捜査報告書を偽造、70人書類送検[兵庫県警]

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兵庫県警ですから驚くには値しませんが、こういうニュースが報道される裏も考えてみましょう。

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70人を書類送検

警察官ら70人書類送検 交通違反の見取り図「名義借り」 兵庫県警

交通違反の取り締まりで現場の見取り図などを作る際、兵庫県警の高速隊員や警察署員が県警内部のマニュアルに反する処理を重ねていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。速度超過や信号無視で取り締まりを受けた人が否認している事案については、捜査の客観性を保つため第三者の警察官が実況見分し、見取り図を作るよう定められているが、取り締まりの際と同じ警察官が作った上で、同僚に署名・押印を頼む「名義借り」などを行っていた。

捜査関係者によると、県警は同日、関与を認めた70人を虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで書類送検。OB2人を除く68人と、書類上の証拠はないが違反を認めた10人の計78人を処分した。

処分者の内訳は高速隊56人、葺合署18人、東灘署4人(いずれも違反当時の所属)。このうち、関与の度合いが高かった葺合署員2人を懲戒処分の戒告とし、他は訓戒(46人)、注意処分(30人)とした。階級別では、警部補=20人▽巡査部長=38人▽巡査長・巡査=20人。

違反があったのは2009年夏~14年春で、計65件。大半が見取り図などへの署名を求める「名義借り」や、依頼を受けて署名する「名義貸し」だったが、同僚の名前を無断で書いたケースも一部で確認された。

2件で現場の計測ミスなどが見つかり、加点した違反点数を取り消したが、他は正しく実況見分しており、違反の認定に影響はなかったという。

14年5月、取り締まりを受けた人から不服申し立てがあり、関係書類を点検し、違反が発覚。その後、各警察署を含め全庁的に調べた。

一方、近年は否認事案が年間2500件を超え、処分された78人は県警の調べに「人員体制が限られ、ルール通りに見取り図の作成を頼める人がいなかった」などと釈明。県警は人員面の実情を踏まえ、マニュアルを見直す方針という。

異常な人間しか警察官にはなれないの兵庫県警ですから、この程度では驚きもしないのですが、否認事件の場合は取り締まったのとは別の警官が見分に立ち会うようにするというのは単なる内規ですからね。

同僚を呼び出すのは申し訳なくて、実際に(取り締まった警官が好き勝手に)実況見分をしているのだから問題ないと思ったなら、堂々と内規に反して見分した警官の署名・押印をした捜査報告書を作っておけば、内規違反にはなっても法令違反にはならなかったのです。

虚偽有印公文書作成罪

内規違反がどの程度の罰則があるのか知りませんが、虚偽有印公文書作成罪は立派な犯罪です。

刑法156条

(虚偽公文書作成等)
第156条 公務員が、その職務に関し、行使の目的で、虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は文書若しくは図画を変造したときは、印章又は署名の有無により区別して、前2条の例による。

罰則は155条で規定されていますが、1年以上10年以下の懲役です。かなりヤバめの重罪だという事がわかりますね。

戒告・訓告でOK

送検された70人は検察の判断を待つ事になりますが、内部的には証拠はないが違反を認めた78人について、戒告・訓告処分で済ませる方針のようです。

多少は出世に響くとはいえ、減給にもならない戒告・訓告処分とはどのような処分でしょうか?

戒告処分

公務員の職務上の義務違反に対する懲戒処分(他には免職・停職・減給がある)の中でも一番軽く、職員の服務義務違反の責任を確認し、その将来を戒める処分をいう。

具体的には所属長に呼び出され直接説諭される。譴責。

ただの「お説教」だそうですw

訓告処分

公務員部内において監督の地位にある者が、職員の義務違反に対してその責任を確認し、将来を戒めるために行う行為。

法律上の処分である戒告よりも軽い処分。厳重注意よりは重い処分。

所属長ではなく部長レベルからの「お説教」で、懲戒処分にはならないようです。処分歴に残るかどうかも微妙なレベルですね。

懲役10年以下と言ったらかなりの重罪なんですが、それに関与しても送検されなければ「お説教」でOKです。そんな警察が最大でも懲役3年以下(多くは10万円以下の罰金)の交通違反を偉そうに取り締まるんですね。僕らも是非「お説教」で済ませて欲しいものです。

送検後の予想

送検された70人はどうなるのでしょうか?ちゃんと起訴されて懲役刑にでもしてくれるのでしょうか?

