[またやってる]反則金を支払わないと逮捕されるという嘘デマニュース

軽微な交通違反の嫌疑を掛けられて青切符を切られたとして、反則金を払わないでいると簡裁併設の部署や警察から出頭要請が来ます。

出頭要請に従って一回だけ出頭して否認すると、99.9%以上が不起訴になって刑事処分は終了します。

それが事実なのに反則金というカネが欲しい警察は、定期的にマスコミを使って「反則金を支払わないと逮捕される」と誤解させるような嘘デマニュースを流させます。

このサイト読者の方ならばもう騙されないとは思いますが、念のため以下のニュースをちゃんと読んでみましょう。

青字は管理人のコメントです

携帯電話で連絡もNG! 数千円の交通違反罰金未払いで逮捕、一夜にして前科者に…40代男性と大学生の悲しき顛末

http://archive.is/T2soz(魚拓①)

http://archive.is/IP8Sc(魚拓②)

http://archive.is/W8FXy(魚拓③)

「ガサ(家宅捜索)」とは、事件を立証・解決するため、人や家などの関係先を調べること。ニュースや「警察24時」などで捜査員が犯人の自宅などを捜索する際に見聞きする人も多いだろう。

実はこの「ガサ入れ」、警察だけが行っているわけではなく、麻薬取締部や入国管理局などの人も行なっている。そう! 「ガサ入れ」は悪事の数だけあり、日本全国で毎日行われているのだ。

今回は、交通違反者にまつわるガサ入れを一部始終紹介する。

携帯電話で連絡もNG! 数千円の交通違反罰金未払いで逮捕、一夜にして前科者に...40代男性と大学生の悲しき顛末

悪質な交通違反者に送られる出頭通知書

「悪質な交通違反者」に送られるとサラッと書かれていますが、冤罪による検挙や取り締まりん納得がいかずに刑事処分で争いたい場合は反則金を納める訳にいきません。

反則金を納めずに警察・検察で否認して争うのが正しい手続きなのです。法律で認められた権利を行使しようとしているだけの被疑者を「悪質な交通違反者」呼ばわりしている時点で、この記事が印象操作の為の嘘デマ記事である事がバレバレです。

そもそも、反則金の仮納付書を渡されるのは「反則行為=軽微な違反」の疑いを掛けられた被疑者のみで、本当に悪質な飲酒運転や大幅な速度超過の場合は、最初から赤切符を切られて検察行きです。

違反していないかもしれないのに、取締りがおかしいだけかもしれないのに、反則金の支払いを拒否して刑事処分で争おうとしている国民を「悪質な交通違反者」と断定する行為こそが悪質ですね。

一時停止違反(一時不停止)で逮捕された大学生

ここで取り上げるのは絶対に無視してはならない“あるハガキ“。あるハガキとは…悪質な交通違反者に送られる出頭通知書のこと。

出頭通知書が送られるのは「反則金を納めていないので刑事処分の対象として取調べを受ける権利が発生した被疑者」であって、裁判も終わってないのに交通違反者と断定する事など誰にも出来ません。

実はこのハガキ、無視すれば逮捕されてしまうという。段ボールひと箱分の交通反則未払いの違反切符を見せてくれたのは、警視庁交通執行課のA警部補。これで東京23区内に出された1ヵ月分というから驚きだ。1年分ともなると約2万3千件にもなるという。

そりゃ刑事処分としての出頭要請なんですから、無視を続けたら逮捕される事もあるでしょう。逮捕事由は「出頭要請を無視しているから逃亡の虞がある」とか「出頭要請を無視しているうちに時効が近付いてしまっている」ということであり、要するに「出頭要請を無視したこと」が逮捕の理由であって、反則金を支払っていない事は無関係です。

「払いましたよね?」としらばっくれる男。未納なのは間違いないのだが、寝ぼけているのか、はたまたとぼけているのか…。「これから手続きをするので来てもらいたい」と告げると、「すぐ用意しますのでお待ちいただいてもいいですか?」と言う。すぐ、と言いながら待つこと50分。ようやく男は下りてきた。平成29年1月、乗用車での右折禁止違反を犯したこの男。反則金7000円が未納だった。

