子どもがいる人に超絶おすすめの本2冊

読書量が多い事は、頭が良くなるための必要条件だと思っています。

読書家だからと言って頭が良いとは限りませんが、頭が良い人は例外なく読書家であるということです。

そんなワケで月に15冊程度を目標に本を読んではいるのですが、目から鱗が落ちるような本に出会える事は稀にしかありません。

最近、偶然にもそのような良書を2冊見つけましたので紹介しておきます。

  • 真面目に生きているつもりなのにイライラする場面が多い人
  • 子どもがいて育児中の人

に特にお勧めの本ですね。

反省させると犯罪者になります


単行本 778円・Kindle版 648円

作者の岡本茂樹さんは、LB施設と呼ばれる「累犯で懲役10年以上の長期刑の受刑者が収容されている刑務所」で篤志支援者として受刑者の支援をされていた方ですが、「悪い事をしたのだから被害者の立場に立って考えて反省しろ」という、世間では正論と思われている方法では更生は望めないという事実を発見された方です。

もはや、「発見」と言っても過言ではないことで、真に反省して更生を目指す為には、被疑者目線に立つ前に、加害者目線で「どうしてその犯罪を犯す事になったのか?」という原因を突き詰めて考える必要があるという事です。

そして、その原因は100%幼少期の家庭環境にあるという事を看破されているところが凄いです。

Kindle版の方が安いですし、私も普段はKindleで読んでいますが、この本については単行本を購入する事をお勧めします。読み終わったら親族や親しい友人にも貸してあげて下さい。犯罪に対する価値観がひっくり返るかもしれません。

いい子に育てると犯罪者になります


単行本 821円 Kindle版 760円

上記の「反省させると犯罪者になります」の次にもう一冊あるのですが、まだ読んでいないので先にこちらを紹介しておきます。

子どもがいる方なら誰しも思い当たる節があると思いますが、我々はつい子どもに対して「いい子にしなさい」「親の言う事を聞きなさい」と言ってしまいがちです。

もちろん、他人を傷つけるなどの「してはならないこと」をした時には叱責が必要な場面もあるでしょうが、頭ごなしに叱る前に「どうしてそんなことをしてしまったのか?何か嫌な事や苦しい事があったのではないか?」と子どもの言い分を聞いてあげる事の大切さがよくわかる本です。

酒井法子さんがどうして覚醒剤にハマってしまったのかの答えもこの本に書いてありますが、本当に説得力のある書き口で、裁判所の判決であっても批判する私が読んでも反論の余地が全くありません(笑)

この本を読んで私は、自分が小さい頃に抑圧されていた事に気付き、若い頃に夜の首都高を命懸けで攻めるというような反社会的な行動を繰り返していた理由もわかりました。

今は二人の子どもを育てる為に四苦八苦していますが、子どもに対して無償の愛を注ぎ、子どもが甘えたい時には思う存分甘えさせてあげる事の重要性にも気付かされました。

子どもがいる方は是非読んで下さい。この本と出会ったことを後悔する人は一人もいないと思います。

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