久しぶりの日記記事です。
うちの嫁さんは南国の離島出身で、親が出稼ぎに出ていたので弟と一緒に祖母に育てられてきました。嫁さんにとっては実の母親よりも祖母の方が母親に近い存在だったようです。
嫁さんの祖母は100歳になるのですが、先週末に危篤の連絡があり、嫁さんは5歳の長女を連れて最期を看取りに行きました。そのまま亡くなれば葬儀が終わるまでは帰れなそうです。
さて、うちには8歳になる小学2年生の長男もいるのですが、こちらは東京に残すことにしました。理由は3つです。
- いつ帰れるかわからない
- 今週末が学芸会でずっと練習をしてきた
- 3人分の旅費がキツイ…
そんなワケで、しばらくの間、うちは父子家庭状態になることになります。
離島なので一旦那覇に飛んでから乗り換えるのですが、LCCの成田-那覇間の航空運賃よりも那覇からその離島への航空運賃の方が高いという逆転現象が起きています。小型旅客機ほどコスパが悪いのは仕方がありませんが、感覚的には納得しにくいですよね。
那覇まではマイル乞食で貯めていたANAマイルで飛んで欲しかったのですが、特典航空券は数日後の便しか取れない為、すぐに飛ぶためにJetstarの格安航空券で飛んでもらうことにしたのですが、7:45成田発の便だったので、余裕を見ると6:30頃には成田に着かなければなりません。
LCCは追加料金を払っておかない限り、チェックイン時間に1分でも遅れたら払い戻しも振替も出来ないという鬼仕様ですからね…
というワケで、先週末の私のスケジュールが死のロードになりました。
11/19(土) 7:30出勤→午後八王子出張(19時まで)→21:00帰宅
11/20(日) 5:00起床→5:30出発→6:30成田着→7:00保安審査場で見送り
→9:00都内にプチ出張(長男を連れて行く)→11:00若洲海浜公園
→14:00帰宅後犬の散歩と夕飯の準備→18:30長男の空手
→21:00帰宅後、風呂に入れて寝かし付け、その後掃除など家事
11:21(月) 5:30起床→長男の朝食準備・ゴミ出し・犬のトイレ掃除
→6:30に家を出て7:30出勤 ←今ここ
世の中の母子家庭や父子家庭の方は大変です。私はおそらく今週1週間はこの状態が続きますが、フルタイムで働きながら一人親世帯というのは本当にキツイものだと思います。
そういう家庭にこそ公的資金を投下して公助すべきだと思うのですが、カル○国家ニホンではそんな家庭からも8%もの消費税を徴収しつつ、海外にバラマキですからね…
(追記)
長男は8歳の小学二年生ですから、その気になれば1人で帰宅させてから数時間は待たせておいても大丈夫そうです。
しかし、月曜は17時からスイミングがあります。これはまだ1人では行けません。
自転車か車でないと厳しい場所にあるのですが、地元の小学校には「小3までは子供だけで自転車に乗ってはダメ」という謎ルールがあるからです。
まあ、これがOKだとしても最近の高齢者メインの暴走事故を考えると1人は不安ですね。(ちなみにあの手の報道が増えている裏には別の思惑があると思いますが…)
どうしても私がいないと進まない仕事は昼過ぎには終わります。 どうしようかと考えた私は…
早退することを即断しましたw
自分が食べるため、家族を養うために働いているのであって、働くために生きているのではありません。
家族を犠牲にしてまで働いても良いのは「働いた分がダイレクトに所得に反映する個人事業主やフリーランスの人」だけだと思っています。
というわけで翌日の準備は自宅でやることにして、 早退して帰宅し、子供を連れてスイミングに来ました。
カナヅチは困ることもあるだろうと4歳から始めたスイミングですが、 月謝が重くのしかかるので2人の子どもには「嫌になったらすぐやめていいよ♪てかそろそろやめない?」っていつも言ってますw
私の価値観では、最初は何でもお試しでやってみるのが良いと思いますが、 習い事は「子どもがやりたがるから通わせてあげるもの」です。
親はすぐに「一度始めたことは最後までちゃんとやりなさい」とか努力しろ我慢しろと言う人が多いですが、そんな考え方を押し付けるからブラック企業で過労死するまで我慢してしまう人が後を絶たないのです。
人は好きでやってることなら勝手に頑張りますし、夢中でやってることが端から見れば努力に見えるだけで、我慢を伴う努力から一流は生まれないと思います。
長男の水泳はクロール平泳ぎ背泳ぎまで出来るようになって、今はバタフライを練習するクラスにいるのですが、バタフライって大人になったときに役に立ったりしないですよね?(バタフライが好きな方はごめんなさい)
だから今のクラスに上がった時に