先程の大学生同様、車に乗り込んだところで逮捕となった。捜査員が携帯電話の電源を切るよう求めると、会社に連絡したいと言う男。しかし逮捕となった今、それはもう許されないのだ。

「それはマズイんで一瞬だけ」とねだる男だったが、捜査員に遮られる。「やべ~今(家で電話を)しとけばよかった!」と後悔する男だった。

逮捕とは「捜査機関が被疑者逃亡及び証拠隠滅を防止するため強制的に身柄を拘束する行為」なので、当然外部の連絡も制限される。男にも8回にわたり出頭通知ハガキが送られていたのだが、仕事を理由に無視した結果、逮捕となってしまった。

印象操作の記事というのは、ちゃんと読むとこうやって「少しだけ本当のこと」が書かれています。この男性は「8回もの出頭要請を無視したから逮捕された」のであって、さっさと出頭して否認していれば99.9%以上は不起訴で終了です。

[反則行為]青切符の不起訴率が99.9%以上であるとする根拠[検察統計]

警視庁交通執行課管理官は「ほとんどの方は(出頭通知)ハガキが届いたら出頭してくれるわけなんですけど、それを破った人を逃げ得を許していると、不公平感もありますし、元々ルールを守らない人が交通事故を起こすわけですから、そういう人を罰することによって交通事故の抑止につながっていく」と語る。

警察は「息を吐くようにウソをつく組織」ですから、平然とウソをつきます。ここでは「元々ルールを守らない人が交通事故を起こす」と言っていますが、警察が取り締まっているような違反が原因の事故を少なく、事故を起こしているのは「不注意な人」と「運転技術が未熟な人」であることは、警察の統計からも明らかです。

事故原因はスピード違反みたいな交通違反ではなかった[知ってた]より

死亡事故原因のトップ5

  1. 安全運転義務(漫然運転)
  2. 安全運転義務(脇見運転)
  3. その他の違反(何それ?)
  4. 安全運転義務(安全不確認)
  5. 安全運転義務(運転操作不適)

死亡事故の61.5%は、上記のような「警察が決して取り締まらない違反」によって起こされています。目の敵にされているスピード違反は5.6%、飲酒運転による事故は0.6%の構成率です。

本当に不幸な事故を減らしたいなら、ボーっと運転していて後続車がいるのに追越車線からどかないヤツ(漫然運転)や、対向車線で事故処理をしているくらいでゆっくり走って見物渋滞を起こす輩(脇見運転)とか、ウィンカーも出さずにいきなり車線変更するアホ(安全不確認)とか、車庫入れも満足に出来ないヘタクソ(運転操作不適)を取り締まれば良い話なのですが、警察は決してそういう「事故を本当に減らせる取締り」はしません。

何故なら、反則金徴収額には予算があり、事故が減ってしまうと予算も減らされてしまって警察利権が減ってしまうからです。

交通違反で理不尽な取締りが多い理由は交付金?

5000円、7000円の反則金を払っておけばすんだところ、結果、何にも代えがたい高い代償を払うことになってしまった。「前科一犯」として犯罪歴が記録されてしまったのだ。

「私は大丈夫!」と思っているあなた…反則金を払わないと交通執行課の捜査員があなたの家にやってきますよ…。

最後の最後まで嘘八百の記事ですね。逮捕されたのは「出頭要請を無視したから」なのですから、「反則金を支払っておけばよかった」のではなく、「1回だけ出頭して否認していればよかった」のです。

検察で略式命令に応じて罰金として納めたなら「交通違反の罰金刑を受けた前歴」が付きますが、他の刑法犯の前科とは異なり5年間しか参照されません。事故を伴わない交通違反では被害者が存在しないのですから当たり前です。

ちなみに、本当に悪質な交通違反常習者というのは、こういう輩のことを言います。自分は捕まらないからってやりたい放題ですね。

[ドラレコ映像]白バイ隊員は悪質違反常習者[追尾記録]

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