ハイブリッドカーとワンボックスが流行る国の自動車は終わる③

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過去2回に渡って、欧州ではMT車の比率が8割以上ある話、米国は自動運転が進むであろう話、日本で流行っているハイブリッド車とミニバンが運転をつまらなくしている話などをしてきました。

ハイブリッドカーとワンボックスが流行る国の自動車は終わる①
※今回の記事はかなり好き勝手に書いていますので、人によっては気分を害する事もあると思います。特にハイブリッドカーやワンボックスを自らの意思で購入された方は、こ...
ハイブリッドカーとワンボックスが流行る国の自動車は終わる②
前回の記事では、欧州ではMT車が今でも主流である話と、アメリカでAT車が流行り自動運転に進んでいるというあたりの話をしました。今回は「何故日本ではハイブリッドと...

今回はこのシリーズの最終回として、ミニバンのお話をします。現在ミニバンに乗っている方はきっと不快な思いを抱かれると思いますので、読まない事をお勧めします。

ミニバンを購入する3つの理由

ミニバンを購入する人の潜在的な意識について考えると、ミニバン購入の理由は以下の3つのいずれか、またはその複合だと思われます。

  1. 自動車を運転している時も自宅の部屋のようなプライベート感が欲しい
  2. 家族のニーズに合わせる為なら運転者はただ働きの奴隷でも構わない
  3. とにかくデカイ荷物が運べる運送車として欲しい

異論もあるでしょうが、実際のミニバンの使われ方を見ると私にはこの3つ以外の理由は思い付きません。共通しているのは運転を楽しむという目的は1ミクロンも含まれていないという点です。

プライベート感優先の運転手は運転モラルが低くなる

このタイプの運転手は、AV機器やスピーカーなどにも資金を投下し、自宅の部屋をそのまま外に持ち出したかのような感覚で運転しがちです。

運転席が高く、周囲を見下ろす感覚にも手伝い、運転モラルはどうしても低下しがちです。本人が急いでいない時は、大音量で音楽を掛けながら周囲のペースを無視して我が物顔で走りますし、逆に急いで目的地に着きたい時は、ミニバンの非常に低い運動性能も無視して飛ばしまくります。

重要なポイントは、運転者本人のモラルが低いのではないという点です。高い着座位置と快適な着座姿勢に加えて、映像や大音量の音楽の高揚効果などから、道路は公共の場所であって周囲の交通状況に合わせる必要があるという感覚が欠如しやすくなるのです。

じゃあ、音楽を掛けずに運転すれば大丈夫かと言えばそれも違います。乗用車に比べれば遥かに高い重心位置はロールを増やして車の運動性能を著しく低下させますし、車内空間を確保する為の大きな車体は車重を増やし、重い車重が運動性能を更に低下させます。真面目に運転した所で運転の楽しさは軽自動車のコペンにも勝てません。

運転がつまらないのでやはり運転モラルが低下します。下手をするとダッシュボードに片足を上げたまま乗っているような輩まで出だす始末です。

運転手は家族の奴隷なのか?

「そんな奴らと一緒にしないで欲しい!家族でキャンプや旅行に行く為に買ったんだ!」というお父さんドライバーも多いでしょうが、そんな方は運転した後に楽しい疲れを感じた事があるのでしょうか?

この手のミニバン購入者は、土日や連休に運転する事が多く、どこに行っても大渋滞。行楽地やショッピングモールは駐車場まで大渋滞。家族を先に降ろしてお父さんドライバーは車を停めてから合流…そんな事はありませんか?

渋滞中に車内で快適なのは同乗者であって運転手ではありません。客を先に降ろして駐車場待ちをするのは、タクシーやバスなどの職業ドライバーの仕事ですし、彼らはそれによって所得を得ているのに対して、一人で駐車場待ちをしているお父さんドライバーはタダ働きをしているのと同じです。

平日はブラック企業でサービス残業に勤しみ、休日はブラック家族への家族サービスで疲れ果て、彼らの人生は一体いつが本番なのでしょうか?

