[スピード違反]本当にちゃんと計測してるのか?[光電管]

初めに

警察の取締りロジック(事故が減らないように留意して検挙)を理解してからは、警察の取締りポイントが自然にわかるようになり、自分自身が取締りを受ける事が全くと言ってよいほどなくなりました。

それ自体は喜ぶべき事なのでしょうが、そんなわけで私自身の経験値は上がらなくなったため、ここ数年は読者の方からの情報提供によってケーススタディをさせていただいています。コメント欄などから情報提供いただいた方全てに感謝申し上げたいと思います。

今回の記事も読者の方からの情報提供によって書かせていただいています。テーマは、光電管式のネズミ捕りの実態はどうなのか?です。

スピード違反の取締り場所

まずはこちらの画像をご覧下さい。

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ぱっと見ただけでも、のどかな郊外の直線道路の、いかにも事故など起こらなそうな路線において、本来人間が立ち入るわけもない、ガードレールで保護された中央分離帯の内側に、典型的な税金泥棒であるヤ○ザ暴○団の末端構成員が陣取っていますね。

おそらくこの先数百メートル以内に、仲間の末端構成員が複数で待ち構えており、極めて常識的な速度でこの道路を走行しただけのドライバー相手に、反則金と言う名の通行料を払わせようと脅してくるわけです。これが搾取・略奪でなくて何だと言うのでしょうね?

さて、この取締りはどうやら光電管方式のようですが、画面左下にマークのようなものが付けられています。

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一つの疑問点が浮上しますね。

まさか、よく取締りをする路線なので、いちいち設置間隔を計測するのが面倒だという理由で最初からマーキングしてあるなんてことはないよな?

光電管の設置間隔

情報提供いただいた読者の方によると、この場所では本当に頻繁に取締りをしているようです。やはりこのマーキングは設置間隔を示しているのでしょうか?

そもそも、このマーキングの間隔はどのくらいなのでしょうか?

さすがはこのサイトの常連読者。なんとマーキングの設置間隔まで測っていただけました!

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マーキングの右端から右端までが、ちょうど300cm程度に見えます。この数値は、私が知っている光電管式計測機の設置間隔の基準と一致します。

このマーキングが「光電管式ネズミ捕りのため」であることははっきりしました。てか、縁石に勝手にこんなマーキングをしてもいいのかよ?

実際の設置状況

と、この時点でもイライラが募りますが、実際の設置状況の画像を見てみましょう。

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どう見てもマーキングと計測機は少しズラして置かれてますね。マーキングではなく縁石の繋ぎ目に合わせたのでしょうか?しかしそれでは困ります。もう一度実測画像を見てみましょう。

読者の方が実測した2枚の画像から判断すると、縁石の繋ぎ目の間隔は「311cm-15cm=296cm」しかありません。光電管の設置間隔の指定値がこんな中途半端な長さな訳がない!

しかも、設置状況の画像ももう一度目をひんむいて見てみると

右側の計測機は、縁石の繋ぎ目よりも少し内側に寄っているように見えるなぁ…

誤測定するのでは?

もし、この光電管式速度測定器の基準設置間隔が300cmだとすれば、296cm弱程度の設置間隔に「誤設置」すれば、当然計測値は実際よりも高めに出ます。

まあ、数値にすれば1~2%程度のものでしょうが、それでもプラス誤差が出かねないいい加減な設置方法であることが問題では?

警察がヤ○ザ暴○団でしかないことを、骨身に染みて理解している私からすれば、それほど意外な状況でもありませんが、世の中の圧倒的多数のドライバーは、交通ルールや検挙場所などが理不尽だとは思いつつも、検挙方法自体がここまでいい加減なものだとは思っていないのではないでしょうか?

残念ながら、その考えは今すぐ変えるべきです。警察による交通違反の取締りによって、反則金を原資とした交通安全対策特別交付金という名の交付金がキックバックされ、警察OBの天下り&受け皿会社を潤します。

交付金額は前年度の交通事故発生件数によって上限するため、事故が激減すると困る理由が警察組織には存在します。

交付金額から逆算される反則金徴収額は年度初めに予算が組まれ、最初からいくら分取り締まるべきかが設定されています。

ここまでの事実がわかっていながら、「それでも警察は善意に基づいてキチンとした取締りをしている」なんて思ってしまうのは、無知を通り越して最早バカです。

検挙現場で「計測機の設置状況を撮影させろ」と言っても、警察は何だかんだ言い訳をして撮影を妨害してきます。

キチンと設置しているなら、検挙時の状況を自ら撮影しておけばよさそうなものですが、実際には被疑者が否認すると、後日改めて実況見分をして「適切な設置方法で適切に計測した」という内容の見分調書や捜査報告書を捏造してきます。

