仮想通貨バブルは小休止と言った所ですが、高騰と下落を繰り返しながらも中長期で見ると着実に仮想通貨の時価総額は確実に上昇しています。
最近は8/1にビットコインが分裂か?という話題によって、ビットコインからイーサリアムへの投資資金の移動が起きているため、イーサリアムが高騰していますね。

ETH/BTCの2ヶ月チャートです
国内取引所としては、以下の2社が使いやすく、7月にはSBIが新たに取引所をオープンさせますので、有名所という意味では以下の3社になるでしょう。(Mr.Rippleはダメな気がする)
- コインチェック(スマホアプリが秀逸・取扱通貨が多い・指値は出来ない)
- Zaif(指値取引が出来る・セキュリティが高め・取扱通貨は少ない)
- SBIバーチャルカレンシーズ(大手の安心感・取扱通貨はBTC ETH XRP SBIコインとの噂)
いくつかの通貨を買っておいて、中長期で見るならコインチェックだけでも十分ですが、指値取引で細かくデイトレードをして資産を増やしたいと考えている方にはコインチェックだけでは不十分です。
スマホアプリが秀逸で簡単に取引が出来て、取扱通貨も多くて色々と購入できるという面ではコインチェックはやはり優秀ですし、日本円でBTCを購入したり、最終的に利確して日本円に替える際にはどうしても国内取引所が必要ですから、仮想通貨の取引がしたいのであれば、コインチェックかZaifに口座を開設する事は必須事項と言えます。(オープンしたらSBIも可)
しかし、コインチェックとZaifだけではデイトレや指値取引には不十分です。理由は以下の通り。
- コインチェックでは指値取引が出来ないので常に張り付いていないといけない
- Zaifは指値取引が可能だが、BTC・XEM・MONAくらいしか取扱通貨がない
- 両取引所で扱っている通貨はどれも時価総額が上がってきており、大きな変動が望めない
3.についてはそれでも1日で20%前後の動きがある事もありますから、株やFXと比べると十分ボラティリティが大きいのですが、今から50倍・100倍に化けそうなマイナー通貨を買いたいのであれば、海外取引所のPoloniexかBittrexがオススメです。
私は両方の取引所を利用していますが、Bittrexはやや使いにくいので、初心者でも使いやすいPoloniexの口座開設方法を記事にしておこうと思います。
Poloniexを使うメリットは以下の通りです。
- 指値取引やStop-Limit取引が可能
- 取引手数料は0.15%~0.25%(往復でも0.3%~0.5%しかかからない)
- 取扱通貨が非常に多くマイナー通貨もいっぱい
- 慣れればレバレッジ取引や、レバをやる人にBTCなどを貸して利息をもらうことも可能
- 各種ウォレットへの送金やバンドルカードへのチャージも可能
デメリットはたったの一つ「日本円での取引は出来ない」だけです。
従って、Poloniexの口座を作ったら、コインチェックやZaifからビットコインを送金し、BTC建でトレードをすることになります。
海外取引所って事は英語サイトじゃない?英語苦手だけど大丈夫?
やり方さえ覚えてしまえば難しくありませんよ!
まずは口座開設
最初に注意事項ですが、Poloniexを使いたいなら必ずPC(パソコン)を使って利用しましょう。モバイルサイトも一応ありますが、やたら重くて使い物になりません。
まずはPoloniexのサイトに行き、Create Your Accountを押します。
次にメールアドレスやパスワードを設定します。
すぐに登録アドレスに確認メールが届きますので、メール内のリンクをクリックするとアカウントが有効になります。
パスポート番号・パスポート画像・自撮り写真をアップ
メール認証をした時点でLEVEL 1の認証が完了します。
Level 1だと1日あたり2,000USD(約20万円)までの送金制限が掛かりますが、少額取引しかしないという方はそのままでも構いません。
Level 2の1日あたり25,000USD(約250万円)までの送金を可能にしたい場合は、パスポートを用意してパスポート番号・画像・パスポートを持った自撮り画像をアップロードしましょう。
まずは右上の人型のマークを押しMY PROFILEというタグを選択します。
Level 2の認証に必要な項目は以下の通りです。
- 住所
- 電話番号
- パスポート番号
- パスポート画像
- パスポートを持った自撮り画像
上記の画像では、既にPhoto IDと自撮り画像の認証も済んでしまっていますが、最初の状態ではここにクリック出来るボタンがあり、PC内から画像を選択してアップロード出来ます。
画像をアップしてからどのくらいで認証されるの?
