平成30年春の全国交通安全運動[という名の集金期間]

今年も恒例の「春の全国交通安全運動」という名の集金期間が始まりました。

警察が欲しいのは反則金という名のカネだけ。政府や内閣が欲しいのは「権力に逆らわない従順な国民(奴隷)」です。

少しでも思考力がある人なら、ポスターや推進要綱を見ただけでわかる話なんですけどね…

上手い詐欺師は、100%の嘘なんかつきません。詐欺師や工作員が用いる事実と嘘デマ扇動の比率は以下の通りです。

  • 幹部クラス:95%の事実 4%の事実と嘘デマ扇動 1%の嘘デマ扇動
  • 御用学者クラス:85%の事実 10%の事実と嘘デマ扇動 5%の嘘デマ扇動
  • ネット戦闘員:75%の事実 20%の事実と嘘デマ扇動 5%の嘘デマ扇動
  • ネット工作員:50%の事実 25%の事実と嘘デマ扇動 25%の嘘デマ扇動

いわゆる「ネトウヨ」とか「ネトサポ」と呼ばれるクラスタは、一番下の工作員レベルです。

さて、このポスターの作製者はどのレベルでしょうか?

ポスターに書いてある4項目は、平成30年春の全国交通安全運動推進要綱に書いてある事と同じです。

1 全国重点
(1) 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
(2) 自転車の安全利用の推進
(3) 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
(4) 飲酒運転の根絶

【趣旨】 全国重点を4点とする趣旨は以下のとおりである。
(1) 次代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず,依然として道路において子供が危険にさらされていること,特に,新年度になり,入学や進級を迎える4月以降に小学生の歩行中・自転車乗用中の交通事故が増加する傾向にあること,また,高齢者の交通事故死者数が,交通事故死者数全体の半数以上を占め,その減少が強く求められていること,高齢運転者による重大交通事故が発生していること
(2) 自転車は,身近な交通手段であるが,自転車側に法令違反がある重大な交通事故が後を絶たないことから,自転車利用者に対する交通ルール・マナーの周知徹底が必要であること
(3) 自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの使用率がいまだ低調であること
(4) 重大事故の原因となる飲酒運転による悲惨な交通事故が依然として後を絶たないこと

全てが嘘デマならカルト信者以外は見抜きますが、重点目標のうちの(1)と(3)はまっとうな事実が書いてあります。子供や高齢者には気を付けて運転すべきですし、シートベルトやチャイルドシートはちゃんと装着すべきです。私が嫌いなミニバンの後を走っていると、よく車内で子供が立ち上がったり動いたりしているのが見えますが、そういうレベルの安全意識で運転している人が多いから嫌いなのです…

さて、ここまでで「50%の事実」は書かれています。(2)はどうでしょう?

ポスターを見ると、真っ先に「自転車は車道が原則、歩道は例外」と書いてあり、自転車は車道を走るものだという典型的なルールの方が間違っていることが書かれていますね。これについては過去に記事にしてあります。

[幹線道路]自転車に車道を走らせるな[自殺行為]

死亡事故件数だけをまとめてみますと、

  • 歩行者対自転車による死亡事故:2件
  • 自転車対自動車(原付以上)の死亡事故:327件(338件)

どちらの事故を先に減らすべきでしょうか?私なら160倍も発生件数が多い方に先に手を打ちます。

年間数件しかない暴走自転車による歩行者の死亡事故を大々的に報道させ、その160倍以上も死んでいる「車道で車にハネられて死んでいる自転車乗り」については無視しています。

さらに自転車を危険極まりない車道に追い出そうとしているのですから、警察は自転車絡みの事故の増加を望んでいるという事です。

何しろ、交通安全対策特別交付金という名の警察利権の為の予算は、事故が多い県ほど多くの交付金がもらえるシステムになっていますので、警察には交通事故が増えて欲しいと願う動機が存在するのです。

「自転車は車道を走れ」は「自転車は車道を走って積極的に事故に遭え」と言っているのと変わりありません。そして、この警察の嘘デマ扇動を信じた者から殺されていく社会なのです。

この小学生を殺したのは警察です

その他の「車道の左側を走れ」とか「ヘルメットをかぶれ」は正しいので、この項目は「25%の事実と嘘デマ扇動」ですね。

さて、(4)の飲酒運転の撲滅はどうでしょう?

一見すると正しい事のように見えてしまいますが、既に飲酒運転をする人は相当減っている上に、日本の飲酒運転の基準は厳し過ぎます。

[世論操作]飲酒運転の一斉取り締まり?[ちゃんとやってる?]