「バタフライはお父さんも出来ないけど困った事もないからそろそろやめない?月謝も安くないからやめてくれるとありがたいんだけど?」
と提案したのですが、長男は
「バタフライまでマスターしたらやめるよ。スイミングは楽しいし、バタフライが出来るようになってなればスイミングは○○の方がお父さんより凄いってことだよね?」
と言ってました。 子どもは親を超えねばならず、自分を超える子どもを育てる 事が親の責務なのかもしれません。
などと、スイミングを観ながらウダウダ書いてしまうのは、観覧席の保護者の父親率が私を除けば0%だからでしょうねw
(追記)
何にせよ、一人親世帯は大変です。私は今週いっぱい限定での父子家庭ですが、世間では母子家庭や父子家庭も珍しくはなく、そして、一人親世帯の貧困率の高さは先進国でも常に上位です。
親が働いていない状態でも、先進国中2位の貧困率の高さですね。
アメリカが突出していますが、あれは新自由主義に犯された格差社会の典型みたいな国ですから、それに嫌気が差した人がサンダースやトランプを支持したのです。
これが「親が働いている状態」での貧困率です。
アメリカを抜いて堂々のOECD1位です。
■働いていないひとり親世帯の貧困率
・アメリカ…90.7%
・ドイツ…54.0%
・日本…50.4%
■働いているひとり親世代の貧困率
・アメリカ…31.1%
・ドイツ…23.8%
・日本…50.9%
親が働いても貧困から抜け出せない。それが安倍のいう「美しい国」なのでしょうね。
日本が経済的に強い豊かな国だと勘違いしている方が多いですが、人口が多いからGDPの総額が大きいだけで、これは中国も同じです。
各国の 一時間あたりの最低賃金 平均賃金
最低賃金 714円 平均 823円 ◆ 日本
最低賃金 1312円 平均 1562円 ◆ フランス
最低賃金 1176円 平均 1414円 ◆ オランダ
最低賃金 1245円 平均 1483円 ◆ ベルギー
最低賃金 1160円 平均 1382円 ◆ ドイツ
最低賃金 1245円 平均 1350円 ◆ イギリス (2020年までに1728円に)
最低賃金 1382円 平均 1407円 ◆ アイルランド
最低賃金 1534円 平均 1909円 ◆ オーストラリア
最低賃金 1180円 平均 1500円 ◆ ニュージーランド
最低賃金 1312円 平均 1648円 ◆ モナコ
最低賃金 1329円 平均 1583円 ◆ サンマリノ
最低賃金 1518円 平均 1808円 ◆ ルクセンブルク
最低賃金 1917円 ◆ デンマーク
最低賃金 1130円 ◆ カナダ
最低賃金 1072円 ◆ アメリカ NY (2018年から 1850円)
最低賃金 1287円 ◆ アメリカ ワシントンDC (2020年から 1850円)
最低賃金 1348円 ◆ アメリカ シアトル (2017年から 1850円)
最低賃金 1502円 ◆ アメリカ カリフォルニア州団体交渉 (例マック) 1650円 ◆ スウェーデン
国民の9割が2500円以上 ◆ スイス平気で嘘をつく人より
日本人の実質賃金も下がり続け、ただでさえお金がないのに消費税増税でさらに貧困層に追い討ちをかける。
小泉竹中以降はひたすら非正規雇用を増やし、ひとり親世帯では働こうにも非正規の職しか見つからず、働いても働いても貧困から脱却できない人ばかりです。
アベノミクスで株価が上がった?雇用が増えた?
だからなんだと言うのでしょうか?現実に起きているのは中間層以下の賃金が下がり続け、中間層は貧困層に、貧困層は飢餓寸前にまで追い込まれているだけの話です。
こんな国ですから、当然母子家庭や父子家庭への公助もほとんどありません。生活保護の母子加算を叩いたりしている馬鹿なネトウヨ層もいますが、
生活保護が贅沢なんじゃなくて、賃金が安すぎて奴隷でしかない社畜ばかり
なだけなんですよね。
まあ、私も企業に勤めて雇われている時点で奴隷階級でしかありませんが、社畜にだけはなりたくないものです。
何故日本人はこんなに働いているのに豊かになれないのか?
その答えは人によって様々でしょうが、私の見解では
半分位の仕事が生産性のないピンハネ・中抜きの仕事ばかりだから
だと思います。
官僚が天下りするような企業の仕事は大体これです。100億で受注して、70億で下受けにやらせて、ピンハネした20億を株主と経営陣で美味しく分ける。
下請けも70億で受注した仕事を50億で孫請けにやらせて、ピンハネした20億を美味しく分ける。
こんなんばっかだから無駄な仕事のオンパレードになって末端の労働時間がアホみたいに長くなるんでしょうね。