Mさんが覆面追尾によるスピード違反容疑を掛けられるも、冷静な対応で切符を回避出来た体験談です。コメント欄より引用しながらポイントなどを指摘してみます。
投稿日時:2016年3月11日 10:37 PM
以前青切符を切られてこのサイトを知り、ここでポイントを勉強しながら対応したら無事に切符を回避できた為、御礼を兼ねて投稿させて頂きました。
まず始めに、サイトで優良な役立つ情報を公開して頂き、本当に有難うございました。
今回の結果としては、管理者様からすればどうってことのない普通の切符回避体験談だとは思いますが、あまりに展開が早かったのと少し気になった点があったのでご報告致します。
この記事の目次
検挙状況
先日40キロ制限の1車線道路で60キロオーバー程度で走行していたところ、少しバックミラーから目を離していた間に、後ろから覆面が赤色灯をつけて追いかけてきました。
その時は道もすいており、しばらくは後ろに車もいなかったこともあり、脇道から曲がって覆面が出てきた為気づいた時には赤色灯がついていました。当然のように静止を求められた為、脇道に止めてサイトで得たポイントを頭で整理しながらスマホで録画の準備を始めました。
また、自分はいつも仕事でノートPCを使っており、普段から助手席にPCの電源を立ち上げたままにしていることが普通だったこともあり、その時も電源が入っていた為とっさにquick timeを立ち上げておきました。ちょうどケーブルを繋いで充電中だった為、スマホとPCが接続してある状態でした。
この時は特に深い意味もなく、もしかしてスマホの動画をPCに接続して保存しているのかも?と勘違いしてくれたらラッキー程度の軽い考えからでした。
ここでの対応のポイントは何はさておき録画体制を整えたことです。
警察は息を吐くように嘘をつく組織ですので、録画や録音をしていない限り、平然と大胆な嘘(署名しないと逮捕するぞ!など)をつき、切符を切られた後でそれを指摘しても「そのような事実はない」とこれまた平然と嘘をついてきます。
私も昔は隠し録音を勧めていた時期もあるのですが、交通違反容疑で止められた時に咄嗟に隠し録音が出来る体制を整えるのは難しいですから、今はスマホや携帯で平然と録画を開始して何を言われても止めないというのが大切だと考えています。
警官との会話
警察バッジを呈示させる
お手本通りの対応です。Mさんは免許証を提示する前にちゃんと警察バッジの呈示を求めました。警察手帳規則という単語を出したあたりで、警察側に一筋縄ではいかない厄介な被疑者という印象を与えられます。そして、切符を切るか警告で済ますかなどは、警官個人の胸先三寸で決まりますので、「面倒そうだから警告で済ますか…」と思わせる事が出来れば切符回避が大きく近づきます。
識別番号を読み上げた上で所属と氏名も確認しています。警官はいつもは警察という巨大な組織に守られている安心感からなのかまるで自分に絶大な権力があるかのように勘違いしていますが、個人を特定されて話をされると急に弱気になる小心者が多いのも事実です。
ここでMさんが識別番号・所属・氏名をしっかりと確認し、警官個人を相手にして話をしたことにより、この時の警官の頭には様々な事がよぎったハズです。たとえば、
- 録画されているが余計な事はまだ言ってないよな?
- 警察手帳規則を知ってるくらいだから一筋縄ではいかなそうだな
- 識別番号も記録されてしまったし、ここでミスをすると出世に響きかねないな
保身の心が働けば、当然判断にも影響をしてきます。さて、次の展開はどうなったでしょうか?
計測したと発言したが…
警察ははっきりと「計測した」「パトカーに来てもらえたら見せる」と発言していますね。
実際に追尾計測で自車速度(パトカーの速度)をロックしたものが覆面の車内では表示されていたハズです。そして、もしMさんが警官の求めに応じてパトカーに移動していたら、測定速度の確認をさせられた上で計測紙を車内のプリンターで印字し、切符に貼り付ける形で切符処理されていたでしょう。
しかし、Mさんは車から降りませんでした。それが以下の急展開に繋がります。
計測紙を確認させないと印字できない!?
この警官の発言は示唆に富んでいます。Mさんが「計測紙を印字して持ってきて見せろ」という要求をしているのに対して「それはできない」と回答します。
確証は得られていませんので私の推察になりますが、
白バイや覆面追尾計測は「警察車両の速度を計測したもの」なので、被疑者に測定値を確認させてからでないと計測紙が印字できない内規になっているのではないでしょうか?
そうだと仮定すればこれは今後の対応法の戦術において大きな意味を持ちます。
白バイや覆面に止められても車から降りて測定値を確認する事を拒否すれば、少なくとも追尾計測において切符を切られるリスクが大幅に避けられるのではないでしょうか?
計測できなかった!?
