事故原因はスピード違反みたいな交通違反ではなかった[知ってた]

私は知っていましたが、交通事故原因の多くは警察やマスゴミが言うような「無免許・飲酒・速度違反」いわゆる交通三悪ではないという事を、警察自体も理解しているという事がわかりました。

警視庁の笑える資料

たまたま検索でヒットしたのですが、警視庁のHPからだとたどり着けません。警視庁もアップした事を忘れて消せなくなってるんじゃないですかね?

速度違反の取締り-警視庁交通局

主に速度違反の取締りについてまとめられた研究内容のようですが、一読の価値はありますね。

速度違反の取締りについては後回しにするとして、死亡事故原因のグラフをわざわざ載っけてくれています。

法令違反別死亡事故件数

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わざわざ速度違反のところが赤字になっているのですが、どう見ても主要な事故原因ではありませんね。

死亡事故原因のトップ5

  1. 安全運転義務(漫然運転)
  2. 安全運転義務(脇見運転)
  3. その他の違反(何それ?)
  4. 安全運転義務(安全不確認)
  5. 安全運転義務(運転操作不適)

速度違反は交通三悪どころか、トップ3にすら入っていませんでした。

「その他の違反」が何を意味するのかはわかりませんが、これは合計数でしょうから、事故原因はそのほとんどが安全運転義務違反=不注意や操作ミスだということです。

果たして安全運転義務違反が原因の事故は全体の何割くらいあるのでしょうか?

警察庁も認めている

警視庁の親玉である警察庁の資料を見てみましょう。

平成25年中の交通死亡事故の特徴及び 道路交通法違反取締り状況について

勝手にPDFファイルがダウンロードされますので注意です。これは長くて退屈なので要点だけ抜き出しましょう。

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いきなり「漫然運転、脇見運転による死亡事故が多い」と書いてるじゃないですかw

構成率はどのくらいでしょうか?

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足し算すらしておいてくれないという不親切さに驚愕しつつ、安全運転義務の項目の構成率を足してみます。

はい、出ました。

死亡事故原因の61.5%が安全運転義務違反(警察が取り締まらない違反)です。

本当の死亡事故原因

普通は構成率順に並べて見せるものだろと思いつつ、安全運転義務違反を一括りとして、死亡事故原因の構成率順に並び変えてみましょう。

  1. 安全運転義務違反:61.5%
  2. その他の違反  :9.7%
  3. 歩行者妨害等  :6.4%
  4. 最高速度    :5.6%
  5. 通行区分    :5.0%
  6. 信号無視    :3.3%
  7. 優先通行妨害  :2.8%
  8. 一時不停止   :2.4%
  9. 違反不明    :2.3%
  10. 酒酔い運転   :0.6%
  11. 過労運転    :0.4%

問題です。あなたが警察のトップで交通事故を減らそうと思ったら、何を中心に取締りをさせますか?

ここで「フラフラ脇見運転をしている奴らを注意する」とか「どう見ても運転技術が怪しい高齢者には更新時に技能検定を義務付ける」なんて答えを出してしまうと、警察のトップにはなれません。そんな事をしたら本当に事故が減ってしまいますからね。

警察が取り締まっている違反は?

では、実際の警察トップが指示を出して取り締まらせているのは何でしょうか?

PDFファイルの一部だけを抜き出すのが面倒だったのでスクリーンショット2枚になってしまい申し訳ありませんが、以下の通りです。

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取締り件数が全体で1,047万件もあるそうです。免許者人口が8000万人と仮定しても8人に1人は何らかの違反で捕まっているんですね。

で、駐車違反の取締りが170万件で構成率にして13.4%もあります。

え?駐車違反って事故原因に入ってましたっけ?

明らかに迷惑な場所にパトカーやトラックが路駐していても不思議に取締りを受けませんが、田舎の郊外の幅広い道路まで勝手に駐車禁止にされていて、目を離した隙に緑ゼッケンがシールを貼っていきますよね。一体何の為にやっているのでしょうか?

