広島中央署の会計課の金庫から8,500万円が盗まれた事件から1年が経ちました。
私は当初から「署長が怪しい。県警本部長が主犯で広島県警の裏金にすることが目的ではないか?」と言い続けてきましたが、相変わらず事件を解決する気はないようで、無関係の末端警官宅を家宅捜索したりしているようです。
きっと、誰かが詰め腹を切らされて自殺(に見せかけた他殺)して、「盗んだ8,500万円は遊興費に使いました」というような遺書が偽造されそうな悪寒がしてなりません。
広島県警広島中央署(広島市中区)で詐欺事件の証拠品として保管していた現金8572万円が盗まれた事件は、8日で発覚から1年がたつ。県警は内部の犯行の可能性が高いとみており、これまでに一部の警察官宅の家宅捜索をしたことが捜査関係者への取材でわかった。だが、容疑者は特定できていない。このまま現金が見つからなければ、詐欺被害の弁済に公費が支出される可能性もある。
事件は昨年5月8日夜、署1階の会計課金庫を会計課長が調べて発覚した。最後に現金を確認したのは3月15日だった。
県警は7日、報道各社に捜査状況を説明した。署員や退職者ら約600人から事情を聴き、照会した銀行口座などは約5万件。当時の現金の保管状況などについては「捜査中」を理由に詳細を語らなかった。
一方、捜査関係者によると、質問への反応を調べるポリグラフ検査の結果や借金の状況などから複数の警察官らを重視して捜査。一部の人物の関係先を窃盗容疑で家宅捜索し、自宅近くの防犯カメラの解析なども進めた。しかし、有力な証拠は見つかっていない。
そらわざと実行犯である可能性が非常に高い署長や、主犯である可能性が高い県警本部長を捜査対象から外しているのですから、無関係の所をいくら調べたって有力な証拠なんか出てきません。
盗まれた8,572万円は、お隣にある県警本部の裏金用の金庫にでも納められ、一部の特権階級のお偉方の遊興費に使われてしまった頃でしょう。
税金のマネーロンダリング
主犯:県警本部長 名和振平
実行犯:署長 井本雅之
と、仮定すると全てが矛盾なく繋がります。
[犯罪者は]警察署で8500万円盗難=金庫内の証拠品―広島県警[警察署にいる]
この8,572万円は詐欺事件の捜査で没収したお金という事ですから、詐欺被害者に返還すべきお金です。
「盗まれちゃったから返せません」は流石に通らないでしょうから、おそらく県警の予備費か県の予備費によって補填されるでしょう。つまり、税金で補填されます。
これで晴れて、納税者が払った税金のうちの8,572万円の裏金化に成功します。
スジモンのヤクザは不当に稼いだアガリを表に出せるカネにする為にマネーロンダリングが必要ですが、公営ヤクザは表のカネ(税金)を裏金にする為の逆マネロンをする必要があります。
だから末端署員に領収書の偽造をさせて捜査費を裏金化するわけです。
私は事件当初からこのような推測をしていましたが、案の定「県警に盗まれたカネの返還義務はない」という判決が出ています。さすがはカルト国家(笑)
広島県警広島中央署が詐欺事件の証拠品として保管していた約8500万円が盗まれた事件をめぐり、詐欺罪で公判中の男性被告が「適切に保管する注意義務を怠った」として、県に全額の賠償を求めた訴訟の判決が24日、広島地裁であった。小西洋裁判長は男性の訴えを棄却した。
訴状などによると、男性は詐欺容疑で昨年2月に逮捕、その後起訴された。県警は男性宅などの関係先から、現金を証拠品として押収。同年5月、署1階の会計課にある金庫からの盗難が発覚した。男性は押収された現金は事件と無関係だと主張していた。
判決は、押収は強制的な処分で「捜査機関は返還義務を負わない」と判断。男性が還付請求権などを侵害されたとは言えないと結論づけた。
この盗難事件をめぐっては、県警が内部犯行の可能性も視野に捜査している。
押収されても事件と無関係だったら返還義務があるでしょう?
本当に詐欺被害者から巻き上げた現金だったなら、被害者に返還すべきカネを県警が一時保管していただけでしょう?
それがどこをどう解釈したら「捜査機関は返還義務を負わない」とかいう結論になるんでしょうね。広島県警の裏金から一部が小西洋裁判長に流れていませんか?
