大阪府警の警察官が、還付金詐欺の電話を受けてATMから現金を振り込もうしていた70代女性と通話を変わりながら、詐欺だと見抜けず逆に女性を信用させ、お金を振り込ませてしまうという失態を犯しました。
こんな無能な公務員を税金で雇う必要はありません。警察官の数は今の4分の1くらいまで減らしても犯罪発生率は微動だにしないでしょう。
JIJI.comの記事
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017050201118&g=soc
2017年05月02日22時00分
大阪府警富田林署の20代の男性巡査長が、還付金詐欺の電話を受けている最中の70代女性と通話を代わりながら、詐欺と見抜けず被害を防げなかったことが2日、府警への取材で分かった。女性は約100万円をだまし取られたといい、同署は女性に謝罪した。
府警によると、巡査長は今年1月中旬、同府富田林市内の無人の現金自動預払機(ATM)周辺で特殊詐欺の警戒をしていた際、女性に携帯電話の使い方を尋ねられ、間もなく女性が通話しながらATMを操作し始めたため不審に思い声を掛けた。電話を代わって確かめたが、相手は銀行員を名乗り、「ATMの操作方法を教えている」と説明したため、詐欺と気付かず電話を戻したという。
女性は直後に約100万円を振り込み、ATMを出たところで改めて巡査長が確認して、保険金の還付を装う電話を受けていたことが判明した。
事件は現在も未解決で、府警特殊詐欺対策室は「被害を防げず残念。もっと細かく確認すべきで、今後の教訓としたい」と話している。
特殊詐欺の警戒をしていた?
巡査長は今年1月中旬、同府富田林市内の無人の現金自動預払機(ATM)周辺で特殊詐欺の警戒をしていた際、女性に携帯電話の使い方を尋ねられ、間もなく女性が通話しながらATMを操作し始めたため不審に思い声を掛けた。
「特殊詐欺」ってのは、まさに今回のような「振り込め詐欺」を意味します。
その警戒をする為に、平均年収800万円強の警察官に、ATM周辺をウロウロさせていたわけです。短い記事ですが、以下の事実がわかります。
- この巡査長は特殊詐欺の警戒中だった
- 被害女性の方から携帯の使い方を尋ねられた
警察官という人種が、捜査や防犯のプロだと言うなら、被害に遭いそうな高齢者の微妙な挙動を察知して自ら声を掛けて動くべきですが、何の事はなく、女性の方から「携帯電話の使い方を教えてくれ」と声を掛けられたようです。
それでようやくATM操作中の女性に声を掛けて通話相手(詐欺師)と話した訳ですが…
逆に信用させる結果に
電話を代わって確かめたが、相手は銀行員を名乗り、「ATMの操作方法を教えている」と説明したため、詐欺と気付かず電話を戻したという。
相手は詐欺師なんですから、本当の事を言う訳がありません。
大阪府警は「ATMの操作方法を教えていると説明されたから、詐欺だと気付かなかった」というような説明をしていますが、
では、一体何と言われたら詐欺だと見抜けたと言うのでしょうか?
詐欺師に「今からこのばあちゃんに還付金がもらえるとウソついて、現金を振り込ませる所なんだよ!」とでも言ってもらわない限りは見抜けないのでしょうか?
で、この巡査長は「詐欺だと気付かず電話を戻した」そうです。
70代女性にしてみたら、電話を替わってくれた警察官が疑いもせずに電話を戻してくれたのですから、いよいよ詐欺ではないのだと安心して振り込んでしまいますよね?
その意図がなかったとしても、これでは詐欺の共犯と変わりがありません。振り込め詐欺ではしばしば、弁護士役や警察官役の人間が電話に出て被害者を信用させようとしますが、警察官本人がその役割を果たしたのがこの事件です。
被害金は巡査長と上司がポケットマネーで弁済しろ
事件は現在も未解決で、府警特殊詐欺対策室は「被害を防げず残念。もっと細かく確認すべきで、今後の教訓としたい」と話している。
大阪府警は「残念」なんて一言で済ませようとしていますが、残念なのは我々納税者の方です。
大阪府警特殊詐欺対策室がやった事と言えば、
- 高給取りの警察官をATM周辺でウロウロさせる
- 今から詐欺に遭う高齢者の電話を替わって安心して振り込ませる
- 犯人グループの検挙は出来ていない
- 巡査長も上司である対策室室長も誰も責任を問われない
これは一体何の冗談なんでしょうね?
公務員の99%以上は、何ら生産性のある事はやっていません。役に立っている1%ってのは気象庁の人間くらいなものです。明日のニホン(の天気)を本気で心配していますからね(笑)
生産性のない仕事なのは仕方ないとしても、警察の仕事は本来「防犯と犯罪者の検挙」です。
しかし、フクイチが爆発しても誰も逮捕者を出さなかった時点で、「犯罪者の検挙」をする気がない事は明白になりました。
国富を売り飛ばしまくり、外患誘致罪が余裕で成立するアベシンゾーをむしろ警護している時点で、警察が存在しているのは「犯罪者から国民を守るためではなく、国民から犯罪者である支配者層を守るため」である事が明らかになりました。
防犯に至ってはもっと悲惨で、そもそも警察には犯罪を防ぐ気など毛頭ありません。
事故原因とはなっていない軽微な交通違反ばかり取締り、その取締りによる反則金徴収金額に予め予算が組まれているという時点で、警察は交通事故や犯罪被害を減らす気などサラサラないのです。
犯罪を防いでくれず、犯人も検挙してくれないのですから、税金で警察官を雇う自体にプラスがないどころかむしろマイナスです。
今回の詐欺被害額である100万円は、巡査長と上司にポケットマネーで支払わせた上で、特殊詐欺対策室は直ちに解散してメンバーは全員懲戒免職が妥当でしょう。
与えられた仕事をせず、何の成果も挙げていないのですから、納税者に対する背信行為そのものです。
このように「犯罪を見逃すどころかむしろ助長する」という大阪府警の地道な努力の結果もあり、大阪府は体感治安で全国最下位を獲得しています。