北朝鮮が弾道ミサイルの発射実験を行ったようですね。例によってニホンのマスゴミが大騒ぎしていますが、北朝鮮が何かをすると必ず自民党や軍産複合体が儲かるようなシステムになっていますね。
北朝鮮が長距離ミサイル発射
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160207-00000032-jij-kr
時事通信 2月7日(日)9時41分配信
【ソウル時事】北朝鮮は7日午前9時31分(日本時間)ごろ、「人工衛星」の打ち上げと称して準備していた事実上の長距離弾道ミサイルを北西部の東倉里から発射した。
韓国の韓民求国防相は射程について、今後完成すれば推定1万2000~1万3000キロとの見方を示した。前回ミサイルの推定約1万キロよりも伸びており、脅威が強まった。朝鮮中央テレビは「衛星の軌道進入に成功した」と報道。ミサイルは沖縄上空を通過したが、日本政府は破壊措置を取らなかった。安倍晋三首相は「断じて容認できない」と非難。米韓も明白な国連安全保障理事会決議違反だと強く反発している。
長距離弾道ミサイルの発射は2012年12月12日以来、約3年ぶり。今年1月6日の4回目の核実験からわずか1カ月後の新たな挑発で、朝鮮半島情勢のさらなる緊張は必至だ。
日米韓は、安保理で厳しい制裁決議の採択を目指す方針。安保理は日本時間8日未明、緊急会合を開き対応を協議する。
安倍首相は「明白な国連決議違反だ。国際社会と連携して毅然(きぜん)として対応していきたい」と記者団に述べた。この後、安倍首相は、日本独自の制裁発動を急ぐよう指示した。韓国の朴槿恵大統領も国家安全保障会議で「容認できない挑発行為」と批判し、強力な制裁決議を目指す考えを強調した。
ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は「言語道断の安保理決議違反だ」と非難。一方、中国外務省の華春瑩・副報道局長は発射に「遺憾」の意を表明しながらも、関係国に早期の対話再開も求め、情勢の緊迫化を避けるよう促した。
ミサイルは五つに分離し、午前9時37分から同45分までに、黄海や東シナ海、太平洋などの海上に落下した。分離したうちの一つが落下したのは、北朝鮮が国際機関に通告した区域外だった。
米国防当局者はミサイルが宇宙空間に達したもようだと述べた。朝鮮中央テレビは特別重大報道で、金正恩第1書記が6日に発射を命令したと報じた。同テレビによると、「地球観測衛星『光明星4号』は軌道を周回している」という。
ニホンが騒ぐ理由がない
これを受けて安倍晋三を筆頭とした右翼のフリをした売国奴達が騒いでいますが、ちょっと考えてみれば長距離弾道ミサイルに対してニホンが騒ぐ理由がないという事がわかります。
韓国の韓民求国防相は射程について、今後完成すれば推定1万2000~1万3000キロとの見方を示した。前回ミサイルの推定約1万キロよりも伸びており、脅威が強まった。
北朝鮮とニホンの距離ってどのくらいでしたっけ?
東京まで1,200kmくらいしかありません。ノドンやテポドンみたいな中距離弾道ミサイルで十分届きます。というか長距離弾道ミサイルは高高度に打ち上げるので逆にこんなに近くには落とせません。
北朝鮮の長距離弾道ミサイルによる脅威が増すとすればアメリカ本国の方です。
まあ、北朝鮮のバックにいるのは例によってCIAですから、この「北朝鮮脅威論」によって軍産複合体との癒着が強い米共和党が次の政権を奪う為の理由作りの側面もあると思いますが、いくら属国だからって、直接の脅威にならない長距離弾道ミサイルにニホンが騒ぐ理由にはなりません。
通常ミサイルを原発に落とされたら終わり
防衛力が云々と主張するネトウヨが多くて辟易としますが、海外線に54基も原発という「致命的な弱点」を並べている時点で国防を捨ててるようなものです。
ニホンに対して核攻撃を仕掛けたかったら、核兵器を使用する必要はありません。稼働中であれ停止中であれ、各原発には大量の使用済み核燃料があるのですから、通常ミサイルを一発落とすだけで事足ります。
ミサイルが落ちれば当然 電源喪失→冷却出来ずに崩壊熱で核反応→大量の放射性物質が環境にばら蒔かれる というコンボでニホンは終わりますね。まあ、既に終わってるという話もありますが…
ネトウヨが仮想敵国とする北朝鮮や中国が、本気でニホンを滅ぼそうと思えばいつでも出来ます。川内原発に向けて中距離弾道ミサイルを10発くらい撃てばそれで終わりです。
PAC-3みたいな迎撃ミサイルで撃ち落とすですって?
そうなると、気になるのは命中率ですが、その精度はミサイル防衛という観点から考えると良い成績を収めています。命中率は20~40%と言われていますが、近年は試験において連続して成功しており、その精度は年々上がっているものと思われます。
命中率が仮に70%まで上がったとしましょう。10発撃たれて全て打ち落とせる確率はどのくらいでしょうか?
(0.7の10乗)×100=2.8%
1発以上が着弾してしまう確率が97.2%です。実際の命中率は70%もないでしょうからもっと悲惨でしょうね。
で、川内原発に着弾するとどうなるかと言いますと…
偏西風に乗って放射性プルームが東北東に進むでしょうから、ニホンは完全に人が住めない場所になるでしょう。国防とか言い出すなら、原発みたいな致命的な弱点を何とかしてからにしてもらいたいですね。
真っ先に川内原発を再稼働させたのもこのあたりに理由がありそうです。川内原発が事故を起こせばニホンは終わるのですから、「川内が動いている以上、他の原発だけ停めていても意味がない。どうせ事故が起これば終わりなんだから」という捨身戦術なんですかね?
