いつも誰かがまとめてくれたサイトを参考に考察を繰り返してみましたが、たまには自分でも調べてみようという事で、警察庁が発表している交通統計資料を当たってみる事にしました。
この記事では入手法について書いてありますが、シリーズを追記する毎に以下の目次に追加していきます。
税金で運営されている行政庁が作成する資料なのですから、無料で国民に公開するのが筋だと思うのですが、調べようとしただけでいくらでもツッコミ所が見つかりますね。
交通事故総合分析センター?
「交通統計」で検索すると、真っ先に以下のサイトに繋がります。
トップページを見ただけで警察の天下り団体だとわかりますね。とりあえず設立目的とやらを見てみましょうか。
センターは、交通事故と人間、道路交通環境及び車両に関する総合的な調査 分析研究並びにその成果の提供等を通じて、交通事故の防止と交通事故による被害 の軽減を図ることにより、安全、円滑かつ秩序ある交通社会の実現に寄与すること を目的とする。
いかにも官僚が作ったっぽい霞が関文学の文章ですね。交通事故の防止が目的に入っているみたいですから、事故が減らなかったら責任取ってもらった給与を返してもらえませんかね?
さて、理事長は誰でしょう?
現在の理事長は石川 正という人物のようですね。こいつは誰なんでしょうか?
この石川という男は、日本交通科学学会とやらの理事も兼任しているようですね。センターの理事長職と学会理事兼任で、一体いくらもらってるんでしょうか?
で、職歴を見ると「警察庁九州管区警察局長(退職 H17.2)」とあります。やっぱり天下りじゃないですかw
データを入手してみよう
トップページの下の方に統計資料の一覧があります。
この時点で¥マークが気になるんですが、まさか警察庁から提供された資料を横流しするだけの仕事で、しかも随意契約で税金から運営費を奪っておきながら、資料の配布が有料なんてオチが付くんですかね?
Excel版は有料でした(笑)しかも\8,500というボッタクリ価格なんですが、そもそもカネ取っていいようなモンじゃないでしょ?
無料版はないかと探してみると
フリーダウンロードのタブを叩くとPDF版なら無料でダウンロード出来るようです。会員登録が必要なようですが、まあ無料ならいいでしょうか。
今回は年表は要らないので交通統計の方をダウンロードしてみましょう。
コピー禁止?
ダウンロードは普通に出来ました。
開いてみるとやたら画質の悪いPDFファイルが開きます。綺麗なデータが欲しかったらカネ払って買えって事なんですかね?
最新版が平成24年度分っていう時点で2年以上前のデータを使ってどうやって事故防止とかに活かすんだよ?と思いますが、とりあえず引用したい部分をコピーしようとすると…
コピー出来ません(笑)
凄いですね。警察庁とかからタダでもらった資料をパクってるだけなのに、無料版はコピーすらさせてくれません。一度印刷してから再度PDFでスキャンしろとでも言うのでしょうか?
ムカついたのでちょっとゴニョゴニョしてみます。スマホを自力でSIMロック解除してプラスエリア化させてる人間の力を侮るなよw
とりあえずコピーは出来るようになりました。ページの抽出が出来ないままですが、まあコピーさえ出来れば問題ないのでいいでしょう。
さて、コピー可能になったところで「はしがき」とやらを読んでみましょう。
はい、要約します。「この統計書は、警察庁・国交省・総務書のデータをパクっただけの寄せ集めです」
読んでみりゃわかるんですが、この程度の統計資料なら、元データさえもらえば2日もあれば作れますね。この業務に対して一体いくら使われているのでしょうか?
目次を眺めてみる
使えない資料も多いので、とりあえず目次を眺めてみます。抜粋なので全ては載せていませんよ。
第1編には私に興味を惹くものはありませんね。強いていえば「免許保有者数の推移」でしょうか。これに更新手数料を掛けると交通安全協会にいくら流しているかの予想がつきますね。
第2編もあまり面白そうではありませんね。「1万台あたりの負傷者数の推移」あたりを読めば、取締りによって事故が減っているのかどうかがわかるかもしれませんね。
第3編には違反別の交通事故件数が載っているようです。これは要チェックや!(彦一)
第4編には道路交通法違反取締り総件数の推移があります。違反別のデータもあれば面白そうですがどうでしょうか。
考察は次回以降に…
とりあえず目星を付けただけで今回はここまでとします。何しろPDF版ですから、データから構成率など計算しようと思ったら自分でExcelに手打ちしなければなりません。
検察統計は最初からExcelファイルなので計算も楽なのですが、交通統計は天下り団体が絡んだせいで国民の利便性が失われていますね。
では、面倒臭がりの私が次の記事を書くのはいつかわかりませんが、事故原因についての考察あたりから始めたいと思います。