駐車違反と放置違反金については別ページでまとめていますのでここでは割愛するとして、実際の取締り件数から見た構成率も出してみましょう。

  1. 最高速度違反    :19.8%
  2. シートベルトなど  :17.2%
  3. 放置違反金+駐車違反:13.4%+3.1%=16.5%
  4. 携帯電話使用など  :11.2%
  5. 一時不停止     :10.7%
  6. 通行禁止      :7.1%
  7. 信号無視      :6.5%
  8. その他(何これ?) :4.5%
  9. 免許証不携帯    :3.8%

構成率がこれ以上低いものは割愛しましたが、見れば一目瞭然ですね。

事故構成率が5.6%しかない速度違反は検挙構成率が19.8%

事故構成率が2.4%しかない一時不停止は検挙構成率が10.7%

携帯電話の使用がもし安全運転義務(その他)に含まれるのだとすれば、事故構成率は1.5%しかないのですが、検挙構成率が11.2%もあります。

明らかに事故防止をする気はないですよね。

シートベルトを捕まえる理由

私は悲惨な事故は出来るだけ防ぎたいと考えていますので、シートベルト着用義務違反の検挙には賛成です。しかし、警察がこれを割と取り締まるのは、別に事故防止が目的ではないのです。

何故なら、警察の目当てである交通安全対策特別交付金は、前年の交通事故件数から決定されます。事故が多い都道府県ほど沢山おカネがもらえるという警察にとっては夢のような制度です。

では何故シートベルトについては積極的に取り締まるのでしょうか?理由は2つです。

  1. シートベルトを締めたところで「交通事故」のリスクは全く減らない
  2. 「死亡事故」だけは減ってくれるので警察が働いている感が出せる

考えてみれば誰でもわかると思います。シートベルトを締めても事故に遭うリスクは全く減りません。免許証不携帯もそうですね。「免許証を身に付けているかどうか」なんてのは事故とは全くの無関係です。

こういう違反は警察も積極的に取り締まれるワケです。事故が減りませんからね。

しかし、死亡事故はそれなりに減って欲しいと警察も考えています。取締り件数と無関係に死亡事故が増えてしまったら、警察の怠慢がバレてしまうとでも思っているのでしょう。とっくの昔からバレバレなんですけどね…

駐車違反も基本的には事故リスクを上げませんが、路肩が狭い道路での駐車違反は確かに危険性もあります。

だから警察は駐車監視員を使って、裏道やパーキングメーターの時間超過を狙うのです。

交通量の少ない所は停めても事故に繋がりません。パーキングメーターは停めてよい場所ですから違反とは無関係です。そういう場所なら積極的に取り締まれるという事でしょう。

まとめ

  1. 主要な事故原因は不注意や操作ミス
  2. 警察も事故原因はわかっている
  3. なので事故が減らない違反を積極的に取り締まっている

このサイトはスマホで読んでいる人が多数派なのですが、果たして何割の人が下まで読んでくれているのでしょうか?

もっと短くしろというアドバイスもいただくのですが、統計資料などを使って合理的に説明しようと思うと、どうしても2000~3000字程度は書いてしまうんですよね…

この文を読んでいる方々には感謝いたします。長文お疲れ様でした!

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コメント

  1. S県のわたなべ より:

    拝見させていただき、とても合理的ですばらしい記事であると感じました。
    確かに警察の腐敗具合は相当なもので、かの福岡で起きた、危険運転への罰則が強化される原因となった福岡市職員の飲酒運転死亡事故。大々的に報道され、仕方なしに後日より飲酒検問を行い捕まったのは皮肉にも現役警察官だったのを今でも鮮明に覚えています。

    つまり警察のもつ正義とは、悪を憎み、国民の生活を守るものではなく、ただの拝金主義だという事を再認識させていただくことが出来ました。
    付け加えて云うと、私の地元北九州では、都市高速道路があり、そこでの初めての死亡事故はなんと白バイ隊で原因は二台並走での私語、つまり脇見運転だったそうです。とても皮肉で哀れな話ですよね。

  2. 山田 より:

    ちょっと書き方が厳しいですが面白い記事をありがとうございます。
    高速での良識ある速度超過が事故に結びつくとは思えませんし、警察の取り締まり方法には不満も出ますよね。

    話は変わりますが事故の上位の安全運転義務違反は性能が低く曲がらないのにスピードだけは出せる車や周辺の視野への配慮が足らない車で起きやすいように自分は考えています。直進安定性や曲がる能力に直結するシャシー性能が低いとカーブは曲がれないわ直進できないわで長距離ドライブでかなり集中力が低下して危険です。
    その仮定の元ですがだとすると事故の中には車の基本なのに性能を短時間では理解できずまた他のと比較でしかわからないシャシーをケチりまくっているT社の影響もありそうに思います。

