[調子に乗って]白バイが転倒したせいで83歳のライダーが死亡[飛ばすから]

30代の巡査長が運転する白バイが首都高を無謀な運転をして転倒し、重傷を負いました。

そのせいで首都高2号線が閉鎖され、料金所に立てられた閉鎖中の看板にバイクが突っ込み、83歳のライダーが死亡しました。

もう白バイに首都高を走らせるのは禁止したらいいんじゃないでしょうか?

白バイが無謀運転をして自損事故

白バイ転倒し30代巡査長が重傷

http://archive.is/9JJVB(魚拓)

東京・品川区の首都高速で、白バイが転倒し、30代の巡査長が重傷を負った。

3日正午すぎ、品川区の首都高2号目黒線の上りで、警視庁高速隊の30代の巡査長が、白バイを

運転していた際、ハンドル操作を誤り転倒した。

30代の巡査長は、背中を骨折するなどの重傷を負い、警視庁は、事故の状況をくわしく調べている。

私は首都高で走り屋をしていた過去がありますので、2号目黒線もよく知っています。

目黒線は上下線ともそれほど厳しいカーブはなく、渋滞していることもそれほど多くない為、むしろ速度を出し過ぎてしまうことに気を付けなければいけない路線です。

事故現場の映像を見ても、白バイはカーブでコケた訳でもなく、直線区間で転倒したように見えます。

画像は上記リンクより

白バイの実情を知らない方々は、白バイは速いバイクで運動性能も高いという勘違いをされていますが、多少バイクに詳しい人なら誰でも知っているように、白バイは速くもなければ運動性能も高くありません。

映像を見た感じでは、この白バイは旧型のVFR-800Pではなく、CB-1300Pに見えます。

重い!デカい!遅い!

ベースとなっているCB-1300SB自体が、首都高を攻めるようなバイクではありません。フロントが正立フォークな時点で察しろという話ですが…

で、エンジンガード・サイレン・赤色灯・パニアケースなどの重量増にしかならない装備を付けまくっていますから、そもそも低くもない重心がさらに上がってしまって運動性能はベース車よりも下がっています。

白バイが何のタイヤを履かせているかはわかりませんが、おそらくダンロップのツーリングタイヤレベル、よくてスポーツタイヤレベルでしょう。こんな高重心のバイクにその程度の足回りで首都高を攻めたりしたらそりゃ事故ります。首都高をナメるんじゃない!

この白バイ隊員が転倒した本当の理由はわかりませんが、調子に乗って攻めていたことは間違いありません。記事には「ハンドル操作を誤って」とかありますが、直線でハンドル操作なんかしねぇよ!というお話です。

完全に私の推測になりますが、映像を見ると上り坂を過ぎて少し進んだあたりのようですから、上りでアクセルを開けすぎてフロント加重が抜けた所で首都高特有の繋ぎ目ギャップでハンドルが暴れ、ビビッて急ブレーキをかけて握りゴケをしたんじゃないかと思います。これがコーナーだったらスリップからのハイサイドも考えられますが、どう見てもハイサイドが起こせるような場所じゃないです。

最近の白バイ隊員はエアバックベストくらい付けているかとも思ったのですが、背骨を損傷する重傷という事は、エアバックベストはおろか、脊椎パッドすら付けていかなかったのかもしれません。

大事な事なのでもう一度書いておきます。

首都高をナメるんじゃない!

警察の不祥事の印象を薄める為に、警視庁は今頃言い訳の相談をしているかもしれません。違反車両を追尾中だったとか言い出してくるかもしれませんね。しかし、問題はそこではなく、重くて取り回しの悪い白バイに治外法権のように勝手な運転をさせているのですから、白バイ隊員の重傷事故率が異常に高くなるのは当然の帰結なのです。

白バイ隊員死亡・重傷の重大事故、5年で42件

事故処理の規制のせいで高齢ライダーが死亡

さて、これだけで済んでいれば、暴走族が無謀な運転で自業自得のケガをしたという話でしかないのですが、この事故に伴う2号線の閉鎖によって、83歳のライダーがとばっちりで亡くなっています。

閉鎖示す看板に突っ込み死亡

http://archive.is/z3c0I(魚拓)

東京・品川区の首都高の入り口で、閉鎖を示すビニール製の看板に、83歳の男性がバイクで突っ込み、死亡した。

3日午後1時すぎ、首都高目黒線の荏原入り口で、閉鎖を表示するため道路上に置かれたビニール製の看板にバイクが突っ込み、運転していた猪俣忠康さん(83)が死亡した。

道路に看板を避けようとした跡はなく、警視庁はくわしい事故の原因を調べている。

白バイが転倒したのが2号目黒線の上りで、3日の正午過ぎです。

で、午後1時過ぎに荏原入口が閉鎖中だったというのですから、明らかに白バイの事故による閉鎖措置です。

これも知っている方なら常識ですが、荏原の入口って一般道から直接陸橋に入る形で入れるため、結構な速度で進入してしまいやすい入口ですし、閉鎖に気付いて避けようとしても、一般道の方に車列が出来ていたら逃げ場がありません。

避けようとした形跡がないともありますし、83歳という高齢ライダーの方ですから、ライダー側の過失もあったとは思います。判断力や反射神経が落ちてきたら、バイクや車の運転はするべきではありません。

