約28年にわたり捜査書類など350点を自宅に隠したとして、千葉県警は30日、八千代署留置管理課の男性巡査部長(60)を減給6カ月(100分の10)の懲戒処分にした。
捜査書類350点を28年間に渡って自宅に隠しておいても、減給6ヵ月(100分の10)で済むのですから、やはりニホンでは公務員が最強ですね。
減給100分の10ってのは、給料が1/10減額されるという意味ですから、本来の給料の9割がもらえます。
県警は時効が成立していない書類約40点について、公用文書等毀棄(きき)容疑で書類送検する方針。
きっと不起訴で終了でしょうね。公務員が個人責任を取らされるパターンは非常に少数です。
公用文書等毀棄罪(刑法第258条)ってのは、割と重い罪状で3月以上7年以下の懲役と規定されているんですが、1点の公用文書を毀棄しただけでも懲役のリスクがあるのに、それを40点も毀棄した輩に対する内部処分が減給6ヵ月ってどういう基準でしょう?
県警監察官室によると、巡査部長は1989年4月から今年2月までの約28年間、捜査書類などを自宅に持ち帰り、隠していたとされる。「事案処理をするのが面倒だった」などと話している。
犯行動機は「面倒だったから」です(笑)
一般人がこういう動機で犯罪を犯すと、裁判所は「誠に身勝手な動機で犯行に及んでおり、その責任は大きいと言わざるをえない」とか言い出すのですが、警察官が容疑者の場合はお仲間の検察が不起訴にしますから裁判にはならないケースがほとんどです。
ちなみに、仮に裁判まで進んでも量刑相場よりは軽く済むケースがほとんどです。
巡査部長は31日に定年退職する予定。制服などを返してもらうため、巡査部長宅を訪れた署員が、室内に散乱していた書類を見つけたという。
どうせ処理するつもりもなく、定年まで逃げ切るつもりだったなら、どうして書類を燃やすなりシュレッダーにかけるなり、捨てるなりして書類を破棄しなかったのでしょうか?
その理由は簡単です。
まさかそこまで頭が悪かったということです。
こんな人間が定年まで勤められる企業、それが千葉県警ですw
古川等首席監察官の話 警察への信頼を損ねる行為で誠に遺憾。再発防止に努める。
売国自民党の菅じゃあるまいし、遺憾砲を撃てばいいってものでもないでしょう。
ところで、警察は不祥事が起きる度に「再発防止に努める」と言いますが、具体的にどういう方法で再発を防止するのでしょうか?
もちろん、再発を防止する気などありません。
次はバレないようにするだけです。
何しろ警察という組織は、認知するとマズイ数字については、分母から外してしまえば良いと考える組織ですからね。
千葉県警は30日、交通死亡事故統計について、2013年までの10年間で、事故死とすべき165件(166人)を病死や自殺と扱うなどして過少計上していたと発表した。県警は「事故を1件でも少なく見せたい」という意識が担当者にあったと説明。隠蔽や改ざんの指示はないとしたが、チェック体制の甘さが事態を招いたとした。
これも千葉県警でした。さすが「昔役者だった」という知名度だけで知事が務まる県は違いますねw
まあ、石原みたいな老害を何度も知事にした東京都に住んでいる私に言えた義理ではありませんが、東京都知事選はずっと前から不正選挙の嵐ですから、一体誰までが正当に選ばれたのかわかりません。
案外、青島幸男までだったりして…
それはともかく、やはり警察は「死亡事故だけは少なく見せたい」んですね。
今回の不祥事については、案外「隠されていた捜査書類を見つけて報告してしまった署員」が一番署内で責められている可能性すらあります。