    T社車はシャシーがしょぼく曲がる性能が低いのにスピードだけはでるのでよくカーブを曲がりきれずで線をはみ出しながら運転している車や直線でふらつく車よく見ます。
    T社車買う人は運転に興味ない人が多いと思いますがそういう人だからこそ余計に車を操るのが、難しく極めて危険に感じています。

    これを検証するためにも警察には各自動車会社や車種ごとの事故率(事故数ではなく販売台数あたりの事故)なども出す必要があるためそれも公表してもらえると嬉しいなと思いました。
    絶対T社が潰すと思いますが。

  3. L より:

    警察を目の敵にするような書き方が問題なのは、警察をとくに敵視していないものの事故削減は純粋に願っている人間や一部の善良な警察からの賛同を得られにくく、このサイトの有益な情報の共有が敬遠されがちになる点。

    連日のあたくしの失礼な投稿で管理人様が腹を立てたのと同じで、
    このサイトもまた、書き方によってもったいない減点をくらっているのです。

    もし情報共有や事故削減を第一の目的としているならば、
    書き方を工夫した方が、味方が増えて良いでしょう。

    • 取締り110番 より:

      そういう御意見であれば謹んで拝聴します。私の回答で貴方にも不愉快な思いをさせてしまったと思いますので痛み分けでお願いします。

      裾野を広げる為に今よりもソフトな表現に改めるべきなのか、少数で良いのでちゃんとわかってくれる味方を増やした方が良いのかは難しい所ですが、これでも旧ブログからの移転に合わせてちょいちょい過激な表現を改める編集を繰り返しているところです。で、今くらいのレベルが私の中での譲歩ラインの限界です(笑)

      何故かと申しますと、私は既に警察に自浄作用はない事を諦観していて、あんな物は質の悪い犯罪者集団だとしか思っていません。で、警察が犯罪者集団である事を理解できない限りは、切符回避を含めた対抗策はまず成功しないと思います。情報戦という意味での戦争は既に始まっていて、権力を持たない我々の負けは既に決定しているようなものです。

      反則金制度の導入以来、警察の施策が庶民の利益になったケースを私は知りません。そもそも反則金制度を作らなければ、違反の一つ一つに関して裁判を受ける権利が容易に行使出来たのですから、司法の都合で不起訴にすると言うのであれば、今検挙されている年間600万人位の人々は、そのほとんどが不起訴でカネを取られずに済んだでしょう。

      放置違反金制度が作られた事によって、本当に迷惑ではなさそうな場所に短時間停めただけでも検挙されて違反金を取られる人が激増しました。駐車監視員を徘徊させて取締りを強化しているのですから当たり前ですが、相変わらず大型トラックの迷惑駐車などは運転手さえ乗っていれば取締りの対象外ですから、車線を一つ塞がれる事による都内の渋滞などは一向に緩和した様子がありません。これだって以前なら否認すれば不起訴で終了でしたが、今は所有者責任の名の下に差押えを含む強制徴収が可能です。

      ICチップ入り免許証のリスクについては既に記事にしてありますが、12月からは月3000万円だか3500万円だかで警視庁が4700台の交通携帯端末を携行して取締りを行うそうです。そのカネは一体誰が負担するのでしょうね。

      若者が自動車を所有できない程貧困化が進んだ事により、起こるのは高齢者の軽微な事故ばかりで事故数全体も減少に転じています。これでは交付金が減って困ると焦った警察は、年間10件程度しかない自転車と歩行者の重大事故を殊更に喧伝して、「自転車は車道を走れ」という施策で自転車対自動車の事故を増やす計画です。ついでに自転車の違反まで強制講習付の取締りをしてさらにカネが欲しいようです。そのうち自転車の免許制度だのマイナンバーカードとの連動だの言い出すのは時間の問題です。

      このように、我々庶民側は負ける一方で、「警察が庶民の敵だと認識できない庶民」とか「犯罪者集団である事を知っていながら内部から声を上げる事も辞める勇気もない善良な?警察官」あたりを味方に付けても意味がないと私は考えています。少なくとも私のサイトを読みに来た人の何割かが、警察の犯罪性の高さを認識して、それをきっかけに様々な支配者層の嘘に気付いて欲しいというのが第一目的です。

