日本は米国の属国で、宗主国米国の顔色を伺いながら今までやってきました。
米国で民主党が勝とうが、共和党が勝とうが、日本からの収奪の方法がちょっと変わるだけで、今までは誰が大統領になろうと大差はありませんでした。
しかし、不正選挙の本場であるアメリカ合衆国(正しくはアメリカ合州国、もしくはアメリカ連合国家)で、近年稀に見る「資本家の手先になっていない大統領」が就任する事になります。
トランプは何故ヒラリーに勝てたのでしょうか?
そもそもトランプ人気はヒラリーの比ではなかった
今回の米大統領選については、今までに2つの記事を書いてきました。
日本に入ってくるアメリカの情報はCNNとかNew York Timesなどの「アメリカの御用メディア」のものばかりです。日本で言ったらNHKとか産経新聞みたいなものです。
日本の世論調査(世論操作)と同じく、アメリカの世論調査(世論操作)も「無作為に抽出したと嘘をついて都合の良いデータだけを集める」という方法が取られています。
例えば、日本でもよくある「コンピュータが抽選した番号に掛けて、出て回答してくれた人1000名による世論調査」みたいなのですが、パッと思い付くだけでも以下の問題点があります。
- 本当に自動抽選によって電話を掛けたのか確かめようがない
- 「平日の日中に知らない番号から掛かってきた電話に出る人」という時点で偏りがある
- 「有効回答数」に入らない無効な回答をした人が、答えなかったのか調査側の判断で無効にしたのかわからない
- 回答者が回答した内容と、オペレーターが打ち込んだ内容が同じとは限らない
- 集計に使われたプログラムのソースコードが読めないと人為操作がないか確かめられない
まだまだありますが、大手メディアがやるような「調べる側が電話を掛けたり調査対象者を選べる調査に正確性など期待できない」と言えます。
もちろん、ネット投票もいくらでも操作可能ですし、ネットの使えない高齢者などの意向は入りにくいです。だからこちらも信用は出来ませんが、政府からの助成金や優遇措置を受けていないメディアが解説しているネット調査の方が、大手メディアの恣意的な調査よりは余程信頼度が高いでしょう。
「不正選挙」を隠さなかったトランプ
今回のトランプ勝利の要因の一つが、「不正選挙に気を付けろ」とストレートに言っていたことです。
「大統領選で不正投票が横行」トランプ氏、不法移民が大量投票すると主張
アメリカ大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は10月17日夜、選挙集会やテレビのインタビューなどで繰り返し「大統領選の投票に不正行為がある」と述べ、不法移民が不正な投票をしていると主張した。
「膨大な数の不正投票がある。共和党指導者がそれを確認しないのは、私には理解できない」と、トランプ氏はウィスコンシン州のグリーンベイでの集会の前、FOXニュースに語った。
「あまりにも多くの都市が腐敗していて、不正投票が当たり前になっている」と、トランプ氏は演説直後にも言った。
ここでもトランプの主張は、選挙権を持たない不法移民が不正に投票しているという主張ですが、「選挙では日常的に不正が行われている」と主張している所が強さです。当然支持者達は選挙に不正がないか監視の目を光らせます。
それでも昨今の不正選挙は、集計段階におけるコンピュータ上での不正でしょうから、いくら投票所や開票所を監視しても不正には気付けません。そもそも、1億票以上の有効投票がたった1日で集計されてしまう時点で、人の手による開票ではないのですから不正はいくらでも可能です。
米国の支配者層にとってはヒラリーの方が都合が良かったハズなのに、どうして今回はトランプを勝たせたのでしょうか?