捨身外交・瀬戸際外交と言えば北朝鮮の十八番だと思われていますが、北朝鮮はニホンの天皇制をモデルに作られた人工国家ですから、やはり本家のマネをしているだけではないでしょうか?特攻隊みたいな戦術とも言えない自爆戦術を考え出す国はやはり違いますね。
何故このタイミングで撃ったのか?
さて、北朝鮮は事実上の保護者だと思われている中国の反対すら押し切って、何故このタイミングで撃ったのでしょうか?
様々な理由が考えられますが、以下のサイトの指摘はかなり当たっていると思います。
部分引用してみます。
490.2016年2月7日に発射されたとされる北朝鮮の事実上の弾道ミサイルは、日本の自民党に対する援護射撃ではないか?
(1)前回2012年12月の北朝鮮によるミサイル発射実験は、第46回衆議院議員総選挙の直前に決行された!
2012年12月の北朝鮮によるミサイル発射実験は、当時、国防軍を主張していた安倍晋三率いる自民党に台風並みの追い風となり、第46回衆議院議員総選挙は自民党の勝利となった。その後現在に至る迄、暗愚の宰相・安倍晋三が君臨している。
(2)2016年2月7日の北朝鮮のミサイル発射は、辺野古賛成派に台風並みの追い風!
(6)真実を伝えないマスコミは潰れた方が良い
NHKは、2016年2月4日のニュージーランドでのTPP署名式は極力放送しないようにしていたくせに、そして、TPP署名式に対する大規模な反対運動を一切報道しなかったくせに、自民党が野党だった時代にTPP反対を主張していた事に一切ふれなかったくせに、北朝鮮によるミサイル発射実験は、実に時間をかけて報道する。
何しろニホンには不正選挙という伝家の宝刀がありますから、選挙結果などどうとでも細工が出来るのですが、選挙結果が正しいという幻想を与える為には言い訳が必要です。
- 自分は自民公明以外に投票したが、自公が圧勝したのは北朝鮮のミサイル発射があったからだ
- 自分は自民公明以外に投票したが、自公が圧勝したのは民主党の政策に皆がウンザリしたからだ
- 自分は自民公明以外に投票したが、自公が圧勝したのは消費税増税を延期したからだ
こういう言い訳が立てば、実際には他の政党に投票した人にも「民意だから仕方ない」と思い込ませる事が出来るワケです。
さて、北朝鮮の弾道ミサイル発射の目論見はある程度出揃っている気がしますが、私ならこれに次の衆参同時選挙(おそらく)で自民党が圧勝して憲法を改正してナチスドイツのような独裁国家を作るためというのを加えますかね。目的は複数あって当然ですから。
ついでに予想しておきますけど、安倍は夏の参院選までに衆院を解散して「消費税10%への増税延期」を言い出すと思いますよ。本来なら選挙の争点は国家主権を手放すTPPをホントに始めちゃうのか?とか、立憲主義を理解していない安倍が唱える改憲案がどれだけヤバイのか?とかになるべきなんですが、選挙の争点を勝手に政府とマスゴミで決めるワケですし、野党も共産党を筆頭としたほとんど全部がただの自民党のプロレス相手ですから、投票しようにも庶民の幸福に繋がるような施策を持っている政党が皆無に近いですよね?
自民党の改憲草案を読んだことあります?
欧州から「暗黒の中世並み」との嘲笑を受けている自民党の改憲草案を読んだことはありますか?以下のサイトがわかりやすいです。
【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!
憲法改正草案 第98条 (緊急事態の宣言)
第九十八条
内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。2
緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない。憲法改正草案 第99条 (緊急事態の宣言の効果)
第九十九条
緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。2
前項の政令の制定及び処分については、法律の定めるところにより、事後に国会の承認を得なければならない。3
緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。
この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。4
緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。
不正選挙の手法を使って自民党が与党になるのですから、事後の国会承認は何の歯止めにもなりませんね。で、この98条と99条をまとめると
- 内閣総理大臣が「必要だ」と言えば緊急事態宣言が出来る。
- 緊急事態宣言が出されたら内閣が法令を自由に作れる。
- 国民は国や公の機関(警察とか)の指示に従わなければならない。
- 緊急事態宣言中は衆議院が解散されない。
だから、ナチスドイツの全権委任法と何が違うのでしょうか?
そういや「俺たちの麻生(笑)」が以前言っていましたよね?
「静かにやろうや」ということで、ワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか。
いやいや、誰も気が付かないうちに憲法が変わって良い訳がないでしょう?つい本音が出ちゃったんでしょうねw
まとめ
いくら日本人には平和ボケした無知な人間が多いと言っても、このようなリスクを提示されれば警戒するのが当然です。いくら野党にロクな所がないと言っても、不正のない選挙を実行したら少なくとも改憲勢力だけで3分の2を超すような事はあり得ません。
でも、このままだときっと自公なり自民と維新なりで3分の2を超す議席を獲るシナリオが既に描かれているでしょうね。アジアで戦争を起こして軍産複合体が儲かりつつ人口削減が出来るのは支配者層の利益に適っていますし、本当に戦争が起こらなくてもこんな改憲案が通ってしまえば、1%にとってのユートピア、99%にとってのディストピアは完成です。
- 北朝鮮の長距離弾道ミサイルはニホンの国防には関係がない
- そもそも原発を並べている時点で国防する気なんて元からない
- 共通の敵を作り出して反論を封じる雰囲気を作り出すのはナチスドイツと同じ手法
- 騙されてないのに巻き込まれるのは本当に困る