申請件数が多い時は遅れがちですが、私の時は1週間程度で認証されましたよ!
パスポートの代わりに日本の運転免許証でも認証が降りたなんて話も聞きますが、その場合は住所も日本語入力した方が良いとか、問い合わせメールで催促した方が良いとか情報が錯綜しています。やはりパスポートが一番確実です。
コインチェックからPoloniexへの入金方法
少額取引ならLevel 2認証は要りません。
いずれにせよ、Poloniexで取引を始めるなら、まずは元手になるビットコインをPoloniexに入金しなくてはなりませんね。
サイト右上の方のBLANCESのタブからDEPOSITS & WITHDRAWALSを選択しましょう。
すると、取扱通貨一覧のようなページになりますので、ビットコインを入金したいのであれば、BTCという項目を探し、右側にあるDepositをクリックします。
ちなみに、deposit = 入金 withdrawal = 出金 だと思えばわかりやすいです。
Depositを押すとビットコイン入金用のアドレスが表示されます。
QRコードを表示させたい方は、左下のShow QR Codeを押せば宛先アドレスのQRコードも表示出来ます。コインチェックのスマホアプリから送金したい時はQRコードも便利ですね。
今回は、コインチェックにもPCからログインして、このアドレスに送金する方法をお知らせしておきます。
コインチェックのコインを送るをクリックし、ビットコインを送る状態である事が確認した上で、送金先リストの編集をクリックします。
すると、宛先リストから送金先を選べる状態になりますので、今追加したPoloniexの入金アドレスを選択肢、送金したい額を入力します。
注意したいのは、コインチェックからの場合は1送金あたり0.0005BTC(150円くらい)の手数料がかかる事です。この手数料がビットコインマイナーへの報酬にもなり、こういったマイナー報酬によってビットコインのシステムが支えられている事になります。
最後に送金するをクリックすれば、Poloniexの口座への送金が開始されます。
送金してから着金するまでにはどれくらいの時間がかかる?
どんなに早くても10分は掛かります。今は送金遅延がよく起こるので数時間~半日程度です。
手数料が150円程度は掛かってしまいますが、こういった物はやはり一度は自分で試して仮想通貨の送金という物を体験しておくことをオススメします。
実際にやってみると、ビットコインの送金はリップルやXEMなどの他の仮想通貨に比べて時間が掛かる事がわかります。これが俗に言うスケーラビリティ問題であり、8/1のビットコイン分裂騒ぎの原因ともなっています。
いきなり詳しい所まで知る必要はありませんし、私も深い所まで理解している訳ではありませんが、人間というものは、自分が体験した事については理解が深まりますし、調べてみようという気にもなります。
注意点をいくつか
今回は口座開設とBTCの入金までを開設しました。次回の記事で実際の取引について解説します。
現時点で注意したい点をいくつか書いておきます。
Poloniexも取引所の一つですから、取引所がハッキングに遭えば資産がなくなるリスクもあります。長期で保有したい通貨は別のモバイルウォレットやコールドウォレットに移動させましょう。
コインチェックからはETHなども送金出来ますが、ETHを直接Poloniexに送ることは出来ません。ETHを送りたい場合は
コインチェック→My Etherwalletなどのウォレット→Poloniex
という経路を辿れば遅れますが、送金手数料が2回掛かってしまうのでオススメしません。ちなみにXRPは直接送れますが、FactomやXEMに関してはコインチェックの方が出金に対応していないのでやはり送れません。
日本円(JPY)の資金をPoloに移動してデイトレードや指値取引がしたいのであれば、一旦はBTCを購入し、BTCを送金するのが一番確実でしょう。
こういう面でも実際に使ってみると、BTCという通貨が現在の仮想通貨における基軸通貨になっており、それこそ分裂でもして致命的なトラブルを抱えない限りは(その可能性もあるから皆が騒いでいるのですが)価値が下落しても大した下落にはならない事が身を持って理解出来るでしょう。
もちろん、投資(投機)ですから私は何の責任も持てませんし、BTCの分裂騒ぎに乗じて仕手筋が介入して価格が乱高下する可能性も高いですが、SBIバーチャルカレンシーズが参入する前の6月中が仕込みのチャンスだと思います。
いずれにせよ、仮想通貨で一攫千金という夢を買いたいのであれば、日本円を仮想通貨に替える為の国内取引所への登録が必要ですから、まだの方はコインチェックかZaifに口座を開設しておきましょう。