      情報戦という観点から見て、私がやっているのは退却戦のようなものです。5年後10年後はもっと走りにくい交通社会が構築されていると思いますが、そこまで退却する間の被害を少しでも抑えたい。その為には「警察が敵だと認識できる能力がある人」には、知識と戦術を与えて切符回避、反則金支払回避などを行ってもらって被害を最小限に抑えたい。そんな感じですね。

      始めた頃はそこまでの事は考えていませんでしたが、今はそう考えています。私の過激な表現に不快感を覚える人も数多くいるでしょうが、よく考えてみれば根拠もないのに警察の正義を信じている時点で、その人が気付いたり洗脳を解いたり出来る可能性はかなり低いと思います。

      このサイトは直帰率が65%もある代わりに、繰り返しアクセスしてくれる人の割合も25%を超えています。常連さんはサイトの深い所まで読んで理解してくれているという事だと思います。そして、現場で切符を回避したり、取締りポイントを事前に予測したり、はたまた起訴される確率もそれなりにある赤切符を毅然と否認出来るようになるには、そのくらいの読み込みが必要なのですから、私としては少数ながら有能な味方が少しずつ増えていってくれればいいなと考えています。

      とはいえ、無駄に敵を増やす必要もないので、引き続き過激すぎる表現のソフト化には努めますが、警察が犯罪者集団でヤク○暴○団で息を吐くように嘘をつく集団である事は疑いようのない事実ですから、ソフト化にも限界はあると思います。

  4. L より:

    ・交通事故は複数の要因で発生する物であるにも関わらず、原因を一つに帰属させた無理のあるデータを作成する警察
    ・事故削減に効果のあるタイプの取り締まりを(面倒だから)怠る警察

    なんでこれが警察擁護なのか。

    • 取締り110番 より:

      相変わらず言葉遣いがぶっきらぼうですが、そういう個性の方なんですね。

      私の回答のどこにも貴方を警察擁護者だと断定するような書き方をしたつもりはありませんが、「最高速度による死亡事故が少ないのはそれを取り締まっているからではないだろうか?」という部分に関しては警察に好意的ですよね。

      さて、論点がズレてきていると思うのですが、大の警察嫌いが運営している無料サイトに「警察を目の敵にしているから情報が胡散臭く見える。それが汚点」という趣旨の書き込みをされたのですから、私としては無視するか言い返すかの二択です。今回は言い返しました。初回の回答はあれでも抑えて書いたつもりですが、私の意見をまとめるなら。

      1. 私が記事にしたのは「警察発表の資料ですら、速度超過や一時不停止なんては事故原因の上位には来ていない。それを取り締まっているのは事故を減らさずにカネが欲しいからでしょ?」という主張を伝える為です。
      2. 警察のデータに関する疑問は警察にぶつけて下さい。
      3. 私の言う事など信じなくていいですし、気になったら自分で調べて自分で考えて、主張があれば自ら発表して下さい。私もそうしています。

      こんな感じですかね。で、単純に議論や意見交換がされたいなら、もう少し礼節のある対応をしていただけると助かります。

      ちなみに
      ・事故削減に効果のあるタイプの取り締まりを(面倒だから)怠る警察
      これも私からすると十分過ぎる程に警察に好意的ですよ?

      警察が事故とは無関係な取締りばかりをやるのは、交通反則通告制度によって、事故が減ると交付金が減って困るからだと私は考えている訳です。交通違反で理不尽な取締りが多い理由は交付金?を読んでも警察が事故防止に努めていると思うのであれば、それは思想の自由ですから構いませんが、私のサイトを読みに来なくてもいいんじゃないかと思います。

      面倒さについても私とは見解が分かれます。速度違反の取り締まりは、測定器の設置が必要な上に、現認係・制止係・切符処理係・逃走車を追いかける白バイ隊員など、最低でも4名以上必要で準備や撤収も何かと面倒です。4名を投入しているからと言って一人で取り締まる時の4倍のペースで取り締まれるとも思いませんし、実際には4名どころかもっといる事が多いですよね。