欧州でも家族で移動する時は父親が運転する事が多いですが、運転者は同乗者全員の安全に責任を持っている一番偉い人です。安全の為にちゃんとチャイルドシートに座れ、シートベルトを締めろ、荷物が乗り切らない?ルーフキャリアに積めばいいんだ。そんな感じです。だから欧州ではミニバンは3の積載性の理由以外ではファミリーにはまず売れないのでそもそもそんなに作っていません。逆にルーフキャリアの搭載率は結構高く、普段は小型車で十分だし、旅行の時は屋根の上に積めば良いという発想でしょうね。

「俺は家族の奴隷じゃない!俺が一番偉いんだ!」と思うのであれば、次回の車購入時はミニバンなんか買わずに「運転したいと思える車」「運転が楽しいと思える車」を買いましょう。荷物なんか積めなくたって何とかなります。何なら旅行先に送ってしまえばいいでしょう(笑)

いつも荷物がいっぱい?そりゃ貨物車でしょ!

車に乗る目的も様々ですから、しょっちゅうサーフィンやスキーに行くから長尺物を車内に積みたい。IKEAで家具を買ったら積んで帰りたい。そんな方もいるでしょう。

でも、それって貨物車が欲しいだけで、自動車じゃないのでは?

Google画像検索で「貨物車」で検索してみましょう。

Google検索-貨物車-

いわゆる営業用の貨物車に混じって、ミニバンの画像も散見される事に気付くと思います。保険料率がどうなってるかはわかりませんが、ミニバンは「自家用小型貨物車」に分類されるのが筋でしょう。

自家用普通乗用車 自家用小型乗用車 自家用軽四輪乗用車 自家用小型貨物車 自家用軽四輪貨物車  自家用普通貨物車(・最大積載量0.5トン以下・最大積載量0.5トン超2トン以下)特殊用途自動車(キャンピング車)

貨物車の運転が楽しい訳もありません。運転が楽しくなければやはり運転モラルは低下します。

周囲の交通の流れを無視した低速運転で車間距離を空けまくっているミニバンに追い付いてみると、車内では子どもが立ち歩いている様子が見えた経験はありませんか?交通安全とやらの為にゆっくり走っているなら、子どもはちゃんとチャイルドシートに座らせてシートベルトを着用させる方が遥かに大切です。時速60kmで事故に遭ってもちゃんとシートベルトをさせていれば早々死にませんが、シートベルトなしで立ち歩いているような状況で事故ったら40km/hでも簡単に死ねます。

そのうち車を買わなくなる

ハイブリッド車やミニバンの最大のデメリットは、運転者が主体になれず運転もつまらないという事です。

運転がつまらないと感じた若者は自家用車を買わなくなってきています。必要な時だけカーシェアリングで借りればいい。誰かが運転してくれるならその方が楽でいい。そこに運転が楽しいという発想が湧かないのもある意味当たり前の話です。運転が楽しい車に乗った事がないのですから。

ミニバンは貨物車なので論外としても、ハイブリッド車なら頑張れば運転が楽しい車も作れます。しかし、ハイブリッドで運転が楽しい車を作るとアホみたいな額になります。

エンジンは1500ccなんですが、2200万円します(笑)

エンジンは1500ccなんですが、2200万円します(笑)

これじゃ金持ちしか買えませんし、2200万円出せるなら他にもっと楽しい車がいくらでもあります。

BMWにしても、ハイブリッドが今後流行ると思って作った車ではないでしょう。ブランドイメージの一環として利益度外視で開発してみただけで、主力は1・3・5シリーズあたりでしょう。

運転を楽しむという観点で見た場合、欧州車の先見性は素晴らしく、発想も極めて合理的です。今のトレンドはAT多段化による小排気量+ターボというダウンサイジングと、クリーンディーゼルの2本立てだった訳ですが、VWに端を発したディーゼルの不正計測事件がありましたから、しばらくはAT多段化と最高出力ではなく低速トルクを稼ぐ為のターボというトレンドが続くのではないかと思います。

その時に、日本車が変わらずに今のままハイブリッドとミニバンばかりを作り続けるようだと、そのうち車がまるで売れなくなってくるのではないかと思います。

さて、ミニバン乗りの人は二度とこのサイトに来なくなってしまったかもしれませんが、私が免許取り立ての若者にいつも言ってる事があるので、それを書いて終わりにします。

最初はとにかくMT車に乗れ!カネがないなら中古でいいからロドスタかスイスポに乗れ!カネがあるならS2000か外車のMT車を探せ!運転は楽しいものだよ!

