警察が通学路の安全を守るというお題目で通学路での交通違反の一斉取り締まりをしたそうです。
私にも小学生の子どもが2人いるので、通学路の安全は是非守って欲しいですが、スクールゾーンで進入禁止にするなら、入口にフェンスを置いて警官を1名常駐させておけば済む話です。
区域内の居住者が出入りする時だけは免許証で確認して通してあげれば良いだけなのに、わざわざ進入させておいて中で捕まえるのですから、やはり集金目的であって子ども達を守る気なんてサラサラありません。
通学路で一斉取り締まり
http://jp.reuters.com/article/idJP2017041201001552
新年度が始まって各地の学校でも新学期を迎えたことなどを踏まえ、全国の都道府県警は12日午前、約2900カ所の通学路で一斉取り締まりを実施し、道交法違反などで1万1355件を摘発した。
警察庁によると、通学路での一斉取り締まりは2013年に始まり、今回で9回目。警察官ら約1万3700人が動員された。
最も多かった摘発は、道交法違反の通行禁止で6684件。次が最高速度違反の1654件だった。逮捕はいずれも無免許運転で3件あり、内訳は東京都で1件、大阪府で2件だった。
反則金の平均額は約1万円ですから、
1万1355件を検挙=1億1355万円の売上
です。午前中だけで随分稼いだものですね。
警察官の平均年収は約800万円ですから、年間250日出勤するとして税金から支払われている日給は約3万円です。半日なら1万5千円くらいですか?
1万3700人を半日動員=2億550万円の税金投入
合わせると、僅か半日で3億2千万円近くの国民のカネがこのイベントで消費されたようです。
最も多かった摘発は通行禁止違反だそうですから、どう考えてもスクールゾーンのお話です。
通学路の安全は本当に確保してもらいたいです。
スクールゾーンとは規制時間内歩行者専用道路になる交通規制の一つですが、歩行者専用道路になって車両の通行が禁止されるのだから、物理的に入って来れないようにすれば良いだけです。
警察官には税金から日当3万円以上も払っているのですから、例えば上の画像の規制時間だったら、1時間半くらい交通課の警官を入口に立たせておいても罰は当たらないでしょうし、それすら面倒だとしても、7時半と9時の2回だけフェンスを設置と撤去に行かせるだけでも十分抑止効果があります。
フェンスをどかしてまで進入するアホは早々いませんし、フェンスの横を通り抜けられる二輪車くらいは許してあげれば良いでしょう。バイク乗りは事故ると自分も大怪我をするリスクがあるので、子どもなどには自動車以上に気を付ける習性があります。
たったこれだけの事で不幸な事故はいくらでも減らせるのに、それはしないでスクールゾーン内でたまに取り締まるだけ。今後は新型レーダーオービスで生活道路内でも速度超過を取り締まるそうですが、新型オービスの価格は一個540万円はするそうです。
[警察は]持ち運び可能なオービスで軽微な速度違反も取り締まる予定[スピード違反]
7895円で買えるフェンスを、公僕である警察官に設置させるだけで済む話なのに、それはしないで540万円の新型オービスで更なる集金業務に勤しむ警察。一体どこに正義があると言うのでしょうか?
事故と無関係な違反を積極的に検挙
全国ネットの報道は警察のアンコン(アンダーコントロール)下にあるようで、一見すると警察が正しいかのような文面ばかりですが、ローカル紙やローカル局だとチェックが行き届かないのか、事故防止に効果などない事を露呈するような記事が出る事もあります。
春の交通安全運動期間中の12日、県警は県内の小学校の通学路78カ所で一斉取り締まりを行い、速度違反など道交法違反で365件を摘発した。新1年生が学校に通い始めた時期でもあり、県下30署と交通機動隊の385人が登校時間に街頭に立って急な飛び出しなどへの注意を呼び掛けた。
摘発の内訳はシートベルトやチャイルドシートの未装着が118件と最多。最高速度違反97件、スクールゾーンに入るなどした通行禁止違反53件、一時不停止37件。飲酒運転はなく、逮捕者もいなかった。
県警によると、3月末までに通学中の事故でけがをした小中学生は12人で、昨年同期に比べて5人多い。このうち、歩行中のけがが10人で、6人増えた。
県警交通指導課は「子どもは急に進行方向を変えるなど動きが読みにくい。車で通学路を通る時は制限速度にこだわらず、すぐ止まれるように走行してほしい」としている。
質問です。
シートベルトやチャイルドシートをちゃんと装着すると、通学路の安全性が上がりますか?