      つまり、面倒だから他の違反を検挙しないのではなく、事故削減に繋がらない違反を選んで検挙しているから面倒な感じになっているのです。一時不停止が危ない場所で取り締まれば否認する奴はほとんどいないでしょう。なのに実際には「見通しが良くて徐行で十分な場所」で取り締まろうとするから、自販機の奥なんかに隠れて待たなければならない感じになり、さらに安全な場所なので文句を言ったり否認する被疑者も多いでしょう。

      予算があるから一定数を取締りたい。でも事故が減ると困るから安全な場所でしか取締りをやらない。このジレンマは現場の警官をも苦しめているとは思いますけどね。

      私は大の警察嫌いですから、警察に好意的な解釈が出来るコメントには「いやいやそれは違うでしょ~」って答えますよ。他の方に対してもそうしています。

      で、繰り返しになりますけど、事故原因が複合的な事なんか誰でもわかっている事ですが、警察が統計を出す為に主原因別にカテゴライズしているのです。その手法に対するクレームを入れる先は、私ではなく警察ではないでしょうか。

  5. L より:

    最高速度違反は機械の表示に従ってラクして判断できるため比較的積極的に行うのだろう。とするべきだったな。警察としては誤差の有無なんかどうでもいいわけだ。

    「あいつらどうせ面倒だから取り締まりやらないんだろうな」という趣旨の文を
    どうして警察擁護と誤解できるのか。

  6. L より:

    箇条書きの部分は勿論データ自体に対する疑問。

    調べようがないが、最高速度による死亡事故が少ないのはそれを取り締まっているからではないだろうか?もちろん、調べようがないが。

    最高速度違反は客観的に判断できるため比較的積極的に行うのだろう。
    その他の違反は判断が面倒だ。

    • 取締り110番 より:

      ご意見・ご質問はこちらから

      一部引用します。
      「もちろん、私とは異なる考え方をする方がいて一向に構いません。その主張は自らブログなりサイトなりを開設して持論を展開して下さい。」

      多くの読者の方はご意見・ご質問用のページから投稿していただいております。事前承認制ですし、客観的なデータなり、矛盾のない合理的な論理構成で反論されるのであれば私としても得る物があるでしょうが、警察が発表しているデータがおかしいとか、誰がどう見ても反警察・反権力という思想を持った人間が運営しているサイトなのに、警察を目の敵にしているのが汚点とか言われましても、正直そのような感情論に付き合うメリットが私にはありません。

      それでも、1%の超富裕層や支配者層は私のサイトなんか読みに来ませんから、きっと貴方も私と同じ99%側の人間だと思って丁寧に回答したつもりです。しかし、二度までもデータも論理性も伴わないご意見を、上から目線の文章で書かれてしまうような方ですから、少々厳しい意見を書かせていただきましょう。

      サイトの記事をよく読んでもらえれば、取締り件数と交通事故発生件数には相関関係がないというデータも示していますので、「警察が取締りをしているから速度超過による死亡事故が少ないんだ」なんて的外れな事は考えつかないと思いますけどね。

      貴方は運転する時に、警察の取締りを恐れるが故に速度を緩めたりしているのですか?私は事故を起こしたくないし巻き込まれたくもないので、速度を出しても安全だと思われる場所ではそれなりの速度で、見通しが悪くて自転車が飛び出して来そうな路地などでは、一時停止がなくても最徐行して安全確認してから通過しています。そして、多くのドライバーも同じような感覚で運転しているのだと考えています。欧米ではマジョリティ・ルールの名の下に、「8割の人間が危険だと考えるラインを制限速度」としているので、幅の広い国道などでは80km/h規制が一般的ですね。二ホンはそこを60km/hや50km/h、下手をすると40km/h規制にしているので、ドライバーの感覚と乖離した分の速度超過が日常的に起こり、警察がいつでも検挙できる状態が維持されています。

      最高速度違反が客観的に判断できると考える根拠は何でしょうか?私からすると、時代遅れのレーダー計測(欧米ではスピードガンタイプのレーザー式)など誤測定が起こりまくっているでしょうし、光電管式は設置間隔を少しでも変えればいくらでも冤罪作成が可能、追尾計測に至っては「警察車両が出していたその時の速度」を印字しているだけです。一体どこが客観的なのでしょうか?取締りを業務とし、取締る事によって利益を得る警察官が、好きなタイミングでロックできる速度に何の意味があるのでしょうか?