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コメント

  1. ラーメン定食 より:

    ためになる話です。
    ミニバンや貨物の運転マナーの悪さは単なるオーナー層の違いだけではなく、もっと複合的な要素もあったのですね。
    私も代車等でしょうもない車を充てがわれたこともありますが、そんな車でもできるだけ退屈しないよう走るにはどうすればよいか考え、結局は乱暴に攻めるのが一番退屈が紛れる走り方でした。
    本当に楽しい車は制限速度内でも楽しめますからね。
    個人的にミニバンは今までもこれからも一生所有したくない車です。
    独り身でミニバンを求める輩には思わず説教したくなりますw

    • 取締り110番 より:

      記事中にも書きましたが、運転マナーの悪い車がいたとしても、必ずしも運転者本人のモラルが低いとは限りません。車を降りれば良識があって人格的にも素晴らしい方もいくらでもいます。しかし、車両の特性が乗り手の運転に対する姿勢や周囲への配慮に対して影響を与える部分が大きいと思うのです。

      例えば営業用の貨物車の場合、フル積載なのか空荷なのかによって加速力・制動力が大きく異なります。フル積載の貨物車がゆっくり加速し、車間距離を空けて走行するのはやむを得ない部分が大きいのです。また、荷物が酒瓶などを含む食品関係の場合、急ブレーキ一つで瓶が割れてしまい、その賠償責任が個人事業主である運転者に掛かるパターンも多いです。急ブレーキを避ける為に車間距離を空けているトラックの前にバイクが飛び込み、急ブレーキを1回踏んだだけで損失額が数千円~数万円になることもザラにあります。

      私が記事中で営業車に対してはコメントを控えているのはそのあたりにも理由があります。何を積んでいるかまでは外側からはわかりませんので、仮に円滑な交通を阻害している面があるにせよ、営業中の営業車と子どもが車内で立ち歩くのを放置したままマイペースで走るミニバンは分けて考えた方が良いかと。

      本当に楽しい車は、道交法の範囲内で運転したとしてもハイブリッド車やミニバンよりは遥かに楽しいですが、制限速度が低すぎる路線が多いので、価格に見合う楽しさを味わえるかと言われたら無理でしょうね。交通規制はドイツが一番まともであり、だからこそドイツ車は優秀なのだと思います。アウトバーンばかりが注目されるドイツですが、市街地以外の一般道の制限速度は100km/h、首都高みたいな自動車専用道路が120km/h、アウトバーンは無制限区間は減少傾向ですが、制限区間でも130km/hでの規制ですのでニホンのようなストレスはないでしょう。

      ミニバンは私も欲しくはありませんが、多人数を乗せる為に社用車や友人の車を借りて運転する事はあります。やはり自家用小型貨物車、あるいは小型の乗合自動車としての利用が目的なのであれば、購入する層がいるのはやむを得ないかとも思います。カートやサーキット用バイクのトランポとして使っている人には説教出来ませんからね(笑)

  2. あなたや より:

    いつかコメントさせて頂きました。お久しです。

     ここの記事読んで、今家にある(両親所有の)車は2台ともAT車なので、自分で買うならMTもいいなと思いました。教習所にいたころは、MT車は大変でしたが、最近はATだと物足りないと感じます(現在21で、今年初めての免許更新です)。そういえば教本に、「MT車は運転する楽しさを味わえる」と、しっかり書かれていたような…?
     
     ところで、運転の楽しさが分かったら色々なところへ行くでしょうが、管理人さんがこれまでに(バイク時代含め)行った場所で、また行きたいとか、ここは良かったとかの思い出話もぜひ聞きたいです。ここの記事は、「思い出」ならぬ「重いで」話が多いですしね。

    • 取締り110番 より:

      私の場合は二輪の走り屋でしたので、運転の楽しみ方も異常なレベルで参考にならないと思いますが(笑)

      気が向けば記事にしても良いですが、本音で書くと一番楽しい場所は「午前2時頃の首都高速環状線内回り銀座ランプ付近のS字コーナー」とかになってしまって、本当に参考にならないと思いますw
      ここはオービスがあるので、オービスでは検挙出来ないバイク乗りと、ナンバーを外したり、飛ばしのナンバーを付けている四輪の走り屋しか楽しめない場所ですからね…

  3. tw より:

    お久しぶりです!

    なるほどなあ…運転を楽しむっていう考え方もあるんですね。
    そんな事に今教えてもらって気づくなんて、つくづく日本は恐ろしい国だ(笑)

    いつもためになる記事ありがとうございます!

    • 取締り110番 より:

      まともな車に乗ればATでも運転は楽しいですよ♪
      まともな車じゃなくてもMTなら運転はまあまあ楽しいです♪
      まともなMT車だとエンジンを掛ける度に心が高鳴ります♪

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