もちろん、上がりません。ハネられる側にとってはドライバーがシートベルトをしていたかどうかと被害の度合いは関係がないからです。
考えてみれば、新潟県警による365件の摘発のうち、通行禁止違反は53件なのですから、残りの312件の検挙が「通学路」で行われた証拠はどこにもありません。単なる便乗検挙ではないでしょうか?
全国ニュースの数に戻って考えてみても
- 全検挙数:11,355件
- 通行禁止:6,684件
なのですから、4,671件の取締りは通学路の安全とは無関係な可能性が高いという事になります。
大体、速度超過違反(スピード違反)の取締りって、検挙した車を誘導するスペースなどが必要なので広めの幹線道路や路肩に余裕がある場所でしかやりませんよね?
本当に通学中の事故が起きているような路線でネズミ捕りなんて出来るワケがないのですから、やはり子どもの安全とは無関係な所で集金業務をやっているだけでしょう。
[こういう場所こそ]横浜・小学生列に車 児童1人死亡[取締りをやれ!]
横浜で実際に小学1年生が、耄碌した高齢ドライバーにハネられて亡くなった現場がここです。
こんな狭い所でネズミ捕りが出来ますか?
当の警察官は酒気帯び状態で出勤
こんな時でも前日深夜まで深酒をして、酒気帯び状態で車を運転して通勤しちゃうのが警察クオリティです。
車で出勤した警察官から酒のにおい… 沖縄・宮古島署員に「赤切符」
宮古島署によると、男性警察官は飲酒運転をした前日夜に、同僚らと酒を飲んでいたという。翌日、車で出勤した男性警察官から酒のにおいがしたため、宮古島署が調べたところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出された。
逃走や証拠隠滅の恐れはないとして、逮捕していない。男性警察官は現在、年休などを取得して、休んでいるという。
せめて「どのくらい基準値を超えたのか?」くらいは報道して欲しいのですが、酔っ払った状態で交通違反の取り締まりをする輩までいるのが警察です。
夜に予定されていた所沢市内の交通取り締まり現場まで、約7キロの道のりをバイクで移動し、同僚署員らと合流した。さらに現場でも缶酎ハイ1本を飲み干していた。
男性巡査は酒気帯び状態のまま、現場でスピード違反切符や、無灯火のまま走行していた自転車への警告カードを作成していた。
だが、通勤中を含め、1日の勤務中に大量の缶酎ハイを空けた後の異常行動に、飲酒運転捜査のプロである同僚の警察官たちが気づかないはずがなかった。
交通取り締まり現場で、運転手以外から漂うはずのない酒のにおい、異常なほどの摘発意識や高いテンション-。典型的な酔っ払いの特徴に気づいた別の署員が現場責任者を通じて上司に報告した。
「飲んでいない」。駆けつけた同署地域課の課長代理にこう否認した男性巡査だったが、直後に立てなくなったようにフェンスに寄りかかった。
「クロだ」
こう判断した幹部らが署に連れ戻り、アルコール検知をしたところ、男性巡査の呼気1リットル当たり、0・4ミリグラムのアルコールが検出された。
何度も書きますが、通学路の安全を守りたければ、規制時間はスクールゾーンの入口に進入禁止のフェンスを立てさせろ!検挙云々はそれをしてからのお話です。