日本も一昔前までは呼気中アルコール濃度0.25mg/Lが基準でしたから、欧州並の基準値でした。そのくらいが妥当でしょう。

しかし、今はビール一杯でも違法になるレベルの厳しさになっています。

私は酒を飲みませんし、酩酊状態での運転には当然反対で、そんな輩は一生涯免許剥奪でも構わないとすら思いますが、酒に強いタイプの人がビール一杯飲んだくらいで運転技術はそんなに落ちません。それより先に道路から排除すべき著しく運転技術の低いドライバーが路上にはいくらでもいます。

免許更新時等に繰り返し、飲酒運転による不幸な事故のビデオばかり見せられているので、国民の多くは「飲酒運転をすると不幸な死亡事故が起こる」と思い込まされていますが、実際の死亡事故原因を見るとそれがただの洗脳であった事に気付かされます。

事故原因はスピード違反みたいな交通違反ではなかった[知ってた]

普通は構成率順に並べて見せるものだろと思いつつ、安全運転義務違反を一括りとして、死亡事故原因の構成率順に並び変えてみましょう。

安全運転義務違反:61.5%
その他の違反  :9.7%
歩行者妨害等  :6.4%
最高速度    :5.6%
通行区分    :5.0%
信号無視    :3.3%
優先通行妨害  :2.8%
一時不停止   :2.4%
違反不明    :2.3%
酒酔い運転   :0.6%
過労運転    :0.4%

「酒酔い運転」というのが飲酒運転のカテゴリーに含まれますが、真っ直ぐ歩けないような酩酊状態で酒気帯び運転よりも遥かに酔っていて正常な判断が出来ないとされる状態です。さすがにそこまで飲んだら運転してはいけません。

でも、そんな酒酔い運転での死亡事故は、死亡事故全体の0.6%しかないのです。酒気帯び運転に至っては表に出てこないのですから、0.3%未満で「その他の違反」に含まれてしまうほど割合は小さいということです。

そこまで死亡事故リスクの低い酒気帯び運転を「とんでもないことだ!」と責めるような人は、あらゆる違反に激怒していなければ行動が矛盾してしまいます。

「一時停止線を徐行で通過するとは何事だ!酒気帯びの8倍以上も死んでるんだぞ!」

とか

「脇見運転が死亡事故原因のトップだ!運転中に一瞬でも横を見る奴は許さん!」

というような輩以外は、酒気帯び運転だけをそんなに責めてはいけないのです。

酒酔い運転は撲滅した方がいいでしょうが、欧米なら違反ではない基準値まで取り締まるのはどうかと思いますね。少なくとも「グローバル社会」だの「国際標準」だのという単語を使う者は、日本の酒気帯び運転の基準についても異議を唱えなければなりません。

という訳で、(4)は「25%の事実と嘘デマ扇動」もしくは「25%の嘘デマ扇動」ですね。

そりゃ飲めば判断力の低下は起きますが、酒に弱い私ですら、ビール一杯くらいだったら、そこらへんの耄碌したジジババよりは上手に運転できますよ?

という訳で、交通安全週間の推進要綱やポスターを作っているのは、ネトウヨのような低レベル工作員という事がわかりました。

国民を騙したいならもう少しはマシな嘘をつけ、と私はいつも思うのですが…

そんな事より、空恐ろしくなったのは、先程の推進要綱に書かれている「目的」です。

第1 目的

本運動は,広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り,交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに,国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより,交通事故防止の徹底を図ることを目的とする。

交通安全「思想」って何ですか?

北朝鮮の主体思想(チェチュ思想)みたいなものでしょうか?

「思想」とは、Wikiによれば「人間が自分自身および自分の周囲について、あるいは自分が感じ思考できるものごとについて抱く、あるまとまった考えのこと」だそうですから、人それぞれ違って当たり前のものです。

それなのに、政府や警察が考える「交通安全思想」を「普及・浸透」させると言っているのですから、洗脳が目的だと言っているのと変わりありません。

そして、警察が考える「交通安全思想」とは、交付金が減らないように適度に事故に遭いつつ、その交付金の財源の為に警察が取締りを行う際には、逆らわずに大人しく反則金を支払うような従順なドライバーを量産する事なのです。

「交通ルールの遵守」にしても、そもそも遵守してたら運転なんか出来ないという点や、警察が勝手に決めた交通ルールが正しい保証がないという点を無視しています。

このサイトでは何度も書いていますが、「違反しなければいい」などと言う輩がいたら、知的障害があるか、実際に運転した事がないかのどちらかだと思いましょう。

交通違反に対する警察の理不尽な取締りの実態について語る時、必ず出てくる警察擁護派の主張は「そもそも交通違反をしなければよい」という嘘デマです。道交法遵守は不可能に近い守れない!自転車の交通違反の記事でも示しましたが、道路交通法の完全遵守は不可能に近いです。警察が取り締まらないので実効性のない条文ですが、道交法第27条はご存知でしょうか?追い付かれた車両の義務道路交通法第27条(追い付かれた車両の義務)第二十七条  車両(道路運送法第九条第一項 に規定する一般乗合旅客自動車運送事業者による同法第五条...

次の「正しい交通マナー」もおかしいですよね。

ルール=法律なら、一応明文化されていますから共通見解も持てますが、マナーというのは「常識」と同じで人それぞれ異なるものです。そもそも法令化されていないのですから、正しいも間違っているもありません。

明文化されていない「マナー」にまで、善悪の概念を持ち込み、警察が提唱するものを「正しいマナー」として定着させよと言っているのですから、この国は本当におかしな警察国家です。

だから私は何度でも言います。

事故ってもいないドライバーを捕まえている暇があったら、原発を爆発させる原因を作った(元)首相連中をさっさと逮捕しろ。小泉純一郎が安全装置を外しアベシンゾーが「全電源喪失はあり得ない」と言って何の安全対策もしなかったのだから、さっさと奴らを逮捕しろ!

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