それでも、事故で入口が閉鎖などというイレギュラーが起きていなければ死なずに済んだでしょう。また、入口閉鎖はやむを得ないとしても、上のストリートビューを見ていただければわかるように、陸橋の入口部分に看板を立てるだけでは不十分で、分岐車線部分にパイロンを並べておく程度の配慮が必要な路線状況に思えます。

閉鎖の原因となる事故を起こしたのも警察なら、閉鎖の規制看板を立てたのも警察でしょう。そして、この2件の交通事故も交通事故数にカウントされ、翌年の交通安全対策特別交付金の計算式の分子に加算され、警察利権が受け取る交付金が増額されるという矛盾に満ちたシステムこそが、諸悪の根源だと私は思うのです。

首都高は別免許にしろ

以前からの私の持論なのですが、首都高速という名の自動車専用道路は、初心者や高齢者などの運転技術が未熟な者が走ってよいような路線ではありません。

[運転免許]首都高は別免許にして軽は禁止すべき[危険で迷惑]

日本の現在の免許人口は8500万人とも言われており、要するに教習所に通いさえすれば誰でも取得出来る日本一簡単な免許資格になっています。

地方では車がないと生活できない場所も多いですから、全国一律で免許基準を厳しくしろとまでは言いませんが、例えば北海道の田舎道の路上教習で免許を取得した初心者が、いきなり深夜の首都高を流れに乗って走れるとは到底思えません。

飛ばさなければいいというのも、現実を見ない短絡的な思考です。首都高はC1と呼ばれる環状線が制限速度50km/h。その他が基本的に60km/hで、湾岸線が80km/hです。しかし、他の一般道や高速道もそうであるように、実勢速度は大きく異なります。

首都高速-Wikiより

湾岸線は全区間で6車線道路であり、直線区間が多くカーブも緩やかである。そのため最高速度を超過して走行する車両が多く、しばしば速度取締りが行われる。空港中央出入口周辺は、自動速度違反取締装置や白バイによる取り締まり重点路線に指定されている。

平成19年度に行われた調査研究では、最高速度が60 km/hである区間の34箇所、および最高速度が50 km/hである4号新宿線代々木IC – 新宿IC間の3箇所で平均速度の現地調査が行われたが、すべての区間で平均速度が最高速度を上回っていた。最高速度が60 km/hである区間では30% – 50%(約15 km/h – 30 km/h)の速度超過が、最高速度が50 km/hである区間では30% – 40%(約15 km/h – 20 km/h)の速度超過が見られている。

平成19年度の調査研究がどの時間帯に計測したかはわかりませんが、最高速度が50km/hの代々木-新宿IC間の実勢速度が65~70km/h程度、その他の60km/h区間の実勢速度は75~90km/hで流れているのが現実だということです。

私の経験から言えば、この調査結果は空いている時間帯の平均値のようなもので、職業ドライバーと走り屋しか走っていないような深夜から早朝にかけての実勢速度はもっと高いです。早朝のC1の霞が関トンネル付近などは、大袈裟ではなく実勢速度110km/hくらいで流れています。

速度超過する方が悪いと批判するのは簡単ですが、現実としてはそのくらいのペースで流れているのですから、そのくらいのペースで首都高を走っても合流・分岐・追い抜き等がスムーズに行えるレベルのドライバーでなければ首都高を走るのは危険です。事故は絶対速度ではなく、他の車両との相対速度差が大きければ大きいほど起こりやすいのですから。

そんな場所で走り屋をしていたような社会不適合者である私が言っても説得力はないのでしょうが、走り屋が何故首都高や峠を好むのかと言えば、そういう場所は非常に高い運転技術を求められる場所だからです。アクアラインのような直線道路には直線番長しか集まりません(笑)

冗談はさておき、首都高を流れに乗ってスムーズに走るには非常に高い運転スキルが求められます。私の妻は首都高は怖いからと言って利用しませんが、それが賢明な判断なのです。

今からでも遅くありませんので、首都高は別免許制にして、分岐に手間取るようなレベルのドライバーには利用させないようにすべきです。サーキットライセンス的なレクチャーと実地試験を行うだけでも大分異なると思います。

ライセンス情報をETCカードと連動させればチェックさせる事も可能でしょうし、たまに抜き打ちで取締りをしてライセンスがなければ無免許運転で検挙すれば、本当に必要があって首都高を利用しているドライバーはこぞってライセンスを取得するでしょう。

新たな免許は警察に新たな利権を与えてしまうので本意ではありませんが、代わりに無意味としか思えない中型免許を廃止すれば良いでしょう。トラック業界が人手不足なのに高卒で取得できる免許では運送トラックの多くが運転できないなどという官製不況を助長している暇があるなら、首都高を別免許にして首都高の渋滞を減らして職業ドライバーを助け、新東名は大型不可にして140km/h規制に緩和すれば、一般ドライバーが新東名に流れて旧東名の渋滞が緩和される効果も期待できるでしょう。

私の浅知恵でもそのくらいは思い付くのですから、東大卒のキャリア官僚の頭脳で考えてわからない訳がありません。

アベシンゾーの治世も永遠には続かないのですから、官僚や政治家などの特権階級の発想のベースとなっている「今だけ、カネだけ、自分だけ」をいい加減やめてもらいたいものです。

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