の72%がクリスマスを共に過ごす異性がいない国の出生率が上がる日など来るのでしょうか?
企業や社会の奴隷であることを自覚しよう
今の日本社会では、国民の90%くらいは「働かないと生きていけない奴隷階級」です。
みんな勘違いしているので、年収が1000万円程度あれば中流層で、年収が3000万円を超えてきたら上流層だと思い込んでいる人が多いですが、これは違います。
上流階級とは「労働せずに金利や権利収入だけで資産が増えて行く超富裕層」のことです。
中流階級とは「生産的な労働はせずに、上流階級に取り付く事で生活が成り立つ準富裕層」のことです。
それ以外は全て労働者階級=奴隷階級です。
日本社会に置き換えれば、上流階級に入るのは皇族・旧華族の一部・大企業のオーナーや大口株主くらいのものです。
彼らは労働していません。何かを生産して社会貢献する事もありません。天皇がいくら心を痛めてくれても、ブラック企業で過労死するサラリーマンは減りませんし、大黒柱を失った家族も救われません。
中流階級に当たるのは、国家官僚を筆頭とした公務員、政治家、大手メディア関係者などです。
よく考えるまでもなく、彼らは国民にとって有益なものを何も生産していません。公務員と政治家は国民から取り立てた税金の使い道を勝手に決め、ピンハネとキックバックで私腹を肥やしているだけです。
本来であれば、公共インフラや衛生対策の整備には税金をちゃんと投入してしっかりしたものを作っておくべきですが、それこそ小泉竹中路線あたりからは、公共事業を悪者にして、国富を海外に売り飛ばす事で私腹を肥やすことしかしてきませんでした。
あらゆる情報を等しく伝えてくれるのであれば、マスコミにも一定の生産性があるとは思いますが、今の大手マスコミは政府の大本営発表を伝えるだけの広報機関でしかありません。
彼ら以外の、サラリーマン・自営業者・中小企業経営者など、働かないと生きていけない人々はみんな奴隷階級です。自由に暮らす権利を持っていないのですからね。
私は別に奴隷階級が悪いとは言っていません。
奴隷なのに自分が奴隷だと自覚しないのは権力者にとって都合が良いだけで、奴隷側には何のメリットもないと言っているだけです。
奴隷の鎖自慢はやめよう
人種差別と闘ったアメリカの作家アメリ・バラカの「奴隷の鎖自慢」は御存知だと思いますが、改めて引用しておきます。
奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢を始める。
どちらの鎖が光っていて重そうで高価か、などと。
そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのはじつは同じ鎖に過ぎない。
そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない
皆さんの周りにもこういうタイプがいないでしょうか?
「サービス残業続きで大変だよ。先週なんか午前様が3回もあったよ」
「労基法なんか守ってたら仕事にならないよ!」
「自慢じゃないが、今月はまだ休みを取ってない」
などなど。
どういうワケか日本人は「長時間働いている自慢」「寝ていない自慢」「食べていない自慢」が好きな人が多いですが、はっきり言ってどうかしています。
残業した分、法律通りの割増賃金をもらっている人はまだいいですが、ほとんどのサラリーマンはサービス残業をしているでしょう。長時間労働をしても良いのは、働いた分だけ所得が増える人だけですし、サービス残業の長さを自慢するようになったら、鎖自慢をしている奴隷と何の差もありません。
寝る時間もない程忙しいのも、仕事が多過ぎるか、自己管理能力が低すぎるかのどちらかでしかありません。自由人なら夜更かしした翌日は好きなだけ寝ているハズで、睡眠時間が足りていないのに起きなければならない人は奴隷です。
食べていない自慢は何なのでしょうか?健康の為のプチ断食とかで朝食を抜いたりするのは悪くないと思いますが、「忙しくて昼飯食べる暇もなかったよ~」とか言ってしまっている人は注意した方が良いです。刑務所の懲役囚ですら昼食の時間はちゃんとご飯が食べられますよ?
自分が奴隷だと気付いた所で、すぐに自由人になれるワケではありません。
私もサラリーマンであり奴隷階級の一人でしかありませんが、奴隷だと自覚していてそれが不満なのでサビ残は断りますし、利用できる法律は何でも利用します。
労基法を守ったら会社が潰れてしまうなら、そんな会社は潰れた方が良いと思います。
今はブラック労働を受け入れてしまっている奴隷ばかりなので、従業員がサービス残業を止めたら本当に潰れてしまう会社も多いのでしょうが、それも含めて仕方がない事です。ブラック国家は一度潰れた方がいいとすら思います。
会社や国家を支える為に社員や国民がいるのではありません。
国民がより豊かに幸せに暮らせる為に、会社や国家があった方が良いならそうすれば良いだけです。
今のニホンは北朝鮮と大差がないブラック国家であり、国民の大半は奴隷階級です。
自分はそうではないと思うのであれば、明日から毎朝好きな時間に起きて、好きな所に行って、好きな人と過ごしてみて下さい。可能でしょうか?
それが出来ないなら、あなたも奴隷階級の一人でしかないのですから、私と一緒に「いつか自由人になりたいな~」くらいの夢は追い掛けてもらえたら嬉しいです。