[スピン?]北朝鮮が弾道ミサイルを撃つそうです[人工衛星?]

北朝鮮が「人工衛星を発射する」と言っているのですが、「事実上の弾道ミサイルだ!防衛力の強化が必要だ!」と御用メディアが騒ぎ始めていますね。

北朝鮮の背後にいるのは中露というよりもむしろCIAだと思うのですが、何故この時期に発射実験をするのか?について考えてみたいと思います。

弾道ミサイル、北発射「8~25日に」 国際機関に通告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160203-00000069-san-kr

http://www.peeep.us/12caf92f(魚拓)

20160204

産経新聞 2月3日(水)7時55分配信

【ベルリン=宮下日出男】国際電気通信連合(ITU、本部・ジュネーブ)と国際海事機関(IMO、ロンドン)は2日、北朝鮮が地球観測衛星「光明星」を打ち上げる計画を同日通告してきたことを明らかにした。

北朝鮮は2012年12月にも事実上の長距離弾道ミサイルの発射に先立ち、「地球観測衛星」の打ち上げと称してITUなど国際機関に通告しており、今回も事実上のミサイル発射予告とみられる。

IMOによると、打ち上げ時期について北朝鮮側は「2月8~25日の間」と説明。IMOは航行の安全確保のため、加盟国に注意を呼びかける手続きを進めている。ITUによると、北朝鮮は衛星打ち上げの目的をデータや映像を送るためと説明した。衛星の稼働期間は4年としている。ITUは北朝鮮にさらなる情報提供を求めている。

一方、日本政府高官は、北朝鮮の「衛星打ち上げ」について、「北朝鮮時間の午前7時~正午(日本時間同7時半~午後0時半)に実施される」との情報を国際機関などから得たとしている。打ち上げ方向は「南方のフィリピン沖方面」とされるという。

今回の通告は、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の議長を務める中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表が平壌入りした日に行われた。北朝鮮が「挑発行為の自制」を求める中国の意向を軽視する態度を示したとも言え、中朝間の緊張が一層高まる事態も予想される。

とりあえずのまとめ

北朝鮮を擁護する気などサラサラありませんし、北朝鮮の金王朝ってのは、ニホンの天皇制をモデルに作られた人工国家ですから、右翼な人々にはむしろ親近感を抱いて欲しいところですが、記事からわかる事をとりあえず整理してみます。

  1. 北朝鮮は人工衛星の打ち上げだと言っている
  2. それはミサイル発射と同じだとして危機感を煽っている
  3. 前回に北朝鮮がミサイル発射?をしたのは2012年12月
  4. 中国の顔を潰す形となり、中朝関係には水を差す施策

2012年12月と言えば、不正選挙で自民党が圧勝して安倍が首相を僭称し始めた頃ですね。あの時も「事実上の弾道ミサイル」と騒いで恐怖心を煽り、保守だという事になっている自民党(やってる事は民主党以上の売国政策ばかりですが…)が勝利してもおかしくないという印象操作を世間に大して行いました。

あれだけ投票所が混んでいたのに「戦後最低の投票率」こんな発表を信じてしまう人は立派なカル○信者ですね。

まあ、人工衛星の発射技術と弾道ミサイルの発射技術は共通点が多いでしょうから、「事実上の弾道ミサイル」という表現は別に間違いではないのですが、そんな事を言ったら欧米もニホンも人工衛星の打ち上げを通して弾道ミサイルの発射実験を繰り返しまくってますよね?

北朝鮮は核兵器を保有していると自称しています。本当だとすれば、それなりの技術力はあるワケで、本物の人工衛星を発射する程度の技術は持っているかもしれません。音速を超えて飛行する物体をレーダー等で観測しただけで、北朝鮮が発射した(する)物体が、衛星なのか単なるミサイルなのかを見分ける事は可能なのでしょうか?

北朝鮮が中露側陣営の国家だとすれば、今回の行動は理に適っていませんね。日米が隠したいニュースから目線を逸らすためのスピンだとすれば、むしろ日米政府の為にミサイル発射実験をこのタイミングで行うのではないでしょうか?