      で、その他の違反は「面倒だから」ですか?どれだけ警察の味方がしたいのでしょうか?警察にとって面倒かどうかが検挙のポイントですか?それって警察の取締りが事故防止とは無関係な事を自ら認めているのと同じですよね。

      警察の統計データに不満があるなら警察にクレームを入れて下さい。私だって警察の発表なんか信用していませんし、むしろほとんどの事故は軽微な反則行為とは無関係な原因で起こっていて、ある日突然警察が取締りを全面的に止めても、事故は増えもしなければ減りもしないと思っていますが、主張の論拠の一助として「警察が自ら発表しているデータ」を提示しているだけです。

      思想や言論の自由がありますから、警察が取り締まってくれているから速度違反の事故が減っているんだとか、速度違反以外の取締りは判断が面倒だから警察が速度違反ばかりを狙い撃ちにするのも仕方がない事なんだとか思われるのは貴方の自由ですが、その主張はどうぞご自分のサイトや著書にでもしたためて下さい。公的機関やマスコミは、それでカネを稼いでいるのですから、批判を受ける受忍義務もある程度はあるでしょうが、無料で情報を提供しているサイト運営者に対して、単なる批判を繰り返すだけで自分では何もやらない人間を私は尊重できません。

      最低限の礼儀を弁えた上での反論があればお聞きしてもいいですが、次もまたそんな横柄な感じの投稿を繰り返すようでしたら、承認せずにスパム認定しますのであしからず。

      別に私のアンチになって周囲やネットで言い触らしていただいても構いませんよ?その方がアンチも含めて閲覧者が増えて助かりますのでw

  7. L より:

    ・そもそも交通事故の原因は一つに絞れるものだろうか?多くの場合複数の要因が関係しているのではないか?

    警察を目の敵にしてるような書き方のせいでせっかくの有益な情報が胡散臭く見えるのがこのサイトの汚点。

    • 取締り110番 より:

      交通事故の原因が複合的なのは当たり前ですが、「事故防止のため」と嘘をついて外形上の軽微な違反ばかりを検挙している警察が発表してる統計なのですから、私に言われても困りますね。

      実際には事故の大半は運転者及び自転車・歩行者双方の不注意・過失・慢心であって、車両対自転車or歩行者の事故に関しては、自転車or歩行者側の過失が大であるケースが少なくないと思いますね。ところが接触すると弱者保護という建前の下に何でも自動車側が悪い事にしてしまうので、車に気を付けない自転車や歩行者が増えているのが現状だと思います。私は海外への渡航経験が10回程度しかありませんが、どこの国も歩行者はもっと車に気を付けていましたし、車も歩行者優先を徹底して譲り合っている国ばかりでした。

      さて、私は警察どころか政府や中央銀行やその背後にいる支配者層を目の敵にしていますから、そのような印象を持たれても一向に構わないのですが、警察の仕事は1%の支配者層を99%の大衆から守る事であって、その逆ではないという事に気付いてはいらっしゃらないのでしょうか?与党議員は明らかな公職選挙法違反を犯しても逮捕されず、滅多に立件すらされず、たまに立件されても不起訴、さらに稀に起訴されても多くが無罪ですね。東電は「5重の防御をしているから絶対に安全」と言っていた原発を爆発させましたが逮捕者は出ませんでした。

      一方の大衆は、ストーカー被害を訴えても警察が助けてくれなかった事が何度もあるばかりではなく、痴漢の冤罪検挙もなくならず、署内での自白の強要もなくならず、再審請求で死刑囚が無罪になった事もありますが、税金から金銭賠償が行われるだけで冤罪で無実の人間を殺しかけた警察からは逮捕者は出ません。

      とまあ、書き始めましたが、私のサイトをキッカケにして調べてみればいくらでも情報は見つかるのですから、自分で調べる事すらしないで、今まで学校やTVで洗脳された「警察は正義」というデマを根拠もなく信じる一方で、このサイトの内容については根拠もなく信用できないという人がいるのであれば、どうぞ幸せに生きて下さいとしか言えませんね。

      このサイトはリンクフリーですので、情報が有益であるとお考えなのであれば、自前のサイトを開かれてもよいかと思います。私にはここまでされて怒らない人がいる事に驚きしか覚えませんが、とある医師の言葉を借りれば、ニホンジンはアホンジンなので、政府やTVが白と言えば、黒でも白に見える人ばかりなのかもしれませんね。

  8. R より:

    最後にfが抜けています

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