私の考えでは、トランプは、ロシアのプーチンに大統領就任後の協力を持ちかける事によって、ロシアが持っている米国支配層の弱点をチラつかせてもらったのだと思います。
トランプからプーチンへの手紙・ブッシュ家からの脅迫/ケネディ暗殺の立役者とは
特にドナルド・トランプがこの手紙の中で述べているように、彼の「主な敵対者」ジェブ・ブッシュの家系は、第二次大戦前および最中に家長であったプレスコット・ブッシュはアドルフ・ヒトラー率いるドイツのナチ政権に資金提供し共謀することで家の富を築き上げたと伝えている。
また同じ手紙の中では、ヒトラーへの資金提供から蓄えたブッシュ家の財宝を用い、プレスコット・ブッシュの息子、ジョージ・H.W.ブッシュはCIAとのつながりを利用してアメリカの秘密のエリート家族に存在する階級を上がり、そしてジョージ・H.W.ブッシュは1963年11月22日のジョン・F・ケネディ大統領の暗殺の構想において、直接的、あるいはさらにリーダー格として関与していたと記されていた。
さらに悪いことに、ケネディ大統領暗殺の首謀者としてジョージ・H.W.ブッシュには報酬として、1976年にCIA長官としての座が与えられたが、これは現在、ウォーレン委員会報告書として知られるものの中で、自身もケネディ大統領暗殺の隠蔽工作に関与した中心的な共謀者であったジェラルド・R・フォード大統領によって行われていたとその手紙は続けている。
CIAの統制権を手にしたジョージ・H.W.ブッシュは、アメリカでも最も邪悪な軍事作戦を管理したオフショアの国際商業信用銀行(BCCI)の設立に貢献したが、同銀行が関与した軍事作戦にはオサマ・ビン・ラディンへの資金提供が含まれており、ビン・ラディン家からブッシュ家へ、直接に数百万ドルの支払いがなされていたとトランプ氏は手紙の中で説明している。
リンク先には画像もあってもっとわかりやすいので、是非リンク先も読んでいただきたいですが、トランプがプーチンに語ったブッシュ家やクリントン家の黒い部分については、ネットを使える人なら誰でも手に入る情報です。
しかし、それを米国大統領候補が「私は知っている」と公言している事が凄いのです。これは、プーチンの信頼を得るには十分な行動を言えるでしょう。
御存知の通り、プーチンのロシアはウィキリークスのアサンジを匿っています。当然、米国支配者層に関する(特にクリントン家に関する)重大な疑惑に関する情報も多数持っています。
今までも小出しに出しては来ましたが、これで不正選挙でヒラリーを勝たせたら、クリントン家を奈落の底に突き落とす確証が出されてしまうのは目に見えていますし、それどころブッシュ家とナチスドイツの関係や、911の真相なんかもバラされてしまいかねません。
これでは、ヒラリーを勝たせても米国支配者層にはリスクしかありません。
ならば、少なくとも軍事予算については、むしろ軍拡の方向を唱えているトランプを勝たせた方が良いと判断したのではないでしょうか?
戦争屋vs不動産屋 グローバリストvs反グローバリスト
私は、今回の選挙でも不正開票が行われたと考えています。実際の投票結果は闇の中ですが、米国人の立場になって考えてみれば、大多数の国民の家計状況について考えるのであれば、
サンダース>>>トランプ>>>(超えられない壁)>>>ヒラリー
こんな感じではなかったのでしょうか?
民主党の代表選は、民主党員にしか選挙権がありませんから、国民の大多数がサンダースを支持しても勝てません。この代表者氏名選挙にしても不正選挙が可能ですしね。
で、結局民主党は「戦争屋ヒラリー」「殺し屋ヒラリー」を擁立する事にしたワケですが、大本営発表を鵜呑みにしてしまう日本人とは違い、米国人は大手メディアの言う事を信用していませんから、ネットやクチコミで自分の頭で考えたら「ヒラリーだけはない」という結論に至るのが普通です。
アメリカ大統領選挙ですが、『戦争屋』と『不動産屋』の闘いは、『不動産屋』の勝利
『戦争屋』と『不動産屋』だったら、どっちを選ぶ?
テロリストを支援して他国を空爆 内戦を引き起こし 殺人して笑っている人物と、女性を冗談でからかった人物だったら、どっちを選ぶ?
答えは、見えてますよね。
片方は犯罪者だもの。
犯罪者と不動産屋だったら、普通は誰でも不動産屋の方だよね。それが、おかしいと言ってるやつは、相当おかしい。
「戦争反対」と言いながら、戦争引き起こした奴を支援する奴は、頭がいかれてる。
日本では米国の御用メディアであるCNNあたりのフィルターの掛かった情報しか流れていませんから、トランプの暴言部分ばかりに焦点を当てて「トランプはレイシストで性差別者で宗教差別主義者だ!」と騒ぎ立てていますが、実際にトランプが言っている事は「米国人の大多数を占める中間層以下の国民にとっては、本音ではあるけど言ってはいけない雰囲気があるもの」ばかりだった事に気付かされます。
米国人にとってのトランプの魅力
読者の方の中にも、「グローバル化=良い事、あるいは時代の趨勢で逆らえないもの」という洗脳を受けてしまっている人もいるでしょうから、トランプの魅力がなかなかわからないかもしれませんが、彼の発言は多数の米国人の本音です。
・なんで日本を守らないといけないの?