私の予想は以下の通りです。

  1. 以後、報道はなくなる
  2. 調べようとしても情報が出て来ない
  3. やっとたどり着いたら不起訴になってる

ニホンはカル○国家ですので、推定無罪の原則に反して、「警察が逮捕した段階」「送検された段階」で実名を含む報道が大々的に行われ、公判の結果まで報道される事はまずありません。

これは「警察に逮捕された奴が犯人」「送検された奴が犯人」という考えを国民に洗脳する為だと思いますが、逆に権力側の不祥事の後始末にもよく使われます。

今回のケースで言えば「送検されたから、違法行為をした警官もちゃんと責任を取らされている」というイメージを刷り込もうとしてきているワケですが、その後不起訴になれば無罪と同値です。

失職もせず、給料も減らず、この70人のうちの現役警官68人は今後も兵庫県警(笑)の一員として市民を虐げるでしょうし、送検すらされずに「お説教」で済んだ10人の現役警官も現役続投でしょう。

で、下手をすればお説教を受けた腹いせにもっと理不尽な取締りを繰り返すでしょう。

計測ミスで反則点取り消し?

記事の中にさらっと凄い事が書かれていますよね。

2件で現場の計測ミスなどが見つかり、加点した違反点数を取り消したが、他は正しく実況見分しており、違反の認定に影響はなかったという。

65件中2件なのですから、冤罪作成率がヤバイ事になっていると思うのですが、こういう点はスルーなんですかね?

14年5月、取り締まりを受けた人から不服申し立てがあり、関係書類を点検し、違反が発覚。その後、各警察署を含め全庁的に調べた。

我々がやっているささやかな抵抗もたまには役に立つのですね。審査請求まではタダですから、積極的に行っていった方が良さそうですね。

一方、近年は否認事案が年間2500件を超え、処分された78人は県警の調べに「人員体制が限られ、ルール通りに見取り図の作成を頼める人がいなかった」などと釈明。県警は人員面の実情を踏まえ、マニュアルを見直す方針という。

さて、どういう方向に見直すんでしょうね?「やっぱり取り締まった本人が単独で見分してもOK」なんて方向に見直すなら、この事件はもっと冤罪が増える事を予告しているものに他なりません。

問題の根源

交通違反の取締りが理不尽なものばかりな理由は、交通違反で理不尽な取締りが多い理由は交付金?の記事に書いてありますが、この報道を見て私が怖いなと思ったのは、少なくとも兵庫県警の警官にとっては

県警の内規>刑法

になっているという事です。しかも懲役10年以下の重罪よりも内規の方が怖いのです。

この理由についても、異常な人間しか警察官にはなれないを読んでいただければ、彼らにとってどうして検察や裁判所よりも警察内部の方が怖いのかがわかると思います。下手をすれば自殺に追い込まれかねない場所ですからね。

私は以前から「警察とはヤク○○力団と変わらない犯罪者集団だ」と言ってきましたが、本当にそうである事が再確認出来ましたね。

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コメント

  1. アラフィフ より:

    朝日新聞DIGITAL
    http://www.asahi.com/articles/ASHBZ5CYHHBZPIHB02S.html
    には、
    『県警は、人員不足などの問題を抱える現場に負担をかける内規だったとして、
     取り締まり担当者も作成できるよう改める。』
    と、はっきり書いてあります。
    ますます不当な取締りが横行しそうですね。
    まずは安全第一ですが、警官にも一層注意して運転したいと思います!

    2件以外は記載内容には問題がなかったとされてますね。本当?!
    この2件については違反点数が抹消されてますので、
    (このタイミングで公表した狙いは別にあったとしても)
    虚偽記載を訴えている私にとっては、ちょっぴり追い風かなと思いました。

  2. 風のない海で抱きしめて より:

    しかし、こういうのってどうやってバレるんでしょうかね?外部監査とかですかね?
    千葉県警は交通事故死を病死と処理したそうです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151030/k10010288701000.html

    ちなみに戒告は出世に影響するらしいです。訓告は文書が届くレベルみたいですね。実際にお説教はないです。

    • 取締り110番 より:

      民間企業に勤めていたら、上司のハゲを笑った程度でも出世に影響しますからね。明らかな刑法犯罪を犯しても出世に影響で済むなら安いものですね。

      犬HKの記事では、犬HKの指摘を受けて内部調査したら発覚したとか言っていますね。警察の内部調査なんてもみ消すためにやっているようなものですから、それでも出てきたという事は、犬HK≒政権に弱みを握られていて、もっと大きな不正(例えば巨額の裏金とかね)に目を瞑る代わりに、今回の件のような不祥事を明るみに出させられ、千葉県警は政府にとって都合の悪い事件を捜査しなくなっていくのでしょうね。

      警察が捜査して立件しなければ事件自体がなかった事になります。千葉県は成田を抱えているだけでも色々と問題がありますし、産廃問題や盗難車の密輸絡みの施設も多い県です。で、県がヤード法みたいな条例を作って強制捜査が可能にしてからまだ何年も経っていないと思いますので、そこに利権を持つ国交省か環境省あたりの官僚グループにしてみれば、千葉県警を支配下に置いておいた方が都合がいいですよね。いくら条例があっても警察が動かなければ事件にはなりませんからw

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