TPPの調印式

今日2016年2月4日は、国家主権を企業に売り渡すTPPの調印式がニュージーランドで開かれるハズです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160129-00000033-reut-bus_all

http://www.peeep.us/7eb286dd(魚拓)

ロイター 1月29日(金)11時20分配信

[東京 29日 ロイター] – 石原伸晃・新経済再生担当相は29日、就任後初の閣議後会見で、経済の好循環の流れを多くの人に実感してもらえる経済を作るため「アベノミクスはしっかり成し遂げていく」と抱負を語った。

けさ発表された一連の経済指標で、消費、物価、生産といずれも弱い数字になったことについて質問され、同相は、まず消費について、昨年の天候の要因が、衣料に大きく影響したと指摘。また、原油価格の下落については、経済にとっては総じてプラスに働いていると指摘、「ファンダメンタルズは変わっていないが、さまざまな外的な要因がミックスしている。がっくりする必要はまったくない」と述べた。

株価が年初来乱高下したり、原油価格が急落するなど、予測できなかったことなので、国民は不安に思っているだろうとし、アベノミクスを完遂することで「政策の成果をもって理解いただきたい」とした。

ニュージーランドで2月4日に行われる環太平洋連携協定(TPP)の調印式に出席するかどうかについては、来週から国内で予算委員会の審議が始まる時に、自分が日本を離れていいのか、という思いがあるとし「人選については、これから関係者と相談して決める」と述べた。

同相は28日、甘利明前担当相の辞任に伴い就任した。

こんなどうでもいいような記事を引用したのは、主権を手放すTPPの調印式のニュースが主要メディアから全くと言っていいほど出ていないからです。

http://www.peeep.us/cbeb72d8

20160204-2

Yahoo!ニュースで「TPP 調印式」で検索をかけても、2/4の8:00現在で8件しかヒットせず、どれも甘利の辞任に伴う「調印式には誰が行くのか?」という程度の扱いです。

TPPのヤバさについてはここで述べるまでもないと思いますが、ISD条項やラチェット条項、そしてアメリカだけが持つスナップバック条項などについて調べてみれば痛いほどわかると思います。

一例だけ挙げておきますが、ISD条項とは「企業や投資家が国家を訴えることができるという条項」です。

今更聞けないTPP ー なぜアメリカはISDS条項で負けないのか

リンク先の記事では「そこまで危険じゃない」みたいな書き方をしていますがトンデモありません。加盟国の政策によって企業や投資家が損をした(利益獲得の機会を逃した)と訴えれば、それをアメリカにある委員会?が裁決して国家に賠償命令が出せるというまさに主権を売り渡す条項なのです。

例えば「遺伝子組み換え食品であるかどうか」が今の食品には大抵表示されています。

TPP締結後もこの表示を続け、遺伝子組み換え食品があまり売れなかった場合、モンサントのような大企業は「遺伝子組み換え食品の表示をさせた事で利益獲得の機会を逃した」と主張すれば、日本政府に対して賠償請求が出来るワケです。

で、アメリカの委員会だか何だかが裁決するのですから、当然のようにニホンは負けます。

既にNAFTAで結論が出ていますよね

既にNAFTAで結論が出ていますよね

だからもう遺伝子組み換え表示は事実上できない事になります。「それは交渉力次第だ!」とか「まだ訴えられていないじゃないか!」というような世迷言を言う人がいるかもしれませんが、人工衛星だと言っている物を「事実上の弾道ミサイルだ!」と騒いでいるのですから、建前よりも現実を見つめるべきでしょう。

アメリカにも隠したいニュースがあって、タイミング的にこの時期に北朝鮮にミサイル発射実験をさせる事にしたのだと思いますね。まあ、TPPについてはアメリカ国民にとってもデメリットばかりなのでアメリカ政府としても隠したかったんじゃないでしょうか?

そういう視点が考えると、清原氏が覚醒剤の件で逮捕されたタイミングすら怪しく見えますよね?警察は2年間も捜査を続けていたそうですから、清原氏が覚醒剤を常習していたことなど、とっくの昔にわかっていたハズです。で、このタイミングで逮捕してメディアはそればかり報道する。典型的なスピンじゃないですか。

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