一番実行しやすかったのが署長
この事件を解くカギは、「この犯罪を実行できたのは誰か?」という事です。
素人の私が思い付くだけでもすぐに4つの条件が挙がります。
- この建物のどこに金庫があるか知っていたのは誰でしょう?
- 金庫の中に多額の現金が入っていたのを知っていたのは誰でしょう?
- 金庫の開け方を知っていたのは誰でしょう?
- 人目に付かずに会計課の金庫にアクセス出来たのは誰でしょう?
1.は広島中央署の職員なら誰でも知っていたかもしれません。
2.になると、署長・副署長・会計課職員・捜査2課の職員まで絞られます。
3.になると、署長・副署長・会計課長・会計課の一部職員まで絞られます。
もうこの時点で容疑者が20名もいないのですから、この20名をポリグラフにかければすぐに犯人がわかったでしょう。
さらに、4.を考えると、容疑者はもっと絞り込めるのです。
会計課の職員なら常に金庫の近くにはいたでしょうが、勤務時間中は複数の人間が一緒にいますから犯行には及べません。実行するなら会計課の職員が帰宅した深夜などです。
しかし、廊下を通ると人目につく危険性があります。しかも現金8,500万円とは、バッグに隠せるようなサイズではないのです。
上の画像が現金1億円です。8,500万円ですからこれの85%の体積があります。
こんなものを大きなカバンに入れて持ち出そうとしたら人目につきます。いくら管理が杜撰な警察署と言っても、署内のどこにも防犯カメラがない訳もないでしょう。
ところが、一人だけ人目につかずに会計室に出入りする事が出来て、金庫の鍵の場所や開け方も知っていて、かつ、後で少額ずつ持ち出す事が可能な人物がいるのです。
署長室と隣の空白の部屋、その空白の部屋と会計課を結ぶ内扉があるのではないですか?
それさえあれば、署長なら深夜にこっそり会計課に入り、署長室まで現金を運び、署長室にも設置されているであろう金庫に一時保管して、後日少額ずつ持ち出す事が可能なのです。
私は別に署長の井本雅之が実行犯だと断定しているのではありません。誰がどう考えても第一容疑者になるべきは署長なのですから、真っ先に尋問して取調べをするべきだったと言っているのです。
県警本部長は既にトンズラ
署長が実行犯だとするなら、それを命じた上の人間がいるハズです。県警で署長まで進めば立派な天下りルートが用意されていますから、8,500万円で人生を棒に振るリスクを背負うとは考えにくいです。
署長が逆らえない相手とは誰なのか?そりゃ県警本部長をおいて他にはいないでしょう。
事件当時県警本部長だった名和振平という男は、既に本部長を辞めて中部管区警察局長に栄転(出世)しています。裏金作りに貢献したと考えれば辻褄が合いますね。
16日付で県警から離任する名和振平本部長が15日、会見を開いた。名和本部長が会見するのは昨年5月、広島中央署の会計課の金庫から現金8572万円が盗まれた事件が発覚してから初めて。
名和本部長は広島中央署の事件について問われ、「発生から8カ月後も未解決で申し訳なく残念。心苦しく心残りだが、捜査員に早期の解決を実現してもらいたい」と話した。
また事件後会見しなかったことについては、速やかに事件を明らかにするため、会見よりも発表を優先したと説明。その後も「捜査の状況や捜査途中で判明していることを公表すると捜査をさらに困難にする」との考えから会見しなかったと述べた。
アスペとキチ○イの巣窟としか思えない東大法学部卒の警察官僚という時点でお察しなのですが、この名和振平という男は、神奈川県警警務部長だった頃にはセクハラ事件を放置し、福島県警本部長だった時にも、警察の内部のパワハラが原因による自殺者が複数出ていたのに、有効な対策を何一つ取らなかった男です。
12’7 神奈川県警 警官が同僚女子警官に「服を脱げ。」とセクハラ送別会
神奈川県警大和署に所属していた30代の男性警察官4人が今年3月、同県大和市内のカラオケ店で、後輩の20代の女性警察官に服を脱ぐことを強要したり、無理やりキスをするなど集団でセクハラをしていたことが27日、県警への取材で分かった。
県警監察官室は8月中にも4人を懲戒処分する方針だったが、この日夜、名和振平警務部長が修正し「予断を持たずに立件の可否を判断したい」と立件の可能性を示唆した。
で、立件しましたっけ?
