交通事故統計2013を読み解く①[取締りは事故を防止しない]

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2015/10/10に、平成25年分(2013年分)の交通事故統計年報がアップされました。

2年遅れのデータじゃ意味ねぇだろ!と私も思いますが、平成26年版は書籍版で\3,000 データ版だと\8,500というボッタクリ価格なので買う気が起きません。さすがは公益財団法人交通事故総合分析センターですね。警察幹部の天下り先は伊達じゃありません(笑)

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無茶な会員規約

ITARDAからデータを引き出すには少なくとも無料のインターネット会員になる必要がありますが、サイトには身勝手な会員規約が載っています。

営利目的の引用ではありませんし、私の解説が「主」になるので、データの一部引用ならば著作権法違反にはなりません。本来なら独立行政法人などの編集物は著作権法の対象外なんですが、ITARDAの会員規約はこんな感じですね。

データ利用規約

税金から随意契約で法外な報酬をもらいながら、中身は警察庁がまとめた資料の焼き直しだけのクセして、著作権を主張するなんてもうアホかと。でもまあ、不当に訴えられても面倒なので、ちゃんと出所を示しながら「従」として使わせてもらいます(笑) 私だって著作権法ガイドくらいは読みましたよ。

ところで、規約を読みと「非営利目的なら利用可能」と読めるのですが、「第三者にデータを利用させてはならない」って、一体どうやって規制するんですかね?資料を二次配布された人がそのデータを使うかどうかはその人次第なんですから、ダメだと書いても使われたら二次配布した人の責任ですか?それってどこの中世…

今回使う資料

今回部分引用させてもらうデータは「交通事故・自動車台数等の推移」と「交通反則通告制度の運用状況」の2つです。解説が長くなるのでこのシリーズは2~3個の記事に分かれると思いますが、とりあえず元データを引用します。

交通事故・自動車台数等の推移

交通事故・自動車台数等の推移

出典:交通事故統計年報(平成25年版・P.1)

交通反則通告制度の運用状況

交通反則通告制度の運用状況

出典:交通事故統計年報(平成25年版・P.315)

ここにある数字を見ただけで私の言いたい事がわかる人は変態天才です。このままではグラフ化も出来ないので、私は必死でExcelに数字を打ち込みました(笑)

取締りは事故を防止しない

まずは「交通事故発生件数」と「違反取締総件数」を比較したグラフを作ってみました。交通反則通告制度の運用状況のデータが昭和55年(1980年)からになっていますので、データは全て1980年~2013年のものを利用しました。

「事故防止の為に取締りをしているんだ!」という警察の主張が本当なら、取締件数と交通事故発生件数にはある程度の相関関係が見られるハズです。さて、結果はどうでしょうか?

a001

このグラフを見て「警察の取締りが事故防止に役立っている!」と思う人は一人もいないでしょう。

1980年代に毎年1000万件以上も取締りをしていた頃も交通事故は増えていますし、逆に2007年頃からは取締りが増えたワケでもないのに交通事故は減っています。

この原因を私は「少子化による若者の減少、及び貧困化によって若者が自動車を買えなくなったこと」だと考えていますが、それを裏付けるデータはありません。同じように、警察は事故防止の為に取り締まっていると主張していますが、取締件数と交通事故発生件数には相関関係がある事を裏付けるデータも存在しません。

このグラフを見る限りでは、「交通事故発生件数は、警察の取締件数とは無関係に増減している」としか言えないのです。

怪我人が減っているワケでもない

こういうデータを見せると、擁護派はワクチン詐欺と同じロジックで「死者数は減っている」とか「負傷者数は減っているハズだ」とか言い出します。

死者数が減ったのはABSや衝突安全ボディの普及、及び救命医療の進化によって「事故後24時間以内に死亡する者が減った」だけです。自動ブレーキ搭載車を運転させれば、子供が運転したって早々死亡事故は起こせません。

以前なら死亡していた可能性が高い被害者が負傷で済んでいるだけの可能性があります。では、「10万人あたりの負傷者数」を表示させたグラフを見てみましょう。

a002

当たり前と言えば当たり前ですが、取締件数と国民の交通事故による負傷率にも関連性は見当たりません。車の安全性能向上や若者が運転しなくなった事で交通事故発生件数が減少に転じているだけで、「取締りの効果」は皆無です。

まとめ

  1. 交通統計年報には警察の取締りに事故防止効果がない証拠が載っている
  2. 取締件数と事故発生件数には相関関係がない
  3. 取締件数と国民の負傷率にも相関関係がない

しばらくこのシリーズが続くと思います(笑)

次記事は交通事故統計2013を読み解く②[警察は反則金が欲しいだけ]

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