そりゃ後日裁判用に書証を作るのですから、設置間隔や設置方法は適切だったということにするでしょう。(設置方法の間違いに気付かないほどバカな例が栃木県警の誤計測事件です)

そもそも警察は事故防止を目指しておらず、実際の検挙はここまでルーチンワークのいい加減なものでしかないのですから、警察相手に下手に出る必要などどこにもありません。

万一検挙されそうになったら、まずは録音・録画を開始し、ネズミ捕りであれば「計測機の設置状況を証拠保全させろ!」と主張するのが良いでしょう。

仮に写真撮影までは出来なかったとしても、設置状況の確認を妨害する警察の言動を録音・録画しておくこと自体が、赤切符であれば起訴率を下げ、青切符であっても反則点自体の抹消の為に多少なりともプラスに働くでしょう。

改めて、この貴重な情報を提供していただいた読者の方に感謝申し上げます。

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コメント

  1. kamemusi より:

    この記事、警察の人間も読んでるのでしょうね。この場所でのネズミ捕りを見掛けなくなりました。違反者の一人でも、この場所の検挙は無効だと訴え出たら栃木の二の舞になる危険がありますもんね。さて、今日は法定の駐停車禁止場所にのうのうと停車し、獲物を狙う覆面が居たので撮影しておきました。法定の禁止場所ですから、警察車両と言えど除外規定はありません。自分達は捕まらないと思ってるんでしょうね。こんな奴等が、反則金徴収とゴールド免許取得妨害に取締りを行ってるんですから、国民として恥ずかしい限りです。

    • 取締り110番 より:

      メールにいただいた添付画像も見ましたが、静止画像では信号待ちなのか張り込みなのかわかりませんし、あの画像だけでは駐停車禁止区域に停車していた証明にはならないかもしれませんね。

      また、道交法違反は運転者の違反ですから、運転手が写るように撮影しないとダメです。私がやるなら動画を撮りながら前から近付き、運転席の窓を開けさせて「ここは法定駐停車禁止場所だから警察車両でも違反になるんだけど、わかっててやってるのかな?とりあえずバッジ見せてくれない?」という感じで撮影しますかね。普段は面倒なのでそこまでやりませんが、サイトのネタに困ってきたらやってみようと思います(笑)

      国民として恥ずかしい、ですか。私は二ホンという国がカルト国家だと気付いてしまって以来、二ホン国民である事は気持ちが悪いというのが率直な感想ですね。この列島に済む庶民は良い人が多いですし、育んできた文化も嫌いではありません。でも、政治システムや国家システムとしては「明治維新以降は全部ウソ」という感想しか持ち得ませんね。

      最後は幕府も開国に傾いていて、むしろ皇室の孝明天皇が外国嫌いだったのに、坂本龍馬みたいなバイヤーが外国資本から武器を仕入れて内戦を起こし、無理やり討幕して大政奉還させました。で、攘夷派の孝明天皇が不思議に死んで、どこも馬の骨ともわからない田布施町出身の大室寅之祐が天皇ですからね。百歩譲ってこいつが南朝系だったとして、南北朝時代が終わって北朝が正流とされたのに、一体どれだけ血の離れた万世一系(笑)だよ?って話です。てか万世一系なんて証明不可能な物を有難がって崇めているのですから、考えない二ホンジンは本当にカルトです。

      明治憲法下で戦争を始めたヒロヒトに戦争責任なしって時点でおかしいと思わないなら重症です。ヒロヒトは国民そっちのけで海外に天皇家の資産を移しまくった挙句、戦後には広島・長崎への原爆投下を「やむを得ないものだと思う」って言ってましたね。原爆を投下して非戦闘員を何十万人も殺した大量虐殺がやむを得ない?一体だれがサインして戦争を始めたと思っているんでしょうね?

      そんな天皇家は、今日もお抱えのシェフの高級料理に舌鼓を打ちながら、我々末端庶民の幸福を願ってくれているそうです。だったら皇居を移動させて東京の道路も京都みたいな碁盤の目にしてもらえませんかね?都市計画的には渋滞緩和に絶大な効果があると思いますけどね~

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