神奈川県警と言えば、警察信頼度全国最下位を死守している犯罪者集団ですけど、警務部長時代に一体どのような職務を遂行したのでしょうか?
14’6 福島県警 警部自殺、パワハラ一因 清野隆行・捜査2課長を戒告
★警察幹部のパワーハラスメント問題 県警本部長があらためて謝罪 福島県議会
ことし4月に、上司のパワー・ハラスメントなどが原因で警察官が自殺した問題を受けて、県警本部の名和本部長が県議会で謝罪しました。
この問題は、ことし4月に県警本部捜査二課の51歳の警部と52歳の警視が自殺したものです。
県警は、きのう、パワー・ハラスメントをしていた2人の上司の清野隆行捜査二課長を「戒告」の懲戒処分にしました。
きょう開かれた県議会の常任委員会で、県警本部の名和本部長は、あらためて謝罪しました。*県警察本部・名和振平本部長
「今後はハラスメント防止対策、メンタルヘルス対策を強化して、職員の自殺防止と士気高揚を図り、福島を支える力強い警察の実現に努めます」
県警は職員の相談窓口を増やし、再発防止にあたることにしています。
神奈川県警の警務部長時代には、部下の悪質なセクハラ事件を放置しただけなのに、何故か福島県警本部長に栄転です。
県警本部長って、県警のトップなんですが、名和が異動した途端に悪質なパワハラが横行して複数の警官が自殺までしています。人が死んでるんですよ?
トップというのは、監督責任を負う代わりに実務はほとんどやらずに高給を貪っている訳です。
なのに名和は今度は広島県警本部長にまた栄転です。福島よりも広島の方が都会ですから、誰がどう考えても栄転ですね。
で、名和が来たら今度は8,500万円の盗難事件で、この被害金はおそらく税金から補填される事になる予定でしょう。地裁の裁判官も「押収物に返還義務はない」とか言ってるくらいですから、押収品に対する善管注意義務すらないと言い出しかねません。
で、今度は中部方面警察局長に栄転だそうです。
これが利権天国中世ジャップランドとの呼び声も高いニホンの惨状です。
派遣法の改悪によって大量の非正規雇用を生み出し、福島原発の安全装置を外した小泉純一郎が長期政権を保持し、「全電源喪失はあり得ない」という答弁を抹消させ、どう見ても加計学園問題の主犯で「嘘をつく合間に呼吸している」アベシンゾーが二度も首相をやっている国というのはそういうものなのです。
それでも、一番悪いのは誰か?と言われたら、私は迷わず「警察だ」と答えます。
何故なら、外患誘致罪すら適用可能な歴代の自民党清和会の政治家達を捜査も逮捕もせずに放置してきたのは警察なのですから。
警察や検察が本気を出せば、無実の小沢一郎を強制捜査することすら可能だったのですから、相手が特権階級だからと言って捜査の手を緩めるような恣意的な警察ならいない方が100倍マシです。
賭けてもいいですが、ある日を境に警察が交通違反の取締りを一切辞めても、きっと交通事故はほとんど増えません。我々が安全運転をするのは、それが違反だからではなく、自分が事故に遭ったり、他人を事故で死なせたりしたくないという本能から危険予知や回避行動を取るからです。
さて、広島中央署の消えた8,500万円にはどういう結末が待っているのでしょうか?
まさか部下の警察官が「全部遊興費に使いました」というような遺書を書いて不思議な自殺をしたりしませんよね?
私はこれでも末端警察官の生命を守る為に頑張っているのです。
Googleで名和振平と検索してみて下さい。今日の時点では私が書いた記事がトップに表示されます。
盗まれた8,500万円は広島県警の裏金に回された可能性が高い。それを税金で補填させて逆マネロンをするつもりなのだ。トップは責任も取らずに栄転し、部下を殺して罪を被せかねないのが警察という組織だ。
このくらい書いておけば、不自然な自殺をさせるとバレバレですから、広島県警の裏方の人は、自殺プランは諦めて、せめて迷宮入りで有耶無耶パターンを狙って下さい。いくら警察官という悪人商売に手を染めているとしても、死人が出ない方が100倍マシです。
人類はひとつの家族だ。どれほど邪悪な魂の持ち主であっても私は切り捨てられない
マハトマ・ガンジー