日米安保によって、日本が攻撃されたら米軍が守ってあげなきゃいけないとトランプは思っています。(実際には米国議会が承認しなければ守らなくていいんですがw)「自分の国は自分で守れ!アメリカはアメリカだけを守る!」と言っているだけです。
・メキシコとの国境に壁を作れ!メキシコの負担で!
これは別に問題のある発言ではありませんよね?正規の手続きを踏んだ移民まで排斥すると言っているのではなく、メキシコから流入してくる不法移民について言っているのです。実際にアメリカでは不法移民達は、強制送還に怯えながら低賃金長時間労働を受け入れてしまっています。
その分米国人の雇用が奪われていますし、低賃金を受け入れる者が多ければ賃金は上がりません。ストをやろうにも乗らない奴らが多いわけですから。
不法移民達に仕事を奪われている白人ブルーカラーや、有色人種であっても正当な米国人のブルーカラー達は、やはり本音では「不法移民は出て行け!」と考えているものです。
日本だって不法入国してくる奴らには、猿ぐつわをしてまで強制送還して飛行機内で殺したりしていますよね?
1、2審判決によると、男性=当時(45)=は平成22年3月、強制送還のために成田発カイロ行きの航空機に乗り込む際に抵抗。入管職員らにタオルで猿ぐつわをされ、結束バンドで両手首を固定されるなどした後に動かなくなり、死亡した。
(中略)
男性の死亡をめぐっては、入管職員らが特別公務員暴行陵虐致死容疑で書類送検され、千葉地検が不起訴とした。
日本には海という壁がありますが、アメリカ・メキシコ間は地続きです。「不法移民が流入してくる責任はメキシコにある。メキシコの負担で壁を作れ!」は決してわからない話ではありません。
・イスラム教徒を入国禁止にする
911の真相を知っていそうなトランプですが、アメリカは結局のところキリスト教国ですから、イスラム排斥の主張は受け入れられやすいです。これは扇動の為の計算した上での発言でしょう。
911を起こしたのはイスラム教徒ではなく米国支配者層であり、実行犯はブッシュでありチェイニーですが、多数の米国人は今でもイスラム教徒がやったと考えています。そして、一般的な米国人の中でのイスラム教徒のイメージは「テロリスト(予備軍)」なのです。
日本人は多神教徒が多いのであまりわからないでしょうが、一神教徒にとって異宗教は本当に相容れない存在です。ユダヤ・キリスト・イスラムなんて、同じヤハウェの神を信じているハズなのに、信じ方の違いだけで戦争まで始める始末ですしね。
私から見れば目糞鼻糞でしかありませんが、キリスト教徒の多い国でイスラム教徒の排斥を唱えると支持率は上がるでしょう。
・政治家は金で買える。俺は買えない。
この話は日本メディアでは出てきません。
御存知の通りトランプは大富豪で、今回の選挙戦でも選挙費用のうち50億円~60億円は自腹を切ったと言われています。政治献金を受け取らないと宣言した影響は大きかったでしょう。
実際に彼は「政治家はお金で買えるもの。オレも何人も買っている。だが、オレは買えない」という趣旨の主張をし、共和党の討論会でも言いました。これに対して対立候補達は何も言えませんでした。ほとんどの者がトランプからお金をもらった事があったからです。
唯一もらっていなかったジョン・ケーシック候補は「僕にも下さい!」と言いましたw
クリントン財団は多額の献金を集め、献金者に政治的な便宜を図る事で成長してきました。そして、その資金を使って中東や北アフリカに戦争の火種を作り、CIAを通じて反政府組織に武器・弾薬・傭兵を供給して他国の政権を不法に倒してきた訳です。
リビアのカダフィが殺された時、ヒラリーは手を叩いて満面の笑みで喜びました。カダフィは本当に善政を敷いていて国民の95%くらいがカダフィ支持だった国なんですけどね…
冗長になってきたのでここでやめておきます。
トランプの勝利は、反グローバリズムが台頭してきたことの表れであり、世界は多極化していくのだと思いますが、私はそれを歓迎しています。
グローバリズムは、トップエリート以外の全ての者が貧困に落とされる最悪の共産主義です。例えば「同一労働・同一賃金」なんか聞こえは良いですが、共産主義との違いはありますか?
色々と知った上で、それでもグローバリズムを支持するのは各自の勝手ですが、私は多極化した世界で地域ベースで互助しながら生きていきたいタイプなので、グローバル化なんて真っ平ゴメンです。