ここでもMさんの対応は冷静かつ適切でした。「公務中の公務員はプライバシー権を主張出来ない」という法的事実を伝えたことにより、警官がそれ以上何も言えなくなっています。
もしMさんがプライバシー権の話をしなければ「勝手に撮られちゃ困る」とか「いいから止めなさい」というような事を平気で言ってきた可能性も十分あります。
前述の計測紙の確認についても、もしMさんが録画をしていなかったら「今すぐ降りて確認しなかったら逮捕するぞ!」くらいの発言をする警官も少なくありません。証拠が残らないならどんな違法な言動も辞さないのが警察という名のヤク○○力団ですからね。
さて、Mさんのコメントを続けます。
ここで少し間があって…
(さっきは確かに計測したって言ってたけど、突然計測できなかったと態度を変えてきました。さっさと帰りたかったのであえてそこは突っ込みませんでしたけど。)
ちょっと前には間違いなく「計測した」「パトカーに来てもらえれば見せる」と言っていたのに、突然前言を翻して「計測できなかったから厳重注意でどうか?」と妥協してきました。
この展開が切符回避における理想的な結末です。ヤク○はメンツが第一ですから、警察としては違反を見逃したとかもみ消したとは思われたくありません。でも、厳重注意処分であれば、違反の事実はあり、警察の取締りも適切に行われたけれども軽微な違反だったので厳重注意処分にしたのであって、見逃したワケでももみ消したワケでもないという「言い訳」が立ちます。
それに対するMさんの対応も適切でした。厳重注意処分でどうかと言われたら、実際の違反の有無によらず「わかりました~今後は気を付けますね♪」と言っておいた方が警察のメンツを潰さずに決着が付けられます。
PCの存在も効果的だったのか?
この間、ものの4~5分程度だったと思います。
覆面だったので同乗していたもう一人が出てくるくらいのことは覚悟していましたがそれもなく、パトカーに来いとすらも言われず逆に拍子抜けしてしまいました。今回は、バッジの提示を要求しただけでその後免許の提示も求めてこないようなぬるい警官でラッキーだっただけだとは思いますが、一つ気になったのは、話している間しきりに助手席のPCをチラチラ見てかなり気にしていました。
切符も回避できてすぐに解放された為さっさと走り去りましたが、走りながら考えていたところ、PCのことを異常に気にしていたことからも、もしかしたらスマホの録画データをPCでもバックアップをとっていると勘違いして、録画の停止やデータの削除させるのが難しいと判断してすぐに切符を切るのを諦めたのかもという気も少ししました。
会話のやり取りや相手の表情からも、間違いなく面倒そうな奴だとは思わせることはできていたと思いますので。
もちろん別の警官になればこんなに簡単に回避できるとは思いませんが、ただのスマホの録画だけよりはPCと接続してカモフラージュするだけでも多少は回避率が高まるのかもと思い、投稿させて頂きました。さらにICレコーダーで録音もすればもっといいとは思いますが。
あまり詳しくはないのですが、実際にi-PhoneならAirServerやReflector等のアプリを使えばスマホの映像や音声ををPCに出力できるものもあるそうなので、その辺を活用すれば相手はもっと嫌がるかもしれません。
もちろんいつもPCを持ち歩くわけにもいきませんし、仕事等で持ち歩く機会に取り締まりを受けた場合ですが。
状況は様々ですが、他の人の回避体験談を見ていても色々参考になりますし、今回のことで改めて録画することの重要性を痛感しました。改めてお礼申し上げます。
今後も取締り110番を応援しております。
MさんはスマホがPCと接続されていたことにより、録画データの消去が難しいと警官が判断して切符処理を撤回したのではないかと予想されています。
その予想は間違っていないと思いますし、誰でもスマホで録画されているだけでも発言に慎重になるのに、それがPCにまで直結されていたら余計にプレッシャーが掛かるでしょう。
ただ、今回のMさんの冷静な対応を見る限り、仮にPCがなくてもスマホ録画だけで十分回避出来ていたと思います。
私の見解では「スマホ録画だけでも十分効果的。PC直結だったりしたらなおベター」という感じですね。
まとめ
Mさんは謙虚な方のようで、このような回避事例は珍しくないのだろうが、と書かれていますが、腰に拳銃を下げている暴力○員相手に、録画しながらここまで冷静な対応を取れる方は少数派です。
警察にしてみれば、検挙に納得できずに逆ギレしたり怒鳴り散らしたりする被疑者には日常的に接しているでしょうが、警察手帳規則やプライバシー権など、法的知識で理論武装した被疑者に遭遇する経験は滅多にないと思われます。「だからこそ」このサイトで得られる知識を身に付けておく事が重要だと思うのです。
さて、今回のポイントをまとめてみます。
- 冒頭から録画対応したため警官は無茶を言わなかった
- 車を降りて測定値を確認しに行かなければ計測紙は印字出来ない?
- 警告指導での理想的な決着にたどり着けたのは録画と冷静な対応のお陰
検挙時の基本的な対応マニュアルについては以下の記事でも紹介しています。付け焼刃の知識では逆につけ込まれるケースもありますので、マニュアルだけでなくしっかりとサイトの記事を読み込んで理論武装しておく事をお勧めします。
交通違反取締り対策集[PDF版]
交通違反対策使える法令集[PDF版]
コメント
( ´,_ゝ`)プッ!
ひるんでるねえ、ひるんでるねえww
如何に普段、いい加減ででたらめなことばかり言って脅かしているかが分かるねえ
だからいざ録画されると怖くなって何も言えない
なさけないねえ
これが警察かよ
給料泥棒だな
交通課についてはむしろ給料分の仕事をしないでくれた方がいいんですけどね。
あんな奴らに税金から平均年収800万円以上を支払っているワケですが、やってる事はヤク○と変わらないのですから、反則金を取るなら税金からの予算配分はやめてもらいたいですね。